医師とは違う、産業医における医療行為とは?|産業医のプロ集団|休職者・メンタルマネジメント対応のAvenir産業医

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医師とは違う、産業医における医療行為とは?

2019.08.05産業医


産業医は労働者の健康管理をする上で大切な存在で、同時に産業医は医師免許も所有しています。

そのイメージから、労働者が体調を崩したら産業医が駆けつけて対応してくれそうな印象を持つ方もいるかもしれません。

けれども産業医の医療行為は、医師が行う一般的な医療行為とは異なります。

産業医は医療行為を行えないのでしょうか、また産業医が行う業務はどういったことになるのでしょうか。

これから産業医の必要性と併せて、産業医の業務内容について触れていきたいと思います。

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産業医は医療行為を行えない


産業医は企業で働く労働者達の健康管理を始めとし、様々な業務に携わる役割を担います。

産業医という専門的な立場から、投薬や点滴、予防接種の対応が可能という印象をお持ちの方も多いかもしれません。

けれどもこういった医療行為は、産業医が行うことはできません。

 

【産業医になるには】

 

特定の要件を満たした医師が、産業医認定を受けることができます。

ではどういった要件を満たせば産業医として認定されるか、見ていきましょう。

 

労働安全衛生法第14条第2項において、産業医として認定される要件について以下の通り定められています。

 

  1. 労働者の健康管理等に必要な医学に関する知識についての研修であり、厚生労働大臣の指定する法人が行う者を修了した者
  2. 産業医養成等を目的とした医学の正規過程を設置した、産業医科大学その他の大学であり、厚生労働大臣が指定する当該過程を修め、かつその大学が実施する実習を履修した者
  3. 労働衛生コンサルタント試験に合格し、試験区分が保健衛生である者
  4. 学校教育法による大学において労働衛生に関する科目を担当する教授や准教授、常勤講師の職にあるか、かつてあった者

 

産業医は医師が要件を満たすことで認定されるため、医療行為に携わることができるとお思いの方もいらっしゃるでしょう。

けれども産業医は、労働者の健康障害予防や心身の健康保持、健康増進、事業所の環境改善などを目的とした勤務をしているため、医療行為に携わることはできません。

産業医の職務内容におきまして、労働安全衛生法第14条第1項において、以下の通りに定められています。

 

  1. 健康診断および面接指導などの実施や結果に基づく労働者の健康保持に関すること
  2. 事業所の作業環境の維持管理に関すること
  3. 作業管理に関すること
  4. 上記3点以外で、労働者の健康管理に関すること
  5. 健康教育や健康相談、その他労働者の健康保持のための措置に関すること
  6. 衛生教育に関すること
  7. 労働者の健康障害の原因の調査、再発防止のための措置に関すること

 

こうして見ても分かる通り、産業医の職務内容において一般的な医療行為は含まれておりません。

産業医の役割は、労働者の健康管理や職場の安全管理となります。

病気を事前に防ぐことや病気を抱えた労働者に対し適切な助言や指導をすること、企業側に必要な報告をすることが産業医の役割で、とても大切な業務になります。

 

医療行為は医師のみが行える


医療行為は医療法において、病院や診療所、老人保健施設やその他の医療提供施設、医療を受ける者の住宅等で、効率的に提供されなければなりません。

医師に歯科医師、看護師等の免許を有さない者による医業は、医師法第17条、歯科医師法第17条、保健師助産師看護師法第31条その他の関係法規により、禁じられています。

 

先に述べた通り、産業医は労働者の健康管理や衛生管理が業務内容となり、産業医は直接事業所に赴き、職場巡視や面談などを実施します。

医療行為は産業医の役割に含まれていないため、医師の資格を有する産業医であれ、産業医としての勤務中に医療行為に携わることはできません。

そのため健康診断や予防接種等は、実施に対応している機関に依頼をしましょう。

 

産業医の多くは、普段は医師として勤務する嘱託産業医になります。

産業医は職場巡視時に医療行為に携わることはしませんが、産業医が普段医師として勤務する病院や医院などに赴き、患者として受診することは可能です。

働く主婦は、職場勤務中は授業員として、家庭では主婦としての役割を持っていますよね。

似たように産業医も、事業所訪問時は産業医として、医師として勤務中の時間は医師としての役割を持っています。

医師として勤務している時は医師として、産業医として勤務している時は産業医として勤務していることが、産業医の特徴です。

 

