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山形県の産業医をご紹介

産業医が平均程度に普及している山形県

山形県の認定産業医数は851人、50人以上の従業員のいる事業所数は1529件です(2014年日本医師会公表の認定産業医数にて)。産業医1人あたりで2.99件の事業所を抱える計算になります。この数値は全国で第30位です。東北地方では、山形県や岩手県に次いで産業医が普及しています。十分とはいえませんが、山形県での産業医の普及率は中レベルといえるでしょう。

山形県は製造業のさかんな地方です。これからも産業医の需要は続くと予想されます。

産業医の巡視回数は?

事業所が月に1回必要な報告を行う場合、産業医は2ヶ月に1回職場の巡視をすることが労働安全衛生法により定められています。しかしこうした報告を事業所が行わないケースでは、産業医は毎月最低1回は巡視を行わなければいけません。

巡視は、職場での作業環境、労働者の健康状態、労働者の精神衛生状況を把握するために必要なものです。とくに産業医にとっては、労働者の心身の健康状態の把握が業務の中心です。衛生管理者も職場巡視を行いますが、こちらでは作業状況や作業管理状況を中心にチェックします。

強いストレス下にあると判断されるときは、産業医は臨時の巡視を行うこともできます。巡視を通じてで労働者のふだんの健康状態や職場の雰囲気を理解し、必要な報告とアドバイスを管理者に伝えることが産業医の役目です。

とくに近年は労働者の精神上の健康管理が企業にとって重要な課題となっています。こうした状況に合わせ、産業医は労働者のストレス状況を的確に知らなければいけません。巡視の回数に関係なく、労働者の精神衛生管理に長けた産業医がこれからますます求められるようになるでしょう。

産業医のおもな職務内容

産業医の仕事の内容は多岐にわたります。企業によって求められるものは多少異なりますが、主となる産業医の7つの役割は次のようなものです。

  • 事業所の規模や事業内容を理解し、事業主と安全衛生管理者に対してアドバイスや指導を行う。
  • 産業医は定期的に職場を巡視し、労働者の心身の健康状態、作業状況、作業環境などをチェックする。労働者にとって害になる要素があれば、それを管理者に報告し改善を促す。産業医の巡視の回数は毎月最低1回、ただし事業所からの報告がある場合は2ヶ月に1回でもよい。
  • 有害因子に対する調査と取り扱い状況のチェックを産業医は行う。その後管理者に対し、改善に向けた適切なアドバイスを行う。
  • 産業医は衛生委員会の構成員である。衛生委員会の活動を助け、可能なかぎり助言を与えることが望ましい。
  • 労働者に健康障害が生じたとき、その調査と原因究明を産業医は行う。人間関係、原材料、作業環境、精神的ストレスなどを調査し、再発防止に向けて対策や必要措置について管理者にアドバイスする。
  • 産業医は地域の医療機関、大学、労働衛生機関と提携する。必要に応じて、関連学会への参加を管理者に勧める。
  • 行政への報告や届け出を産業医はチェックし確認する。査察時に指導を受けた場合は、行政に対して必要な対応をすると同時に、管理者に対しては的確な助言を産業医は行う。

これらの業務のすべてを、管理者や衛生委員会と連携をとりながら行うのが産業医です。医師としてのスキルが高いことも大切ですが、コミュニケーションをとりながら必要なアドバイスをだせる能力がないと、その産業医は企業のなかでは一般的にうまく機能しません。

ただ企業ごとに、産業医に対して求めるニーズが大きく違うこともあります。特殊なニーズがある企業は、それに合わせた能力のある産業医を探したり、契約条件を変えたりしなければいけません。産業医クラウドではさまざまな契約に応じられる産業医をご紹介できます。

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