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香川県の産業医をご紹介

産業医が比較的潤沢に供給されている香川県

香川県の認定産業医数は911人、50人以上の労働者を雇用する事業所数は1461件です(2014年日本医師会公表の認定産業医数にて)。産業医1人あたり2.67件の事業所を担当する計算になります。これは全国で38番目の数値です。全国レベルでみるなら、産業医は比較的よく供給されている地域だといえるでしょう。

瀬戸内海側では工業が発達し、製造業もさかんです。比較的小規模な企業が多いのですが、商工業が今後発展すれば、産業医のさらなる需要が見込まれるでしょう。

企業にとって必要な優秀な産業医とは?

医師として経験があるだけでは、優秀な産業医であるとはいえません。なによりも産業医は企業の一員です。このことを理解し、適切な行動のできる産業医を企業は選任すべきでしょう。

具体的には、次のような資質が産業医には求められます。

  • 企業の一員として、管理者や従業員と適切にコミュニケーションをとることができる
  • 衛生委員会などに出席し、適切なアドバイスを管理側に対して述べることができる
  • 労務問題について知見がある

メンタル対策に力を入れたいとしても、精神科を専門とする産業医を探し続ける必要はありません。たとえ精神科医として優秀であるとしても、産業医として必要な資質がなければ企業内で十分な働きをすることはできないからです。熱心な産業医であれば、精神科の知見があるのはもちろん、さまざまな研修を受けることで企業内メンタルマネジメントの技術をもっています。

医師としての専門分野に必要以上にこだわらず、経験と熱意ある産業医を企業は探すといいでしょう。

製造業で産業医がチェックすべきこと

現場を巡視するときには、作業員が健康であるか、安全で衛生的な環境であるかを見極める必要があります。観察眼とともに、安全でないと判断したときにすぐにそれを指摘するコミュニケーション能力も産業医はもっていなければいけません。機械類の整備不全や有害物質の流出は、作業員の健康被害をすぐに引き起こすからです。マスクなどの保護具を正しく装着しているか、作業着を着用しているかなども厳しく見なければいけません。

産業医は、労働者が出入りするすべての場所を巡視でチェックする必要があります。作業現場だけでなく、食堂、トイレ、休憩室なども巡視対象です。こうした場所で安全性や衛生状態に問題があるときは、管理者に対してすみやかに指摘と助言を行うのも産業医の役目です。

産業医の巡視の回数は?

労働者の安全と健康が確保されているかをチェックするために、産業医は月に最低1回の巡視を行わなければいけません。工業的な現場だけでなく、オフィスが職場の場合も同じです。労働安全衛生法第71条で定められるように、快適かつ安全な職場ですべての労働者が働けるように、確認とアドバイスを行うのが産業医の職務だからです。

ただし一定の条件をクリアした場合に限り、産業医による巡視を2ヶ月に1回とすることが2017年6月から認められるようになりました。メンタルチェックや面談が欠かせなくなるなど、産業医が行うべき業務は増加傾向にあります。巡視回数が毎月1回から2ヶ月に1回にする方針が固められたのは、産業医のこうした負担を軽減するためです。

産業医による巡視を2ヶ月に1回とする場合は、衛生管理者が毎週最低1回は巡視を行い、その結果を産業医に報告しなければいけません。また衛生委員会による審議内容と結果も、事業者は産業医に提出する必要があります。

とはいえ今まで通りに毎月1回の巡視でも問題はありません。メンタルヘルス対策が重要となるオフィスが職場であればともかく、危険度の高い工業的な現場については、労働者の安全確保のために月1回の巡視のほうが適しているともいえます。

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