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産業医や福利厚生が従業員へ好影響をもたらす

2019.08.09産業医

福利厚生という言葉は、社会に出て働く方にとって良く耳にする言葉で、就職活動の際に福利厚生を重要視する方も多いでしょう。

産業医も設置する企業が多く、日頃産業医のお世話になっている方も多いかもしれません。

福利厚生と産業医は、従業員へ好影響をもたらすものといわれていますが、それはどういった点にあるのでしょうか。

今回は、産業医や福利厚生が従業員へもたらす好影響について、産業医の業務内容や福利厚生の内容と併せて触れていきたいと思います。

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企業に必要な産業医とは

今の時代、企業に産業医の存在は必要とされておりますが、まず初めに産業医について触れていきましょう。

産業医とは

産業医とは企業内において、従業員の健康管理に携わる医師のことを意味します。

企業にとって従業員に健康で働いてもらうためにも、産業医の存在が重要になってきます。

産業医になるには

産業医は、特定の要件を満たした医師のみが認定されるシステムになっていますが、その基準を見ていきましょう。

  • 従業員の健康管理に必要な医学知識についての研修であり、厚生労働大臣の指定する法人が行うものを修了した医師
  • 産業医の養成を目的とした、医学の正規過程を設置している産業医科大学かその他の大学で厚生労働大臣が指定するものにおいて、当該過程を修めて卒業し、大学が行う実習を履修した医師
  • 労働衛生コンサルタント試験(試験区分は保健衛生であること)に合格した医師
  • 学校教育法による大学で、労働衛生に関する科目を担当する教授や助教授、准教授か常勤講師の職にあるか、かつてあった医師

産業医の種類

産業医には専属産業医と嘱託産業医が存在することはご存知でしたか?

次に専属産業医と嘱託産業医、それぞれの特徴や設置条件について見ていきましょう。

専属産業医

その企業に専属する形で勤務する産業医のことを指します。

従業員数が1,000人以上の事業所や、有害業務に常時500人以上が従事する事業所は、1名以上の専属産業医を設置することが義務付けられています。

従業員数が3,001人以上の事業所の場合は、2名以上の専属産業医の選任が必要になります。

専属産業医は、その企業に週3~5日の勤務をしているため、企業で働く従業員とほぼ同じような勤務体制になることも特徴です。

嘱託産業医

普段医師として勤務しているけれど、定められた日に企業訪問をする医師が、嘱託産業医になります。

50人以上999人以下の企業は嘱託産業医の選任が義務付けられております。

嘱託産業医は月に1~数回の頻度で職場訪問をし、職場巡視や面談といった産業医業務をこなしていきます。

嘱託産業医の訪問頻度は、必要な情報を提供することで頻度を減らすことが可能です。

産業医の役割

産業医は専門的立場から様々な役割を持ちますが、その役割について少し触れてみましょう。

職場巡視

産業医は定期的に職場巡視をする必要があります。

巡視を通じて何か問題点や改善点が発見されれば報告をし、改善に向けた指導をしていきます。

従業員との面談

長時間労働者や過重従業員、高ストレス従業員は産業医と面談をすることが義務付けられています。

面談が必要な従業員は産業医と面談をしながら、適切な指導や助言を受けていきます。

面談を通じて病院受診が必要と判断された従業員は、産業医から医療機関を紹介されることもあります。

ストレスチェック

ストレスチェックは2015年より年に1回の実施が義務付けられるようになり、産業医はストレスチェックの契約や実施、事後措置に携わる必要があります。

ストレスチェックで高ストレスと判断された従業員は、産業医と面談をする必要が発生するため、面談の機会が設けられます。

健康診断結果チェック

健康診断の結果が出たら産業医は結果をチェックし、所見有りという診断結果が出た従業員に対し、今後の就労について判断をする必要があります。

就業制限の必要性や、今後の就労が可能か否かという判断をして、必要に応じて意見書を作成していきます。

休職者・復職希望者との面談

休職者や復職希望者と面談をすることも、産業医の大切な役割になります。

休職者が復職を希望した場合、産業医は現状を把握した上で、適切な判断をしていきます。

ここで判断を誤ってしまうと、再度体調を崩して休職や退職をしてしまうという結果になりかねないため、専門的立場から適切な判断をする必要性があります。

衛生委員会への参加

産業医は衛生委員会に参加する役割もありますが、参加は必須ではありません。

けれども衛生委員会に参加した方が当然印象も良くなる上、職場のこともより把握できるため、近年は産業医の参加率が高くなっているといわれています。

衛生院会へ不参加の場合は、その際作成された議事録に目を通す必要があります。

衛生講話の実施

企業側から希望があれば、産業医はテーマに沿った衛生講話を実施していきます。

この衛生講話は、衛生委員会の中や社員研修会等の場で開催されます。

産業医の重要性

産業医には様々な役割がありますが、こちらでは産業医の重要性について見ていこうと思います。

メンタルヘルス問題に対応

メンタルヘルス問題は社会問題にもなっており、放置しておくと様々な弊害を引き起こしてしまうケースが懸念されています。

体調不良はもちろん、休職や退職、場合によっては大きな病気、過労死や過労自殺を引き起こしてしまうケースもあるでしょう。

こういった事態を防止するためにも産業医は、重要な役割を担っています。

従業員は産業医と面談を通じ、抱えている問題や悩みを話していきますが、誰かに相談することで気持ちが楽になることが期待できるでしょう。

また、産業医こそできる専門的なアドバイスも期待できるため、問題改善に向けた具体的な行動の実現に繋がることも期待できます。

面談をした上で、産業医は企業側に必要な報告をしますが、そこから労働環境の改善に繋がるかもしれません。

特にメンタルヘルス問題に強い産業医を選任することで、従業員のストレス軽減の実現が期待できるでしょう。

健康指導や栄養指導

産業医は場合によっては、面談という名目で健康指導や栄養指導をすることもあります。

健康診断結果が思わしくない従業員やその他気になる従業員に対し、産業医は専門的立場から1人1人に見合った、適切な指導やアドバイスをしていきます。

指導やアドバイスの内容は、普段の運動法や食事内容、生活習慣等、広範囲に及ぶでしょう。

産業医から助言をもらった内容について、可能な部分から少しずつ実行することで、健康回復に繋がるかもしれませんし、新たな趣味が増えるかもしれません。

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福利厚生で働きやすさを実現

福利厚生が充実している企業ほど働きやすいといわれていますが、次に福利厚生について見ていきましょう。

福利厚生とは

福利厚生という言葉は多くの方が耳にする言葉となりますが、実際就職活動をする上で、福利厚生は重要なポイントになってくるのではないでしょうか。

これから福利厚生について、少し掘り下げて見てみましょう。

福利厚生について

福利厚生とは「福利と厚生」を意味し、事業所が従業員に向けて、健康増進や生活の充実を図ることを目的としています。

簡潔に述べますと、企業側が従業員に提供する、経済的な補償のことを意味します。

福利厚生にも様々な種類がありますので、簡潔に触れてみましょう。

法定福利厚生

法定福利厚生とは、雇用保険や健康保険、労災保険や厚生年金保険等といった内容になり、一般的な企業に備わっている福利厚生になります。

この法的福利厚生が充実していればその分、安心して働くことができる環境が備わるでしょう。

法定外福利厚生

法定外福利厚生には自社提供のものと、外部サービスの2つがありますが、それぞれどういったものになるのか見てみましょう。

・自社提供

住宅手当や家族手当、交通費やライフサポートといった内容になり、企業が提供している福利厚生となります。

自社提供の法定外福利厚生が充実していれば、それだけ働きやすいといえるでしょう。

・外部サービス

宿泊に旅行、健康増進や育児・介護支援、スポーツやエンタテインメントといった外部で提供されるサービスになります。

こちらが充実していれば福利厚生を上手に使いながら、プライベートを充実させることができるでしょう。

福利厚生を充実させる

従業員にとって働きやすい環境を実現させるためには、福利厚生の充実が大切になってくるでしょう。

社会保険や年金等の法定福利厚生はもちろんですが、法定外福利厚生を充実させることで従業員はより働きやすくなり、プライベートも充実させることができるでしょう。

福利厚生を充実させることが、従業員の定着率をアップさせることが期待できます。

安心して働くことができる

福利厚生が充実していればその分、安心して働くことができます。

法定福利厚生が充実していて、各種保険に加入しておけば何かあったときも安心ですし、交通費や家賃補助等が出ることで通勤や生活も安心してできるでしょう。

プライベートの充実

法定外福利厚生の外部サービスが充実していればその分、労働時間外の時間を充実させることができるでしょう。

スポーツ施設や宿泊施設等をリーズナブルな価格で利用できることで気分もリフレッシュでき、新たな娯楽が増えるかもしれません。

従業員の定着率やストレス軽減を実現させるためにも、法定外福利厚生の外部サービスを充実させることが大切かもしれません。

産業医と福利厚生は似た役割

産業医は従業員や企業にとって大切な役割を持ちますが、福利厚生も従業員が安心して働くために、大切な役割を持っているといえます。

福利厚生が充実していればその分、従業員は働きやすいですが、産業医の質が良ければその分、従業員にとって働きやすい環境が備わりやすいといえるでしょう。

ワークライフバランスを保つ

ワークライフバランスとは、仕事と生活の調和を意味しますが、ワークライフバランスを保つためには、福利厚生の充実と産業医の存在が大切なポイントとなってきます。

ワークライフバランスを保つためにも、産業医と福利厚生は重要なポジションを担っているといっても良いかもしれません。

福利厚生を充実させることで公私共に充実させることができ、敏腕な産業医を設置することでストレスや悩みを軽減することが期待できるでしょう。

腕の良い産業医の設置

福利厚生を充実させることと似たように、腕の良い産業医を設置することが大切になってくるでしょう。

従業員が快適に働く環境作りのためにも優秀な産業医を設置することが重要になってきます。

福利厚生を充実させることが従業員のためであることと同様に、腕の良い産業医を設置することも、従業員のためであるといえるでしょう。

産業医を設置するには?

産業医を設置するにはどうすれば良いのかピンと来ない方もいるかもしれませんが、次に産業医を設置する方法について紹介していきたいと思います。

産業医の探し方

産業医を選任するためには産業医を探す必要がありますが、産業医の探し方にはどういった方法があるのでしょうか。

心当たりを当たる

産業医に心当たりがあるのなら、直接依頼をする方法もあります。

健康診断実施機関に依頼する〉

健康診断を実施している機関に、産業医の紹介を依頼をする方法になります。

地域の医師会に依頼をする〉

地域の医師会に産業医の紹介を依頼する方法もあります。

産業医紹介サービスに依頼をする〉

産業医紹介サービスに依頼をする方法になりますが、この方法がよりスムーズといえるでしょう。

短期間で腕の良い産業医を探したい場合は、紹介サービスに依頼をすることがベストかもしれません。

産業医の選任以外にも書類作成や提出の代行をしてくれる場合もあるので、相談してみてはいかがでしょうか。

Avenirで産業医探し

産業医クラウド

では、従業員の休職を予防するための未来型サービスを提供しています。

未来型サービスの実現のためにも、優秀な産業医を紹介できるように、厳しい面接を実施しております。

その面接の通過率は20%と狭き門になっており、Avenirに在籍する産業医はまさに、選び抜かれたプロ集団といえます。

また、メンタルヘルス問題に強く、従業員に寄り添った対応が可能な産業医が多いことも特徴の1つといえるでしょう。

産業医クラウドでは、選び抜かれた産業医の中から、それぞれの企業様によりマッチングした産業医を選任していきます。

女医も数多く在籍しているので、ご希望があればご相談ください。

全国に対応しておりますので、全国どちらからでもお問い合わせください。

まとめ

優秀な産業医の設置に福利厚生の充実させることは、従業員へ様々な好影響をもたらしてくれます。

従業員の定着率やストレス軽減の実現のためにも、福利厚生を充実させ、優秀な産業医を設置することが大切です。

メンタルヘルス問題に強く、寄り添った対応ができる産業医をお探しでしたら、一度産業医クラウドにお問い合わせください。

スタッフが産業医探しのお手伝いをさせていただきます。

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相談イメージ

悩む前に一度相談してみませんか?

「今の産業医に不満があるけど、これってどこも同じ?」
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「こんな悩み有るけど、これって産業医を頼っていいの?」
など、小さなお悩みから他社の事例など、お気軽に相談ください。

産業医の新規契約をまだ検討していない方も、お気軽に悩みを 聞かせてください。産業医の紹介以外でも、お役に立てるかもしれません。

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監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー