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休職者と産業医の関わりについて

2022.11.21産業医

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休職の原因1位は「人間関係」
休職中の上司・主治医・産業医との相談内容は?~メンタル不調で休職経験のある会社員110名に調査~

01. 休職した背景

メンタル不調で休職に至った理由としてもっとも多いのは、人間関係です。
実際に、メンタル不調を原因に休職した経験がある会社員110名を対象に行った調査(※)によると、休職をした背景でもっとも多かったのは、「人間関係不和」で56.4%、次いで「長時間労働」(47.3%)、「不当な人事評価」(39.1%)という回答となりました。

休職者と産業医との実態調査 Q1

また、自由回答では「パワハラ」「モラハラ」といった上司との人間関係、「極度の疲労感や無力感」「心の疲労」といった不調が挙がりました。

<自由回答・一部抜粋>
・38歳:上司のパワハラ。
・47歳:極度の疲労感や無力感。
・51歳:サービス休日出勤、モラハラ。
・62歳:上司との関係の不調。
・58歳:統合失調症と診断され、入院した。
・41歳:心の疲労。
・51歳:環境不適合。

02. 休職に至るまでに行った会社との調整内容と満足度

休職にあたっては、従業員とのトラブルを防ぐために、労働契約や就業規則に合わせていくつか行っておくべき調整や取り決めがあります。
実際、「休職に至るまでに行った、会社との調整内容」では、「休職期間について」「業務の引き継ぎについて」「社会保険料の支払いについて」といった事項があがりました。また、休職中の連絡手段についても話しておくとよいでしょう。

休職者と産業医との実態調査 Q3

休職するまでに会社と調整を行った社員の満足度は、「かなり満足している」が16.5%、「やや満足している」が44.3%と、約6割が満足しているようです。

休職者と産業医との実態調査 Q4

03. 休職中に関わった人物と相談内容

休職中に従業員は、会社のどのような人と関わり、どのような相談を行っているのでしょうか。関わった人物ついては、約7割が「上司」と回答しています。さらに、約5割は同僚など会社の仲間と関わりを持っているようです。
また、復職の判断には、主治医の診断書や産業医による意見書が必要となるため、定期的に主治医や産業医と面談する必要もあるでしょう。

休職者と産業医との実態調査 Q5

休職中に相談している内容としては、上司・同僚(会社の仲間)ともに「現在の仕事の状況や悩み」がもっとも多く、主治医や産業医へは「心身の状態について」の相談が圧倒的でした。逆に、上司や同僚(会社の仲間)に対して「心身の状態について」相談する割合は3〜4割とあまり多くありません。

さらに、休職に至った背景でもっとも多かった「人間関係(職場やプライベートの人間関係について)」は、誰に対しても3〜4割とあまり多くないようです。

また、自由回答では、「復帰後の仕事内容」「退職について」「今後の見通し」「お金問題」といった回答が挙がり、休職中は今後の不安や多くの悩みを抱えていることがわかります。

<自由回答・一部抜粋>
・51歳:どう復帰していくか。
・27歳:退職について。
・40歳:復帰後の仕事内容を上司や主治医や産業医と相談した。
・41歳:今後の見通し。
・41歳:お金問題。
・51歳:職場復帰時の復職先部署について。
・38歳:パワハラを行なっていた上司の処遇について。

休職者と産業医との実態調査 Q6

04. 休職中の産業医との関わりについて

休職中の産業医との関わりにおいては、なにかしらの悩みや不満を抱いている人もいるようです。具体的な内容としては、「企業側の意見を尊重していると感じた」「連絡頻度が多く負担になった」といった声がありました。
具体的に産業医に求める姿勢として、「職場との調整を積極的に行ってほしい」や「もっと社内の調整に関わってほしい」「積極的な介入」など、企業との調整役としての積極性を求める声が多くあります。

また、「少なくとも面談時は社員側に寄り添うべき」「誰の味方なのか」という意見にも反映されているように、”企業から派遣された人”ではなく、”復職を一緒に目指す専門家”として社員側にもっと寄り添ってほしいという思いがあるようです。

<自由回答・一部抜粋>
・58歳:職場との調整を積極的に行ってほしい。
・50歳:守秘義務の徹底と、少なくとも面談時は社員側に寄り添うべき。
・39歳:症状と休職期間の目安ガイドライン。
・53歳:企業内産業医なので、もっと社内の調整に関わってほしい。
・39歳:誰の味方なのか。
・47歳:積極的な介入。
・27歳:自分の意見を尊重してほしい。

休職者と産業医との実態調査 Q8

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近年、従業員の健康管理を企業がしっかりとケアすることが求められている中で、企業と従業員の仲介役として産業医の重要性が増してきています。一方で、「企業側の意見を尊重している」など、産業医との関わりで悩みが存在しています。
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※:休職者と産業医との実態調査|https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000027306.html

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監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー