精神科と心療内科の違いは?|Avenir産業医
           

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精神科と心療内科の違いは?

2018.03.05メンタル問題

精神疾患を患う人口が増えており、精神科や心療内科にかかる人の割合も増えてきました。厚生労働省の調べでは精神疾患を患う患者の数は、平成11年には204万人であったものが平成26年では392万人までふえています。さらに今後ますます増えると予想されています。

実際弊社でもよく企業さまよりいただく質問として、社員がメンタル疾患にかかった場合に、心療内科、精神科どちらを受診すればいいという内容です。診療内容が混在している場合もありますが、実際は精神科と心療内科は取り扱う病気も種類も異なります。

ストレスを理由に体調不良を訴える社員がいた場合、心療内科、精神科どちらの受診を勧める方がいいのでしょうか?

心療内科医と精神科医何がちがう?

心療内科と精神科いずれも「こころが原因の病」を治します。大きな違いは、精神科はこころが主な原因となり、現れる症状もこころに関わること、心療内科はこころを原因とし、身体に不調が現れることになります。

心療内科

心療内科専門医は127 名(平成25年8月現在:日本専門医制評価認定気候調べ)とかなり少ない人数になっています。
心療内科はストレスなどで生じた体の不調となります。一般的に「心身症」と呼ばれる場合です。心身症とは、「身体疾患の中でも心理社会的な因子を持ち、器質的ないし機能的障害が認められる病態のことをいう」である、と日本心身医学会によって1991年に定められました。
例えば
ストレスで生じた
・胃潰瘍
・心筋梗塞
・喘息
・腹痛や・下痢などの腸疾患

などです。ストレスによる自律神経の乱れもひとつにあげられます。内科的に異常がないのに、身体に不調を訴えている場合は心療内科にかかるケースが多いとされています。

精神科

精神科は、精神疾患を専門に扱う科です。精神科医は全国で10,104 名(平成25年8月現在:日本専門医制評価認定気候調べ)となり、心療内科専門医より数が多くなります。

精神科はわかりやすく言えば、心の症状や心の病気を扱う科であるということです。心の症状とは、不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想などこころの問題からくるこころの病気を取り扱う科となっています。アルコールや薬物などの依存症も精神科医の分野となります。

社員がメンタル疾患による異常を訴えたらどうする?

実際は上記のように精神科と心療内科は専門性が異なっています。ただ、心療内科専門医は数もすくないため、身体の不調がある「心身症」でありながら、精神科に通院するケースも多々あります。実際該当の社員がどういったケースでそういう医療機関を受診すればよいのかは産業医とご相談ください。