産業医としての医療行為(業務範囲)


産業医としての医療行為(業務範囲)は、どういったものになるのでしょうか。

産業医の業務範囲について、この章で簡単に触れてみたいと思います。

 

産業医の主な業務



まずは、産業医の主な業務内容を見ていきましょう。

 

【産業医の主な業務】

 

・労働者と面談

 

産業医の大切な業務の1つが、労働者との面談になります。

面談対応の労働者は、面談を通じて産業医から様々な指導や助言をもらいます。

面談対象となる労働者は、長時間労働者や高ストレス者など、産業医が面談を必要と判断した者となりますが、希望をすれば産業医と面談をすることが可能です。

面談を通じ、医療機関の受診が必要と判断した労働者に対し、医療機関の紹介を行う場合もあります。

また、休職者や復職希望者も産業医と面談を通じ、現状報告をしながら適切な指導や助言をもらい、必要に応じて復職指導も受けます。

 

・健康診断結果のチェック

 

健康診断結果で所見有りと記された労働者に対し、産業医は就業可能か否か、就業制限の必要があるかといった判断をし、必要に応じて意見書を作成します。

また産業医は、健康診断結果報告書に捺印をする必要もあるため、健康管理をする上で健康診断結果のチェックは大切な業務の1つになります。

 

・事業所の巡視

 

事業所の安全管理や状況改善のため、産業医による定期的な巡視が義務付けられています。

事業所で問題点が発見された場合、改善に向けての適切な指導や助言を事業所側に行います。

 

・ストレスチェックの実施

 

2015年より年1度の実施が義務付けられたストレスチェックにおいて、計画や実施、事後措置に産業医が携わります。

高ストレスと判断された従業員は後日、産業医と面談する必要があります。

 

・衛生委員会の参加

 

月に1回事業所で開催される衛生委員会に出席することも産業医の役割で、不参加の場合、作成された議事録に目を通す必要があります。

 

・衛生講話

産業医に対し企業から衛生講話の希望が出た場合、衛生委員会や職場研修などの場で講話を行います。

 

なぜ産業医が必要?

 

労働者数50名を超える事業所におき、産業医の選任が義務付けられていますが、なぜ産業医は必要なのでしょうか。

 

【メンタルヘルス改善】

 

近年深刻な問題になっているメンタルヘルス問題ですが、目に見えにくく判断が困難なため、発見が遅れるケースも珍しくありません。

産業医は労働者のメンタルヘルス問題に早めに気付き、対策をすることが求められています。

メンタルヘルス問題の発見は早ければその分治療もしやすいといわれているので、早期発見が大切です。

メンタルヘルス問題に気が付き、適切な対応をすることでメンタルヘルス改善に努めることができるでしょう。

 

【労働環境の改善】

 

労働環境に問題がある場合、産業医は労働環境の改善のため、事業所側に適切な指導や助言をします。

労働環境を改善することで労働者が働きやすい環境が整い、全体的な作業効率アップが期待できるでしょう。

 

【健康指導・衛生指導】

 

労働者の健康状態が思わしくない場合、産業医による健康指導や衛生指導をしていきます。

労働者1人1人の健康状態や嗜好を把握の上で、適切な指導や助言をして健康状態の改善に努めます。

専門的な立場からの健康指導があることで健康回復や健康維持に努めることが可能になります。

食事や運動、生活習慣の見直し等、専門的な観点から1人1人の特徴に合わせ、助言指導していくことも産業医の大切な役割となるでしょう。


産業医の医療行為が従業員を救う

 


産業医の医療行為は、従業員を救うことが期待できますが、それはどういったものなのか、見ていきましょう。

 

従業員の心の支えになる


人間は1人では生きていくことはできず、特に心の支えになる人物がいることは、生きていく上で大切になるでしょう。

労働者にとって会社や仕事はストレスを抱えやすい場面で、同時に相談もしにくいかもしれません。

 

会社の悩みは会社の人物に相談すればより的確なアドバイスをもらえるかもしれませんが、社内の人物に相談することは、なかなか困難を極めるかもしれません。

産業医であれば社内の状況をある程度把握していることに加え、専門的視点から助言やアドバイスをもらえることが期待できるでしょう。

 

同時に誰かに悩みを打ち明けることで気持ちが楽になるでしょう。

悩みを溜めこんでおくと思わぬ健康被害が発生することがあるため、産業医としての医療行為は従業員を救うことが期待できます。

特に、従業員に寄り添った対応ができる産業医であればそれだけ、従業員の心の支えになるでしょう。

 

産業医に相談できることは仕事に限ったことでなく、家庭の悩みやその他、相談しづらい話があれば面談の時間を設けて相談することも可能です。

相談することで思わぬ助言やアドバイスをいただくことができ、問題解決に向けて動き始めるかもしれません。

 

健康経営に取り組める


企業は労働者なくして成り立つことはできません。

労働者の健康管理は大切で、労働者の健康に配慮することにより、企業の経営面においても成果が期待できるでしょう。

企業側が健康管理を経営的視点から考え実践することが大切で、こういった考えや実践が健康経営を意味します。

 

激務な企業であればそれだけ1人1人の負担が増加し、気付かぬ内に労働者たちの健康が蝕まれているケースもあるでしょう。

また、1人の労働者の不調は他の労働者にも思わぬ影響を及ぼし、不調者が増えるという負の連鎖を引き起こす可能性もあります。

当然健康経営におき、こういったことはあってはならないことといえるでしょう。

企業内部で労働者の健康状態を把握した上で、状況改善をすることができれば理想的ですが、実際それを実現することは困難を極めるでしょう。

 

そこで、健康経営の実現に貢献を期待できるのが、産業医です。

産業医は健康経営に貢献するため、労働者たちの健康管理や面談をする役割があります。

産業医が専門的立場から、面談や健康指導などの産業医業務をすることで、健康経営の実現を図ることができるでしょう。

 

産業医との面談が必要な労働者は面談を通じ、助言やアドバイスをいただくことが大切です。

同時に事業所側も、労働者の負担やストレスを軽減させるため、業務に関する工夫や改善をすることが大切になるでしょう。

そのためにも産業医の意見を聞き、問題改善に向けて働きかけることが大切です。

 

産業医を選任するには?


産業医を選任する方法は様々ですが、産業医紹介サービスに依頼をすることがよりスムーズで確実といえるでしょう。

 

Avenir産業医


Avenir産業医のAvenir産業医という単語は、フランス語で「未来」を意味します。

Avenir産業医は、休職を予防するための未来型サービスを提供している産業医紹介サービス会社です。

 

【特徴】

 

Avenir産業医は、高い質と豊富な経験を持っています。

産業医を紹介する際に質の高い産業医を紹介するために、産業医たちと面接をする際は厳しい面接を実施しています。

その面接の通過率は20%以下

北海道から沖縄まで、1,000事業所以外に対応した実績を持ち、全国に対応していることも特徴といえるでしょう。

 

【出演実績】

 

Avenir産業医は、日テレNEWS24に出演した実績があります。

それ以外にも、ネットニュースや新聞など、多数のメディア掲載実績を持っています。

 

Avenir産業医ならではの選び方


産業医を選ぶにあたり、産業医の実力を見抜くことが重要ですが、実は多くの人が見抜くポイントを見極めていないことが現状といえるでしょう。

Avenir産業医の特徴が厳しい面接を実施する部分にありますが、その面接通過率は20%以下になります。

 

Avenirの産業医たちは、厳しい面接を突破したプロ集団となり、その中から更に希望にマッチングした産業医を選ぶことができます。

選ばれた優秀な産業医たちの中から希望に沿った産業医を選ぶことができるのは、Avenir産業医ならではの選び方になるでしょう。

 

企業により方針や雰囲気、労働者たちの特徴は様々でしょう。

そのため産業医の選任にあたり、スタッフが企業側のお話を詳しくお伺いし、その上でよりふさわしい産業医の選任をしていきます。

産業医選任後のフォローも徹底的に行い、仮に産業医の交代の希望が発生した場合も、無償で対応しております。

 

健康経営を目指す企業のための産業医の選び方読本を無料プレゼントしているので、産業医選任前にご一読してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ


 

産業医は医師が行う医療行為を行わない代わりに、産業医としての業務を行います。

特に近年では、働きすぎや人間関係におけるメンタル不調が問題になっているため、面談や健康管理、職場環境の把握など、どれも産業医として大切な仕事といえるでしょう。

労働者に寄り添った対応ができ、企業の問題改善や向上、健康経営の実現が可能な産業医をお探しの際は、一度Avenir産業医にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

 

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