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産業医を解任したい!次の産業医を探す前に検討すべきポイント

2020.04.21産業医

多くの企業では産業医を設置していると思いますが、時として産業医を解任したい事態も発生するでしょう。

現在の産業医を解任し、次の産業医を設置することは、従業員の健康管理をより適切に実施することで、将来的に企業に発展させるためのステップになるとも捉えられますので、産業医の解任は決して悪いことではありません。

中には産業医側の事情により、産業医解任をせざるを得ないケースもあるでしょうが、そうではなく、企業が産業医を解任したいという結論に至る理由として、どういった課題があるのでしょうか。

産業医解任に必要な手続きについて気になる方も多いと思いますので、これから見ていきたいと思います。

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よくある産業医を解任したい理由

まず初めに、よくある産業医を解任したい理由をざっと見ていきたいと思います。

産業医を解任される理由は千差万別と思いますが、代表的な理由としまして、どういった事例が存在するのでしょうか。

産業医として各種制度に関する知識が不足している

産業医として業務に入る上で、医学的知識以外にも、各種制度に関する知識は重要で、各種制度に関する知識があってこそ、より適切な産業医業務を実施することができます。

病気における休職や産休・育休、有休制度や傷病手当金など、企業には様々な制度が存在しますが、そういった制度を把握しておかなければ、適切な指導ができないかもしれません。

産業医として医学的知識は当然必要となってきますが、各種制度に関する知識を把握しておくことも重要となってきますので、各種制度に関する知識が不足していれば、産業医を解任したい理由にも繋がりかねないでしょう。

ストレスチェックを実施してくれない

ストレスチェックは2015年より、従業員数50名以上の企業で毎年実践することが義務付けられた制度ですが、産業医はストレスチェックの計画や実施、事後措置まで携わる必要があります。

産業医は医学的知識を有する唯一の存在となりますので、ストレスチェックの作成や、事後措置においての判断・指導など、産業医としての役割が求められてくるでしょう。

ストレスチェックを産業医が実施してくれないとなりますと、企業側の負担は大きくなりますし、何より産業医が適切な業務を実施していないという事態になりかねません。

ストレスチェックを実施してくれない産業医は、適切な産業医業務をしていないということにも繋がりますので、解任したい理由として説得力のあるものとなってくるでしょう。

診れる範囲が限定的

産業医は、医師の資格を有する者の中でも特定の要件を満たした医師のみが認定される資格となり、医師の資格を有しているからこそ、より専門的な知識を有している唯一の存在です。

けれども当然ですが、産業医も様々となりますので、知識や対応に差が発生してしまいます。

産業医も内科医や精神科医など様々ですが、産業医によっては診ることのできる範囲が限定的になってしまうケースもあるかもしれませんし、時としてそれが産業医を解任したい理由となってしまうこともあるかもしれません。

特に、メンタルヘルス問題が深刻な現在、メンタルヘルス問題に対応しにくい産業医となりますと、産業医を解任したい大きな理由となってしまうかもしれません。

どうしても経営者や従業員とそりが合わない

産業医を解任したい理由としまして、相性問題も挙げられます。

従業員とそりが合わなければ、面接を実施しても従業員が相談しにくく、それにより適切な助言・指導が実践できないかもしれませんし、経営者とそりが合わなければ、必要な通達事項がなされないかもしれません。

そうなってしまうと適切な業務ができないことに加え、最悪の場合、「名義貸し産業医」となりかねませんし、そういった視点で考えると、経営者や従業員とそりが合わないという理由は、産業医を解任したい理由として十分なものとなります。

複数事業所の産業医を一元管理したい

複数の事業所にそれぞれ産業医が設置されている場合も多いでしょうが、産業医に企業全体のことを把握してもらいたいという意味でも、複数事業所の産業医を一元管理することをご検討中の経営者の方もいらっしゃるかもしれません。

産業医自体に問題があったわけではなく、一元管理をするために、産業医を解任するケースもあるでしょう。

産業医の解任において必要な手続きとは?

それでは産業医の解任におきまして、必要な手続きについて簡単に見ていきましょう。

労働基準監督署への届出

現在の産業医の選任・設置に伴い、労働基準監督署へ必要書類を提出されたと思いますが、同様に解任時も手続きが必要となりますが、その際、どういった書類が必要になるのでしょうか。

産業医選任報告書

労働基準監督署への届け出をするに当たり、産業医選任報告書に必要事項を記載し、提出する必要があります。

こちらには、解任する産業医の氏名と辞任・解任年月日を記入し、同時に次の産業医の氏名と生年月日、選任時期といった事項を記入します。

その他にも労働保険番号や事業の種類、労働者数や選任種別、医籍・産業医登録番号などの記入が必要となりますので、漏れや誤りのないよう記入しましょう。

なお、産業医選任報告書は厚生労働省のサイトからダウンロードすることも可能となっております。

医師免許証のコピー

次の産業医の医師免許証のコピーも必要となりますので、用意しておきましょう。

産業医認定証か労働衛生コンサルタント登録書のコピー

こちらも次の産業医の産業医認定証か労働衛生コンサルタント登録書のコピーが必要となります。

次の産業医を探す

労働基準監督署への届け出は、解任する産業医以外にも次の産業医のデータも必要となりますので、次の産業医を選任しないことには届け出ができません。

産業医解任に伴い、次の産業医を探す必要がありますが、産業医の探し方は産業医紹介サービスや産業医事務所、地域の医師会や検診機関など様々です。

産業医の探し方に決まりはありませんし、当然独自で探すことも可能です。

特に50人以上の従業員を抱える企業は、産業医の選任・設置が必要となりますので、次の産業医探しもしておく必要があります。

スムーズに次の産業医探しをするためには、産業医の探し方について目途をつけておけば良いかもしれません。

産業医解任後、14日以内に次の産業医を選任する

産業医を解任したら、14日以内に次の産業医を選任する必要があります。

定められた期間内に次の産業医を選任しなければ、労働基準監督署へ届け出ができませんし、何より14日以内に産業医を選任しなければ罰則に該当し、50万円以下の罰金が発生してしまいます。

そのため、産業医を解任される際には速やかに次の産業医を選任することが大切ですので、産業医を解任される場合は次の産業医の目安をつけておく必要があります。

産業医を解任してから14日以内に、次の産業医の選任や設置、必要書類の記載や提出が求められますので、速やかに対応するようにしましょう。

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次の産業医を探す際のポイント

次の産業医を探すに当たり、ポイントとする点はどういったものなのか挙げてみたいと思いますので、より良い産業医を探すためにも、以下の項目を参考にされてみてはいかがでしょうか?

解任する産業医の良かった点・悪かった点を分ける

解任する産業医の良かった点は活かしつつ、悪かった点に対応できる産業医を探すことが、より良い産業医を選任する際のポイントになってきます。

そのためにも事前に、解任する前の産業医の良かった点と悪かった点を洗い出し、分析することが大切です。

そうすることで次に必要な産業医像を可視化することができ、より適切な産業医を探しやすくなるのではないでしょうか。

まずは解任する産業医の良かった点と悪かった点を分け、次の産業医を探すためのヒントとされてみてはいかがでしょか?

次の産業医の条件を明確にする

必要な産業医像を可視化したところで、次の産業医の条件を明確にしていきます。

例えば「メンタル問題の多い企業」でしたら「メンタル問題に特化した産業医」、「女性従業員が多い企業」でしたら「女性特有の病気に対する対応ができる産業医」「女性が相談しやすいよう、女性産業医を」といった感じに明確にしていきます。

近年では産業医認定証を有する以外にも、産業医の人柄が一層求められますので、「面談で寄り添った対応をしてくれる産業医」「流れ作業的な面談をしない産業医」といった感じの条件を求めることも、従業員の健康維持や回復において重要になってくるでしょう。

産業医を解任後、次の産業医を探すなら産業医クラウド

産業医を解任する際は、解任して14日以内に次の産業医を探し、必要書類を提出する必要がありますので、迅速な対応が求められます。

限られた時間の中で一連の作業をすることはハードなことですが、そのためにも現在の産業医を解任する前から行動をしておくことが大切ですが、中にはやむを得なく産業医を急遽解任し、すぐにでも次の産業医を選任・設置しなければならないケースもあるでしょう。

未来型産業医を迅速に紹介

産業医を解任後、次の産業医をお探しでしたら産業医のプロ集団であり、休職者・メンタルマネジメント対応の産業医クラウドへお声がけいただければ、迅速に対応させていただきます。

産業医クラウドでは、産業医探しを代行することに加えまして、「休職を予防する未来型産業医」の紹介をさせていただいていることが、特徴となっております。

医学的専門知識や各種制度に対する知識を備え、現状や立場に甘んずることなく常に学びを欠かさず、社会問題を把握しメンタル問題にも強く、従業員に寄り添った面談できる産業医を紹介するため、産業医在籍時には、通過率20%未満の厳しい面接を実施しております。

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未来型産業医の選任代行

産業医の解任の次に次の産業医を探す時間は、実に限られた短期間となりますので、スピーディーな対応がポイントとなります。

限られた時間の中で、産業医探しを独自で実施することは大きな負担に繋がり、日常業務に支障をきたすでしょうが、産業医クラウドでは産業医の選任をスタッフが代行させていただきます。

よりマッチングした産業医を探すためにも、スタッフが事業所のお話をお聞きした上で、適切な産業医を選任していきます。

産業医解任後・新規産業医の選任に伴う書類の作成・提出の代行も対応しておりますので、普段忙しい企業様に代わり、Avenirが代行させていただきます。

迅速に、そして確実に次の産業医探しを実現されたいのでしたら、高い「質」と豊富な「経験」を持つ産業医クラウドへお声がけいただけましたら、スタッフが全力で対応させていただきます。

産業医解任も無償で対応

産業医との関係性のフォローもしていき、産業医訪問日程調整の代行や産業医との関係性のフォロー、産業医がスムーズに業務に入るための産業医に対するフォローまで対応させていただきます。

万が一、産業医を解任されたい場合は無償で対応させていただき、次の産業医探しもさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

全国対応のAvenir

Avenirは、メンタルヘルス問題に特化した産業医の紹介が可能なことに加えまして、日本全国に対応していることも特徴となっております。

常勤産業医の紹介や、複数店舗で産業医の設置が必要な場合の紹介も得意分野となりますので、「今の産業医を解任して早急に次の産業医探しをしたい」とお考えでしたら、一度お問い合わせいただければと思います。

人事が欲しがる人気のブック、「5分で分かる、多店舗・他事業所向けの産業医選任マニュアル」の無料プレゼントもありますので、こちらも併せてご一読されてみてはいかがでしょか?

まとめ

産業医を解任する際は、次の産業医探しや新規産業医の選任に伴う書類作成・提出など、やることは多数あります。

そういった点を踏まえて考慮すると、産業医を解任したいという結論に辿り着いても、なかなか思い切った判断ができないかもしれません。

けれどもやむを得なく産業医を解任した先に、より適切な産業医を設置したことで得られることは多数あるでしょうし、何より従業員の健康維持や回復が実現でき、働きやすい環境が整う第一歩に繋がるかもしれません。

特に、長期的に勤務することが可能な優秀な産業医を設置することが大切ですが、そのためにも産業医クラウドで、優秀な未来型産業医探しをご検討されてみてはいかがでしょうか?

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相談イメージ

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「今の産業医に不満があるけど、これってどこも同じ?」
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産業医の新規契約をまだ検討していない方も、お気軽に悩みを 聞かせてください。産業医の紹介以外でも、お役に立てるかもしれません。

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監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー