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産業医の料金の目安とは?適正な料金で契約するには

2022.03.25産業医

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産業医の料金の目安について問われた場合、即答できる方は少ないのではないでしょうか。

病院やクリニックの場合とは異なるため、なかなか費用感のイメージがわきにくいかもしれません。産業医の種類や探し方によっても料金は異なるため、事前に相場を知っておくことは大切です。適正な料金で産業医と契約するためにも、今回の記事を参考にしてみてください。

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産業医の料金の目安とは。「専属」と「嘱託」の違いを知ろう

産業医の料金は、選任する産業医が専属か嘱託によって異なります。

産業医の報酬相場は、嘱託産業医の場合、月に1回の訪問で3~10万円程度、専属産業医の場合、週1勤務で年に300〜400万円程度、週4勤務では年に1,200〜1,500万円程度が一般的です。

専属産業医とは

専属産業医とは、事業所に常駐して働く産業医を意味します。

専属産業医の勤務は、週に3日以上、1日3時間の勤務が基本となっています。勤務時間は、事業所で働く労働者の勤務時間に合わせることが基本とされるため、事業所によっては早朝から勤務するケースもあるでしょう。

また、専属産業医の質の向上のために月に数日大学病院へ赴き研究をする、研究日を与えているケースも多く見られます。

さらに、他の事業所の産業医業務を兼任しているケースもあるため、専属産業医の勤務日数は、週に3.5~4日が多いと言われています。

専属産業医の選任要件

専属産業医の選任要件は、以下の通りです。

1名以上の専属産業医の選任が必要 従業員数1,000~3,000人の事業所
有害業務従事者500人以上の事業所
2名以上の専属産業医の選任が必要 従業員数3,001人以上の事業所

専属産業医の料金目安

気になる専属産業医の料金ですが、以下のような計算方法が一般的です。

専属産業医の年間報酬=(300~400万円)×(1週間の勤務日数)

週に1度の勤務であれば年間300~400万円程度となり、週5日のフル勤務であれば、年間1,500~2,000万円程度になります。

専属産業医の料金は、週にどれだけ勤務するかで変動し、産業医としての経験が長くなればそれだけ高くなる傾向が見られます。経験が長ければそれだけ場慣れしていると考えられるため、安心して依頼ができる半面、料金は高額になります。どちらを取るかは雇い側の判断になってくるでしょう。

嘱託産業医とは

嘱託産業医は、専属産業医とは異なり、月に1~数回の事業所訪問をして産業医業務に携わる産業医のことを指します。訪問日数は、必要書類を提出することで、2ヶ月に1~数回の頻度に減らすことも可能です。

嘱託産業医の選任要件

嘱託産業医の選任要件は、以下の通りです。

1名以上の嘱託産業医の選任が必要 従業員数50~999人の事業所

ただし、従業員数が999人以下の場合でも、500人以上が有害業務に携わる事業所では、専属産業医の選任義務が発生しますので注意しましょう。従業員数50人未満の事業所では、産業医を選任する必要はありませんが、助成金制度を活用して選任することも可能です。

嘱託産業医の料金目安

嘱託産業医の料金設定は、専属産業医とは異なり、事業所の従業員数により変動します。料金相場は以下の通りです。

従業員数 50人未満 50~199人 200~399人 400~599人 600~999人
料金 75,000円〜 100,000円〜 150,000円〜 200,000円〜 250,000円〜

※ストレスチェックや健康診断を実施すると、その都度別料金が発生します。

産業医の探し方によっても料金に違いが出る

産業医の料金は探し方によっても違ってくるため、これから産業医の探し方とその料金について見ていきましょう。

地域の医師会や医療機関に紹介してもらう場合

地域の医師会や医療機関に産業医を紹介してもらう方法があります。

医師会を介した場合

地域の医師会に産業医を紹介してもらう場合は、地域の産業医を紹介してくれるため、地元で探したい場合に効率的な方法です。

特に産業医を探しにくい地方の場合に、有力な方法ですが、産業医紹介後は直接契約となるケースが多く、全体的に割高になる傾向があります。医師会を通じて産業医を紹介してもらう場合は、事前に契約体系を確認しておくとよいでしょう。

嘱託産業医と直接契約をした場合の料金は、おおよそ以下の通りです。

従業員数 50〜100人 101~200人 201~300人 301~400人 401~500人
料金 100,000円〜 120,000円〜 140,000円〜 160,000円〜 180,000円〜
従業員数 501〜600人 601~700人 701~800人 801~900人 901~999人
料金 200,000円〜 220,000円〜 240,000円〜 260,000円〜 280,000円〜

※上記の料金以外にも、1回の訪問につき別途訪問料が6万円加算されます。
※有害物質取り扱い事業所の場合、上記料金に加え30%増しとなります。
※専門性が問われる精神科医等と契約する場合、半日につき15~30万程度の費用がかかってきます。

医療機関を介した場合

産業医を紹介する医療機関が健康診断に対応していれば、健康診断料金と産業医料金がセットになっているケースが多く、全体的に割安になる傾向があります。

健康診断結果と併せて依頼ができる上、健康診断結果後の指導や助言、判断も安心して任せることができるでしょう。

ただし、健康診断多忙期は産業医業務が思うように進まないケースがあることを理解しておく必要があります。

紹介会社に紹介してもらう場合

紹介会社に依頼をする方法はより効率的で確実な方法と言えるでしょう。

紹介会社に在籍している産業医の数が多い場合、複数の産業医の中から探すことができることに加え、優秀な産業医が多く在籍している可能性も高まります。

紹介会社を介した業務委託の場合、以下のような料金設定が一般的です。

従業員数 50〜100人 101~200人 201~300人 301~400人 401~500人
料金 60,000円〜 70,000円〜 80,000円〜 90,000円〜 100,000円〜
従業員数 501〜600人 601~700人 701~800人 801~900人 901~999人
料金 110,000円〜 120,000円〜 130,000円〜 140,000円〜 150,000円〜

※1回の訪問につき、別途訪問料が6万円加算されます。

紹介会社に産業医を紹介してもらう場合、紹介会社に料金の30%を支払う必要があります。そのため、紹介会社を介した場合の料金は、従業員数50~100人の事業所の場合は以下の通りになります。

【支払い料金=6万円(産業医への支払い料金)×(12ヶ月分)×30%】

紹介会社へ30%支払うと聞くと、高いと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

けれども産業医と直接契約をした場合、費用が割高になることに加え、紹介会社を介することで各種フォローに対応してもらえるメリットを勘案すれば、トータルコストにそれほど大きな差はないと考えられます。

地域産業保健センターを利用する場合

地域産業保健センターを利用して産業医を紹介してもらう方法もあります。地域産業保健センターは、労働安全衛生法に定められた保健指導などの産業保健サービスを無料で提供しています。

しかし、従業員50人未満の小規模事業所を対象としているため、産業医選任義務のある事業所や、統括産業医がいる小規模事業所は対象外となることに注意しましょう。

産業医が設置されていない小規模事業所において、長時間労働者や高ストレス者が発生した場合、地域産業保健センターを利用して産業医を紹介してもらうことが有効な手段になるでしょう。

特に時間外労働が月80時間を超えているなどの長時間労働者は、産業医と面談する義務が発生しますので、産業医が設置されていない事業所は産業医の手配をすることが大切です。

面談の他にも職場巡視や健康相談、健康診断チェック等の産業医業務に対応しておりますので、産業医がいない事業所の方は、地域産業保健センターを利用してみてはいかがでしょうか。

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産業医は紹介会社に紹介してもらうのがおすすめ

産業医を探すにあたって、重視したいのはどのようなことでしょうか。

メンタル問題に強い産業医、経験が豊富な産業医、英語が堪能な産業医、女性産業医など事業所のカラーや特徴によって求める産業医もそれぞれではないでしょうか。

紹介会社には、多数の産業医が在籍しているため、紹介できる産業医の幅があり、様々な事業所に対応できることが強みと言えます。在籍している産業医は紹介会社により様々である他、サービスも異なることがあるでしょう。スタッフのフォロー体制や紹介実績、在籍している産業医の質などを比較してみることをおすすめします。

産業医の変更も依頼しやすい

産業医との間でトラブルが発生した場合には、産業医の変更を希望することも考えられます。

産業医を解任した場合、解任後14日以内に、新たな産業医を選任する必要があるため、どたばた作業になってしまうことは容易に想像がつくでしょう。産業医選任に伴う必要書類の作成や提出は非常に手間がかかる作業です。

産業医と直接契約をしている場合は、解任を言い渡すことが困難になってくるかもしれません。紹介会社を間に挟むことで産業医の変更依頼がしやすくなり、新たな産業医の選任代行もしてくれるため、大幅に手間が省けるでしょう。

書類作成や提出の代行に対応している紹介会社は多く、産業医の変更に無償で対応している会社も存在します。

産業医の紹介以外の様々なフォローがある

産業医紹介会社の大きなメリットの1つが、スタッフによる様々なフォローが受けられることでしょう。産業医選任後に産業医との関係性をフォローすることで、双方の関係性がよりスムーズになる効果が期待できます。

訪問日程の調整代行や何かあった際の相談対応、衛生委員会立ち上げのサポート等、会社によっては幅広いフォロー体制を整えています。事業所をサポートすること以外にも、良質な紹介会社であれば産業医に対するフォローを行なっているパターンもあります。

産業医は、限られた時間の中で業務を行うため、どうしても限界が発生してしまう恐れがあります。スタッフが産業医に対して、事前に事業所の状況や環境を伝えることで、産業医もスムーズに業務に入ることができるかもしれません。

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選任のコストを下げることができる

自分で産業医を見つけて選任する場合、見つけるための労力がかかることがあります。特に、産業医との契約前の交渉はすべて自分で行う必要があるため、産業医に詳しくないとどのように交渉していいのかもわからず、満足な契約にならない可能性もあるでしょう。契約時に対応ができないと、後々のトラブルに発展しかねません。

しかし、産業医クラウドでは、産業医選任までにかかる時間や手間は必要ありません。産業医に求める条件などがある場合も、合致した産業医を見つけてもらうことができます。

また産業医との契約も、産業医クラウドが仲介することで交渉を行わなくてもいいというメリットがあります。産業医の紹介を受けても、相性が悪い場合は契約をしなければ紹介料金が発生しないため、上手に活用して業種に理解がある産業医を見つけましょう。

産業医を見つけることが難しい地域でも対応可能

地域によっては産業医が見つからない、または資格を有していても現在の業務状況的に時間が作れず契約を断られてしまうことがあります。

産業医は企業やオフィスビルが集中している都市圏に多いため、地方で産業医を見つけるのはなかなか難しいでしょう。

しかし、産業医クラウドなら全国の産業医が登録されているので、地方であっても契約しやすい傾向にあります。ただし、すべての産業医紹介サービスが全国対応ではないため、利用時には対応地域をよく確認しておきましょう。

また、複数の事業所に産業医の選任が必要な場合も、一度の相談でまとめて依頼することが可能です。全国対応の産業医クラウドであれば、異なる地域の事業所が一括で対応できる点もメリットと言えるでしょう。

メンタルヘルスケアができる産業医の紹介が可能

最近はメンタルヘルスの問題がよく取り上げられており、社会問題にも発展しています。休職者や退職者の原因にメンタルヘルスの問題を抱えているケースもあり、メンタルヘルスケアができる産業医の需要が高まっています。

しかし、産業医の資格を有していてもメンタルヘルスの知識が十分でないと対応はできません。

産業医クラウドでは、メンタルヘルスケアも対応できる産業医も登録しているため、契約ができれば従業員の体だけではなく、心のケアも期待できます。

まとめ

産業医の料金は、嘱託産業医か専属産業医、どこに紹介してもらうかによって異なります。

適正な料金で産業医と契約するためには、良心的で質の高い産業医を見つけることが必要ですが、独自で産業医の本質を見抜くことは困難となるため、産業医探しのプロと言える紹介会社に依頼することをおすすめします。確実かつ迅速に産業医を探すなら、産業医クラウドまでぜひ一度お問い合わせください。

厳選された産業医が、 職場のメンタルヘルス対策を推進。
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監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー