産業医クラウド

産業医クラウドTOP > 産業医ナビ >産業医からの勧告で従業員が救われる|産業医の重要性とは

産業医からの勧告で従業員が救われる|産業医の重要性とは

2019.12.12未分類

産業医は従業員の健康や命を守る大切な役割があります。そのためにも産業医は、企業側に必要な勧告をすることが求められています。

しかし、その勧告をまともにしない産業医も中にはいるといわれています。けれどもそういった適当な勤務をすることは、名ばかりの産業医で中身が伴っていない状態です。産業医の勧告が従業員を救うことがあるにも関わらず、必要な勧告をしなければ意味がありません。

それに、伴いこのたび、産業医の勧告権が強化されました。
今回は産業医の勧告の重要性に視点を置きながら、より必要とされる産業医について触れていこうと思います。

コミュニケーションや事務能力に疑問…
質の高い産業医に依頼したいとお考えではないでしょうか?

産業医紹介サービスを検討している企業様必見!
産業医クラウドなら独自の研修を受け、スキルチェックも通過した、厳選された産業医をご紹介します。
→「産業医クラウド」のサービス資料を見る

優秀な産業医を探すなら産業医クラウド

過労やストレスによる休職者が急増中

近年、過労やストレスによる問題がどんどん浮き彫りになってきています。過労やストレスが健康や時として命に影響を及ぼしてしまうことは、あってはならないことです。
そうならないためにも、休職という措置を取ることも従業員の健康を守るため大切な判断といえるでしょう。では過労やストレスをより受けやすい従業員は、どのような環境に置かれている人になるのでしょうか。

【長時間労働者】

まず長時間労働は、本人も周りも気が付かないほどのストレスを与えます。長時間労働により睡眠時間は減り、プライベートを楽しむ時間も減ってしまうでしょう。

食事もバラバラの時間になり、また自炊をする余裕がなく、外食やコンビニで済ませることがどうしても増えてしまいます。

長時間労働の怖い所は、そのストレスがある日突然爆発してしまうことです。
ストレスが容赦なく備蓄され続けた結果、ある日突然出社できなくなる、大きな病気になるなどの影響が出ることも考えられます。

【肉体従業員】

そして肉体労働も想像以上に体を酷使します。疲労による体の具合が悪くなると、精神状態も不安になってしまうことが考えられます。

【危険作業従事者】

高所作業や有害業務など危険作業に従事している従業員も、過労やストレスを受けやすい状態といえるでしょう。常に危険と隣り合わせな状態とあればストレスも半端ないので、体はもちろん心のケアも重要となってきます。

【中間管理職の人間】

中間管理職という立場にいると、上からも下からもストレスを与えられる環境に置かれています。そのため、ストレスを抱え込みすぎないように、時としてメンタルヘルスケアをすることが必要になってきます。

【家庭不穏者】

家庭内で問題があるなどそのような環境下に置かれていると、帰宅しても気持ちが休まりません。

職場では仕事によるストレスがあり家庭内では息抜きできないとなると、気持ちが休まりません。それと同時に離婚をした人間も、ストレスを抱えている状況といえるでしょう。

特に責任感が強い人こそ、メンタルの影響を受けやすいといえます。最悪の事態になる前に、休職をさせることも重要となってきます。そんな従業員たちの心のSOSを見落とさないことが、産業医の大切な役割になってきます。

産業医から従業員への勧告が大切

産業医は従業員の健康や命を守るという大切な役割を担っています。そのため、産業医から従業員に勧告をすることが大切になってきます。

産業医による勧告権とは

産業医による勧告権とは、どのようなものでしょうか。ここで少し見てみましょう。

【産業医の勧告権】

労働安全衛生法13条3項および4項にて、以下のように定められています。

・産業医は従業員の健康確保をする必要があると認めたら、事業者側に対して従業員の健康管理などについて必要な勧告をすることができます。

・また事業所はこの勧告を受けた際は、その勧告を尊重する必要があります。
産業医の勧告権は、従業員の健康を守るためにもとても大切な権利といえるでしょう。

【産業医の指導・助言権】

産業医には勧告権がありますが、同時に、指導・助言権もあります。それは労働安全衛生規則14条3項および4項にて定められています。

  • 産業医は総括安全衛生管理者に対して勧告、もしくは衛生管理者に対して指導や助言をすることができます。
  • そして事業者は、産業医が勧告や指導、もしくは助言をしたことを理由にして、産業医が解任や不利益な扱いを受けないようにする必要があります。

産業医が従業員を大切にする必要があることと同時に、企業側も産業医を守ることが大切です。

従業員への勧告内容

このように産業医には勧告権があります。職場改善や従業員の健康のために必要があれば、事業側に対して専門的立場から勧告をします。そしてその勧告された内容については、衛生委員会で報告する必要があります。

そして産業医が勧告をするときには内容について、あらかじめ事業者の意見を聞くことが必要になってきます。更に事業者は勧告内容と実際の処置について記録をして、3年間保存する必要があります。加えて事業者側は、衛生委員会に勧告内容と措置内容を報告することになっています。
このように、産業医の勧告内容については事業所側もしっかり把握をし、記録を残しておくことが大切になってきます。

産業医の勧告内容は、今後重大な問題が発生しないためにも従業員の安全や健康を守るためにも大切になってきます。同じことを繰り返さないためにも、従業員の安全や健康を守るためにも、産業医による勧告は尊重する必要があります。

コミュニケーションや事務能力に疑問…
質の高い産業医に依頼したいとお考えではないでしょうか?

産業医紹介サービスを検討している企業様必見!
産業医クラウドなら独自の研修を受け、スキルチェックも通過した、厳選された産業医をご紹介します。
→「産業医クラウド」のサービス資料を見る

産業医の勧告権が強化される!

このたび、産業医の勧告権が強化されることになりました。それはどうしてでしょうか。

【問題点】

産業医は事業所側や従業員に問題があれば、勧告をする権利があります。けれども都合の悪い勧告をされた事業所が、産業医を解任するケースもあるようです。

そのため事業所側に強く出ることができず、なあなあで済ませてしまう産業医もいました。特に長時間労働を巧みに隠すなど、このようなことはあってはなりません。

勧告するべき問題を見つけたら、産業医はすぐに勧告する必要があります。特に長時間労働を巧みに隠すなど、このようなことはあってはなりません。

産業医も問題点に気が付きながら、企業に気を遣って勧告しないのでは、意味がないといえるでしょう。

【影響】

もし産業医が必要な勧告をしなければ、従業員側に大きな影響が出てしまうかもしれません。都合の悪いことを隠した結果、過重労働を強いられていた従業員の健康や命に影響が出てしまうケースもあるかもしれません。

産業医は従業員の安全や健康、命を守るために大切な存在です。
1人1人の従業員たちを守るためにも、必要な勧告は漏れなくしていく必要があるといえるでしょう。

【勧告権の強化】

過労死や過労自殺は決してあってはならないことです。
そのため、労働政策審議会の安全衛生分科会にて、従業員の健康確保のための産業医と産業保健機能の強化が提案されました。とくに産業医の勧告権の強化が今、注目されています。

産業医の勧告は従業員の健康確保を第一とし、そのため過度に事業所側に配慮することをしないようにとされました。産業医は従業員の健康を守ることが大切な任務です。産業医が都合の悪いことを見て見ぬふりして、従業員の労働状況や健康状態に気付きながらも「ことなかれ主義」を貫いてしまうのはあってはならないことです。

日々頑張って働く社員たちの健康や命を守るためにも、産業医による勧告権を強化することが大切です。産業医は従業員たちを守るために、必要な勧告を1つ1つすることが大切です。

産業医は企業にとってとても重要!

産業医は従業員の健康や命を守るために、必要な勧告をすることが大切です。

そして産業医はその専門的な立場から、適切な指導やアドバイスをすることが大切です。何より重大な問題を見て見ぬふりせず、しっかり指摘できる産業医がいてこそ、従業員たちも安全して働く環境が整うでしょう。

ではどのような産業医が、より企業に求められるといえるのでしょうか。

【勧告がしっかりできる】

産業医には勧告権があります。そして必要な勧告をしっかりできる産業医こそが、従業員を守ることができる産業医といえるでしょう。

何より企業側に解雇されることを恐れて、必要な勧告をしないことはあってはなりません。従業員たちの安全や健康、命を守るためにも、勧告がしっかりできる産業医を選ぶことが重要です。

【視野が広い】

そして産業医は勧告をするに当たり、広い視野で社内や従業員たちを見る必要があります。1つの考えや価値観に捉えられていると、時として気が付くべき問題にも気が付かないパターンがあります。
そのため産業医に求められるものは、広い視野で物事を見ることや向上心を持ち業務に取り組むことといえるでしょう。視野が広ければそれだけ職場の問題点に気が付くかもしれません。同時に事業所や従業員たちに適切な改善策が指示できるかもしれません。

【メンタルヘルスケアができる】

現代社会はストレス社会といわれています。長時間労働者やうつ病など持っている従業員など、様々な従業員が存在します。産業医はそういった従業員の気持ちに寄り添いながら、しっかり対応することが大切です。
そして従業員1人1人は当然ですが、全員状況が異なります。そのため1人1人それぞれにとってベストな対応をしていくことが大切といえるでしょう。メンタルヘルス問題はとてもデリケートな問題なので、気持ちに寄り添うことが大切です。
また偏ったアドバイスや指導ではなく、従業員たちの状況や性格、考え方や趣味嗜好に応じた指導が大切になってきます。その辺りにおいて臨機応変に対応ができる産業医こそ、より優れた産業医といえるでしょう。
産業医を選任するに当たり大切なことは、本当の意味で責任感がある産業医を選任することです。名ばかりの産業医を選任するのではなく、中身が伴った産業医を設置することが重要となってきます。
では中身が伴った産業医を選ぶには、どうすれば良いのでしょうか。

優秀な産業医が多数在籍!【産業医クラウド】

必要な勧告ができる中身が伴った産業医を探すに当たり、「優秀な産業医」という言葉がぱっと思いつく方も多いでしょう。

けれども優秀な産業医に巡り合うためには、どうすれば良いのでしょうか。

産業医を探す方法は色々あります。けれども産業医を見つけてきて選任したとしても、その産業医が本当に優秀かどうはか、なかなか気が付きません。

ここでお薦めしたいのが、産業医紹介サービス会社です。
産業医紹介サービスであれば、産業医をスムーズに選任してくれます。そして産業医クラウドには、優秀な産業医が数多く在籍しています。

【通過率20%の面接突破】

Avenirに在籍している産業医たちは、厳しい面接に通過したプロフェッショナル集団です。
それはどうしてでしょうか。

実は産業医クラウドでは、代表が直接産業医たちと面接しています。年間数百人の産業医と面談しながら、その中から本当に優れた産業医のみを選んでいます。

その合格率20%以下の面接を突破した優秀な産業医たちの中から、スタッフがお話を伺いながら、よりふさわしい産業医を紹介します。より優秀で事業所にマッチングした産業医を、より効率的に探すことができる状況といえるでしょう。

また仮に産業医を交替したいと思えば、無償で対応しています。

【メンタル問題に強い】

またAvenirの選び抜かれた産業医たちは、当然メンタルヘルス問題にも強い傾向があります。

今の時代、メンタルヘルス問題は問題になっています。
そのためAvenirの産業医たちは現代特有の問題に対応するべく、メンタル問題について日々学び続けています。

【全国に対応】

もしかしたら中には、地方に事業所があるため、優秀な産業医との出会いを諦めてしまっている事業所もあるかもしれません。

しかしまだ諦めないでください。
産業医クラウドは全国に対応しています。

もしかしたら素晴らしい産業医との出会いがあるかもしれないので、優秀な産業医をお探しなら一度ご相談ください。
また産業医の選び方読本を無料でプレゼントしているので、希望があればお気軽にお問い合わせください。

まとめ

産業医が企業に勧告をすることはとても重要です。

そして必要な勧告ができ、同時に産業医としての業務をしっかりこなすことができる産業医こそが、本当の意味で優秀な産業医といえるでしょう。

大切な従業員たちの健康管理をするためにも、会社の問題点をしっかり改善するためにも、優秀な産業医を設置することが重要になってきます。

優秀な産業医をお探しの企業や、産業医を設置する必要が発生した企業は、Avenirで産業医を探してみてはいかがでしょうか。よりマッチングした産業医と縁があることで、事業所の問題を少しずつ改善できるかもしれません。

優秀な産業医を探すなら産業医クラウド

コミュニケーションや事務能力に疑問…
質の高い産業医に依頼したいとお考えではないでしょうか?

産業医紹介サービスを検討している企業様必見!
産業医クラウドなら独自の研修を受け、スキルチェックも通過した、厳選された産業医をご紹介します。
→「産業医クラウド」のサービス資料を見る

相談イメージ

悩む前に一度相談してみませんか?

「今の産業医に不満があるけど、これってどこも同じ?」
「ほかの会社の産業医って何やってるの?」
「こんな悩み有るけど、これって産業医を頼っていいの?」
など、小さなお悩みから他社の事例など、お気軽に相談ください。

産業医の新規契約をまだ検討していない方も、お気軽に悩みを 聞かせてください。産業医の紹介以外でも、お役に立てるかもしれません。

無料相談はこちら
 
 

監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー