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産業医との面談で社員の体調をコントロールしましょう

2019.03.29産業医

仕事のストレスによる体調不良は深刻になっています。
中でもメンタル系の病気は特に深刻になっているといえるでしょう。

今の時代、誰もがメンタル系の病気を患う可能性があります。

時折過酷労働により自ら命を絶ってしまう、という痛ましいニュースも耳にします。そんな中で産業医の存在は、とても重要となってきます。

産業医という言葉をあまり耳にしない方もいるでしょう。

今回は、産業医について、産業医と面談することの重要さについて解説します。

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1.産業医とは

まず初めに、産業医について少し触れてみましょう。

1.1産業医について

産業医とは、企業で働いている社員などの健康管理などを行っている医師の事をいいます。
労働者が50人を超える事業所には、この産業医を選任することが日本国内で義務付けられています。

また、産業医を設置する場合は、以下のいずれかに該当する医師を選別して設置することが義務付けられています。

  • 1.厚生労働省が指定する研修を受けた医師
  • 2.産業医養成課程を設置している大学で、厚生労働大臣が指定する過程を学んで卒業し、尚且つその大学で実習を受けた医師
  • 3.労働衛生コンサルタント試験に合格した医師(試験区分は保健衛生であること)
  • 4.大学で保健衛生に関する科目を担当する教授や准教授、常勤講師か、経験したことのある医師

産業医と面談することで、社員の体調管理をすることができ、産業医を設置後には業務全体の効率も上がるでしょう。

1.2産業医設置の要件

次に、産業医設置の要件について簡潔に説明して行きたいと思います。

事業所によって、労働者の人数は様々ですが、産業医設置の要件は、以下のようなシステムになっています。

  • 49人以下の事業所:無料で産業医を設置する事が可能です。
  • 50人以上の事業所:産業医の選任が義務付けられています。

また産業医を設置するにあたって、設置する産業医の人数も決まっています。

  • 50人以上3000人以下の事業所:1人以上の産業医
  • 3001人以上の事業所:2人以上の産業医

事業所の労働者数が多ければそれだけ、対応する産業医を増やす必要があるということです。

2.産業医の主な役割(面談)

では産業医の主な役割とは、どういった内容になるのでしょうか。

2.1面談を通して社員の体調管理

産業医の主な役割が、労働者と面談を行うことです。

働いているとどうしても、
「健康診断の結果があまり良くなかった」
「職場で最近ストレスを抱えている」
「何だか気持ちが沈んでいる」等、様々な問題が発生します。
特に近年では、メンタル系による体調不良も増えていて、鬱による体調不良は深刻になっています。

しかし、体調不良に気が付きながらも、仕事が忙しくて病院受診ができない状態が続き、自分でも「すぐに良くなる」「さほど深刻ではない」と捉えて放置しておいて、ある日突然体調を大きく崩してしまい、結果として入院や休職、退職に繋がる場合もあります。

体調が思わしくない場合、産業医と面談する際に少しでも相談することが大切です。

産業医と面談する事で病院に行くきっかけになる事もあれば、産業医に悩み等を相談する事で気持ちが楽になるケースもあるかもしれません。

また、産業医が毎月従業員と面談することで、メンタル系の病気による休職や退職等のリスクを軽減できます。
何より仕事のストレスで、自らの命を絶ってしまう人を減らすことも可能であり、定期的に産業医と面談をすることはとても重要といえるでしょう。

2.2毎月1回の職場巡視

産業医は毎月1回、職場巡視を行います。
労働安全衛生法の改定により、2ヶ月に1回の職場巡視も可能になりました。

しかし、職場の環境には日々変化がつきものです。
そのため、これまである程度順風満帆だった環境が、僅か1ヶ月の内に変化してしまうこともあります。

毎月の職場巡視、産業医との面談はとても重要ともいえるでしょう。

人事異動

異動は職場の人間関係が大きく変化するきっかけの1つといえます。
異動する側は新しい環境で仕事を覚える必要があります。
そして異動して来た人間を育成する側は、仕事を覚えて貰って業務をスムーズに回せる工夫をする必要があります。
人事異動による新しい環境は心機一転な気持ちになるだけではなく、負担も増えるものなので、多くの社員がストレスが増えるきっかけになる時期かもしれません。

長時間労働

長時間労働が問題となっていることはメディア等でも取り上げられているため、ご存知の方も多いでしょう。
人間は適度に息抜きすることも必要なため、長時間労働をすると疲労が増え作業効率も低下し、気が付いたら重大な病気になっていたという話も珍しくありません。
長時間労働者のストレスは深刻なので、特に長時間労働をしている社員には気を配ることが重要になって来ます。

健康診断結果

健康診断の結果が思わしくなかった、心配な点があるのですぐに相談したい場合、毎月巡視する産業医の存在はとても重要です。
仕事が忙しくて病院受診ができなくても、産業医と面談することで、不安を軽減できたり、会社が病院受診のために考慮をしてくれて、受診のきっかけが作れるかもしれません。

環境の変化

社員の数だけそれぞれ抱えている事情があります。
会社の内部のみならず、家庭の悩みがある方も多いでしょう。
そして家庭で抱えたストレスが、職場で出てしまう可能性もあるかもしれません。
そうなると本人は勿論、職場の仲間に負担がかかるケースもあります。
家庭内の問題を誰にも相談できない場合は、産業医には打ち明けることで、負担を軽減させることができるかもしれません。

またこれら以外にも、個人個人の様々な事情により、ストレスや悩みをそれぞれが抱えるでしょう。
小さなストレスが溜まり、ある日倒れてしまうよりは、早い段階で産業医に相談することが大切です。
悩みの芽は深く根付く前に、小さな内に摘み取ることが大切です。
そのお手伝いをさせて頂くのが、産業医の存在といえます。

2.3衛生委員会へ参加

産業医は面談することがより重要な仕事ですが、衛生委員会に参加することも重要な仕事の1つになります。
しかし、衛生委員会への参加は必須ではなく、激務で突然仕事が入る場合もあるので、参加する余裕が無い医師も多いでしょう。
しかし、あまりにも衛生委員会に参加しない事は、問題になってしまう可能性があるといえます。
産業医は、事業所の面接指導をした結果を伝える必要があります。
また、専門知識を充分に駆使して、事業所のシステムを作る必要もあり、化学物質を扱う事業所もあります。
人や環境に影響を与える化学物質もあるため、専門家として指導を行うことも重要といえるでしょう。

労働者数の多い事業所の産業医は、衛生委員会の参加率が高くなっています。
また年々、衛生委員会への参加率は増えている兆しがあるようです。
それぞれ事情はあるにせよ、この衛生委員会に参加している率が高い産業医こそ、より人間的に信頼できる産業医といえるかもしれません。

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3.産業医と面談することで得られるメリット

では次に、産業医と毎月面談することで、得られるメリットについて触れてみましょう。

3.1労働者の病気のリスクが軽減する

産業医と面談することで、病気の早期発見に繋がる可能性もあります。
人間は常に病気と隣り合わせなので、何となく感じた違和感を放置してしまうと、大きな病気に繋がる可能性もあります。
そんな不安を早期に産業医に相談することが大切です。
特に鬱などといったメンタルヘルスの病気は、目に見えにくいものです。
同じ職場で働く人間や家族が気付きにくい上、自分でも感じにくいケースも多いものです。

そのため、知らず知らずの内に小さなストレスを溜めてしまい、ある日ダウンしてしまい、入院や休職等に繋がるケースもあるでしょう。
そうなる前に産業医と面談して相談することが大切です。
企業側にとっても、労働者の休職は人員が減るという大きなリスクがあり、欠員した労働者の穴を埋める労働者もまた、負担が増えてストレスの原因に繋がり、負の連鎖が続いてしまいます。
人員をできるだけ減らさず、効率良く業務を回転させるためにも、産業医の役割は重要といえるでしょう。

3.2企業内の作業の効率がアップする

人間、疲れていたり不安や病気を抱えていると、仕事でミスを連発させてしまったり、やる気が起きない事で、仕事の効率も全体的に下がってしまいます。
また、ストレスが原因で、周りの社員に辛く当たる人も一定数存在します。
そうなってしまうと、当たられてしまった従業員もストレスを抱えるきっかけになってしまいます。
場合によっては、モラルハラスメントやパワーハラスメント、セクシャルハラスメント等、各種ハラスメント問題に繋がるケースもあるかもしれません。
いずれにしても、社内や部署の雰囲気も悪くなり、余計に悪循環となってしまうでしょう。
ストレスを感じたら、産業医と面談することが大切です。
悩みや不安が完全に取り除かれなくても、誰かに相談すると気持ちが楽になったり整理がつけられるきっかけになるかもしれません。
また、人事が従業員の体調管理を把握できていれば、色々対策を考えることも可能になります。
あまり精神面が思わしくないようなら、業務内容や負担を軽減させる等、対策を取ることができます。

4.質の高い産業医の紹介なら

数多く産業医がいる中、どのようにして質の高い産業医を選任することができるのでしょうか。

4.1企業や労働者に寄り添える産業医

産業医を選別する際に最も重要といえるのが、いかに企業や労働者に寄り添えるか、という点がポイントになります。
中にはアルバイト感覚で産業医をしている医師や流れ作業的に面接をしている医師も、残念ながら存在するようです。
ただ、その中にも本当の意味で企業や労働者1人1人に寄り添える、素晴らしい産業医も存在することも事実です。
株式会社Avenirの産業医では、質の高い産業医の選任を得意としています。
何より産業医を選定する際は、Avenirの代表本人が直接、産業医1人1人と面接を実施しています。
その実績として、年間数百人を超える医師と面接をしていて、その中から特に厳選された医師が選ばれており、、産業医クラウドでは、選ばれた優秀な医師達ばかりが在籍しています。
何より産業医クラウドでは、厳選された医師の中から、それぞれの企業にマッチした産業医を見つけることができます。
より良い産業医を見つけるためにも、産業医クラウドで自社に合った産業医を探してみてはいかがでしょうか。

4.2メンタル問題に強い産業医

起業や労働者にとって、メンタルの病気は本当に深刻な問題になっています。
メンタル面の病気は目に見えない病気で、それもなかなか治りにくいことも特徴といえ、早期発見が重要です。
目に見えやすい病気は勿論のこと、目に見えにくいメンタル面の病気の早期発見ができる産業医や、メンタル問題に強い産業医も質が高いといえます。
株式会社Avenirは、メンタル問題に強く対応しており、常に医師の研修も行っているため、労働衛生コンサルタントの資格を持つ医師も多く在籍しています。

企業が産業医を選任する際には、質の高い産業医と出会いたいと思うでしょう。
より質の高い産業医を見つけたい方は、株式会社Avenirに一度お問い合わせ下さい。スタッフがそれぞれの企業様に寄り添って対応させて頂き、より素晴らしい産業医に出会うためのお手伝いをします。
また、契約後も、しっかりとフォローさせて頂きます。
仮に担当医を変えて貰いたい等の希望があった場合にも、応じさせて頂きますので、何かありましたら、いつでもご相談下さい。

5.まとめ

社内の業務を効率良くさせるためにも、社員を定着させるためにも、産業医の存在はとても重要といえます。
効率良く仕事をするためのシステムを考えることも大切ですが、社員のストレスを軽減させることも大切です。
社員のストレスが減ることで、社内業務もスムーズになり、本当の意味で良い仕事ができるでしょう。
良い仕事ができる人員が増えれば、より良い会社ができます。
より良い会社を作るためにも、より素晴らしい産業医を探して、社員のフォローをしっかり行うことが重要になります。
「働く」という言葉は、「はた(周り)を楽にする」、という意味もあります。
周りの社員達を楽にする、ストレスを軽減させるためにも、より1人1人に寄り添える良質な産業医を見つけましょう。

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相談イメージ

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「今の産業医に不満があるけど、これってどこも同じ?」
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監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー