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産業医の探し方-良い産業医ってどうやって探せばいい?

2022.02.09産業医

これから産業医を探す方にも、今の産業医を見直したい方にも、ぜひ知っていただきたいのが「産業医の探し方」です。

弊社にお問い合わせのある企業の4社に1社が初めて産業医を選任される企業です。初めて産業医を選任される場合でも失敗しないためにぜひご一読ください。

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産業医を選任するために必要な準備は?

事前準備として、「企業の課題がどこにあるのか」、「産業医にどういった役割を担ってほしいか」を考えることが大切です。

例えば、以下のような課題や要望です。

  • 員数が50名を超えたため産業医の選任が必要
  • 職者が増えてしまったので対策を立てたい
  • 有害作業で健康不調を訴える社員がいる
  • 女性が多い企業なので女性が話しやすい産業医がいい
  • 産業医の職務がよくわからないからベテランがいい
  • 労務衛生コンサルタントの有資格者を探したい
  • 営業所にも足を延ばしてくれる産業医がいい

産業医にはそれぞれ専門分野があり、産業医の職務の中でも経験したことがある業務と未経験の業務があります。また所有資格にも違いがあります。産業医の資格に加えて、労働衛生指導医や労働衛生コンサルタントを所有する産業医もいます。

結局、労働衛生コンサルタントがいいの?

労働安全コンサルタント及び労働衛生コンサルタントは、厚生労働大臣の指定登録機関での登録を受けた労働安全・労働衛生のスペシャリストです。事業場における労働安全又は労働衛生の水準の向上を図るため、事業者からの依頼により事業場の診断や、それに基づく指導を行います。

ただ、労働衛生コンサルタントは地域によっては人数が少なく、金額が高くなるケースもあります(弊社では労働衛生コンサルタント資格をもつ産業医でも同一料金です)。労働衛生コンサルタント資格を持つ産業医に限定して探し続けるということは現実的ではありません。

では、どういった産業医を見つければよいのでしょうか。

産業医としての業務を理解している

実は、産業医と名乗る医師の中にも「何が産業医の業務か」を明確に理解できていない医師も一定数存在します。産業医の業務は大きく分けると次の7つです。

  1. 衛生委員会への参加
  2. 健康診断対応
  3. ストレスチェック対応
  4. 過重労働者の面談
  5. 希望者の面談対応
  6. 休職者対応
  7. 職場巡視

「オフィスの職場巡視として何をすればいいのかわからない…」という医師も存在しており、その場合は産業医の機能を十分に果たせていないと言えます。

上記の業務のチェックポイントは企業の業種によっても異なります。製造業は経験があるけれど、IT業界は経験がないなど産業医によって経験している業界は様々です。
産業医として研鑽を積んでいる場合は、未経験の業界であっても的確で細やかなアドバイスができることが多いでしょう。

しかし、経験豊富なベテランでなければ的確な対応ができないというわけでもありません。産業医として日々絶え間ない努力をしているのかがよい産業医を見極めるためのポイントです。

また、弊社によくあるお問い合わせのひとつに「精神科医がいますか」というものがあります。一般的に「企業のメンタルヘルス対応が可能なのは精神科医」と考えられていることが多いと思います。しかし、「産業医=精神科医がいい」という判断は必ずしも正しいとは言えません。

内科医や眼科医、耳鼻科医であっても産業医としてのスキルを兼ね備えていれば、精神科医より企業のメンタルヘルスに詳しく、産業医から臨床医への連携もスムーズに行えることがあるのです。一方で、生活習慣病などのメンタルヘルス以外の知見に詳しい産業医を探している場合、内科医が適しているというケースもあるため、専門科は企業のニーズに即して考えましょう。

企業の課題に対して意見やアドバイスが述べられる

上記の「産業医の業務内容を理解している」という最低条件をクリアできても「アドバイス」ができる産業医はあまり多くはありません。

職場の問題提起だけをして、解決策を提案できない場合、産業医として十分に機能しているとは言い難く、人事担当者も次の一手を自分一人で考えなければなりません。そうなると問題ばかりが洗い出され、解決できないということになります。

産業医が組織に寄りそえるのか、企業の目線で提案ができるのかという部分は産業医マインドを持ち合わせているかということでもあり、それは医師の性格に依存するケースが多いと考えられます。

「オフィスの職場巡視として何をすればいいのかわからない…」という医師も存在しており、その場合は産業医の機能を十分に果たせていないと言えます。

上記の業務のチェックポイントは企業の業種によっても異なります。製造業は経験があるけれど、IT業界は経験がないなど産業医によって経験している業界は様々です。
産業医として研鑽を積んでいる場合は、未経験の業界であっても的確で細やかなアドバイスができることが多いでしょう。

しかし、経験豊富なベテランでなければ的確な対応ができないというわけでもありません。産業医として日々絶え間ない努力をしているのかがよい産業医を見極めるためのポイントです。

また、弊社によくあるお問い合わせのひとつに「精神科医がいますか」というものがあります。一般的に「企業のメンタルヘルス対応が可能なのは精神科医」と考えられていることが多いと思います。

しかし、「産業医=精神科医がいい」という判断は必ずしも正しいとは言えません。内科医や眼科医、耳鼻科医であっても産業医としてのスキルを兼ね備えていれば、精神科医より企業のメンタルヘルスに詳しく、産業医から臨床医への連携もスムーズに行えることがあるのです。一方で、生活習慣病などのメンタルヘルス以外の知見に詳しい産業医を探している場合、内科医が適しているというケースもあるため、専門科は企業のニーズに即して考えましょう。

企業の課題に対して意見やアドバイスが述べられる

上記の「産業医の業務内容を理解している」という最低条件をクリアできても「アドバイス」ができる産業医はあまり多くはありません。職場の問題提起だけをして、解決策を提案できない場合、産業医として十分に機能しているとは言い難く、人事担当者も次の一手を自分一人で考えなければなりません。そうなると問題ばかりが洗い出され、解決できないということになります。

産業医が組織に寄りそえるのか、企業の目線で提案ができるのかという部分は産業医マインドを持ち合わせているかということでもあり、それは医師の性格に依存するケースが多いと考えられます。

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産業医の探し方

産業医の探し方は、複数あります。

医師会に相談する

地域の医師会はその地域にいる医師のことを把握しているので、地域に産業医がいる、または産業医をやりたいと思っている医師がいる場合は紹介してもらうことができます。地域の医師を把握しているため、高い確率で産業医を見つけることができる点は大きなメリットです。47都道府県すべてに医師会はあるので相談もしやすいでしょう。ただし、自分で産業医に業務内容や報酬などを交渉しないといけません。

また、紹介してもらった医師が自社の産業医に適しているかも自分で判断する必要があります。産業医について理解が深くないと、せっかく産業医を見つけることができても不満が残る可能性があるでしょう。

産業医紹介業者に依頼する

産業医紹介業者に依頼をした場合、他の企業の事例を把握しているので、求める産業医に適した医師を紹介してもらうことができます。

また、産業医の契約や報酬の交渉なども代理で行うため、手間がかかりません。産業医の必要な事業所が複数ある場合は、一括で相談できる点もメリットです。契約後のサポートも受けられるので、不安な方には心強い味方となるでしょう。

ただし、産業医の紹介は手数料が必要です。契約に進まない場合は不要ですが、契約時の手数料については業者によく確認しておきましょう。

自分で探す

企業によっては人脈があり、自分で産業医を探せるケースもあります。付き合いがある他社に話を聞くことができれば、どのような産業医を選べばいいのか参考にできるでしょう。ただし、自分で探すためにかかる時間や費用などのコストは高くなってしまいます。

また、産業医が企業との相性がいいかもわかりません。もし相性が悪かった場合、人脈によるしがらみから、要望を伝えることが難しくなる可能性もあるでしょう。

健康診断を受けている健診機関に依頼する

定期健診を依頼している病院や健診団体がある場合は、産業医の相談にも乗ってもらうことができます。健康診断を依頼している病院は、従業員も関わったことがある医師なので信頼性が高まります。健康診断の内容を把握していることで医師側も従業員への理解が高まり、従業員側も面談時に悩みを打ち明けやすくなるでしょう。

ただし、必ずしも産業医の免許を有する医師がいるとは限らない点に注意が必要です。また、産業医であっても得意とする分野によっては相性がよくない可能性もあります。

産業医選びで失敗するケース

産業医選びで失敗するケースには以下が挙げられます。

業者が条件面だけをみてオートで産業医を紹介している

企業からのオーダーを「金額」「交通費」「性別」などだけでマッチングを行い、企業と面接をさせるケースです。紹介業者も書類のやりとりだけで実際に産業医に会ったことも会話したこともなく、「場所が近いから面接に行ってください」などというやりとりで営業代行の会社の人間を同席させて面接を行わせます。

人事担当者もなんとなく人当たりがよいからという理由だけで決めてしまい後悔してしまうケースがあります。産業医のスキルとして大切なコミュニケーション力の見極めは、先述した「業務理解」「提案力」があるかどうかを確認して行わなければなりません。

産業医の専門を指定してしまう

メンタルヘルス対策をしたい場合、「精神科医がよい」という考えをお持ちの方がかなりの割合でいらっしゃいます。その場合、「精神科医であればいい」という条件だけで見てしまい、産業医として職務を果たせるのかどうかという視点が抜け落ちたまま選任してしまう場合があります。

精神科医が必ずしも産業医として優れているわけではないこと、また精神科医の場合費用が上がってしまうケースもあり「精神科医を希望する」という一点だけをもって面接すると失敗することがあります。

弊社では、産業医のスキルは医師の専門科だけによるものではないという考えから、様々な専門科の医師の中から産業医としての適性を兼ね備えた人材をご紹介しています。

厳選された産業医が、 職場のメンタルヘルス対策を推進。
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相談イメージ

悩む前に一度相談してみませんか?

「今の産業医に不満があるけど、これってどこも同じ?」
「ほかの会社の産業医って何やってるの?」
「こんな悩み有るけど、これって産業医を頼っていいの?」
など、小さなお悩みから他社の事例など、お気軽に相談ください。

産業医の新規契約をまだ検討していない方も、お気軽に悩みを 聞かせてください。産業医の紹介以外でも、お役に立てるかもしれません。

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監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー