ストレスチェック制度の導入・運用を外部業者に委託する企業が増えています。しかし、「どの業者を選べばよいのか」「サービスごとの違いがわからない」と悩む声も少なくありません。
本記事では、ストレスチェックサービスを選ぶ際に押さえておきたい 重要な3つの比較ポイント を整理し、実務で役立つ観点から解説します。
なお、以下の比較ポイントは 制度遵守・運用負担・コストバランス を重視したものです。
| サービス名 | 産業医クラウド (avenir産業医) | ウェルネスサポート | インソース | ORIZIN (ドリームホップ) | HoPEサーベイ (保健同人フロンティア) |
|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 | 従業員50名未満にも対応。産業医やEAP併用可能なクラウド統合型サービス。 | 多言語対応や受検期間延長など無料オプションが豊富。 | 事務業務を全て委託できる運用代行サービスあり。紙受検やWebとの併用に対応。 | 基本料金内で57項目と80項目の選択が可能。分析・相談・研修支援あり。 | 精緻な組織分析。多言語・Web/紙対応。 |
| 初期費用 | 無料 | 無料〜30,000円 | 無料〜100,000円 | 要問合せ | 要問合せ |
| 利用料金 | 無料※産業医サービスの契約時 | Web:225円/名、紙:450円/名 | 100名まで30,000円 101名以上 200円〜 300円/1名※運用代行オプション料金あり | シンプル:120,000円 スタンダード:168,000円 | 〜 1,160円 /年1回 ※ボリュームディスカウントや、最低料金がございます |
| WEB対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 集団分析 | ○ CSV出力・簡易分析可 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 公式サイト | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ |
※本情報は最新の内容ではない場合がございます。詳細につきましては、各サービスのホームページにてご確認いただきますようお願いいたします。
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ストレスチェック業者を選ぶ3つの重要ポイント
ストレスチェックサービス選定で失敗しないためには、以下の3つを確認することが重要です。
1. 導入コストと運用コストのバランス
サービスの価格体系は業者によって大きく異なります。具体的に確認したい点は以下の通りです。
- 初期費用:導入設定・カスタマイズ費用が別途発生するか
- 従業員1人あたりの単価:年間利用料・受検ごとの料金設計
- 年間契約料:定額制か従量制か、最低契約期間の有無
たとえば次のようなパターンがあります。
- 初期費用が安いが従量費用が高い → 受検率の高い企業向け
- 定額制でコストが安定 → 従業員数が多い企業向け
- 無料プランあり → 小規模企業のテスト導入に有効
導入企業の規模や受検回数を想定して、ランニングコストまで見据えた比較が重要です。
2. 運用しやすさとサポート体制
ストレスチェックは実施だけでは終わりません。実際の運用負担を下げるには、次の点をチェックしましょう。
- Webだけ/紙も対応:対象者の環境に応じた案内方法が選べるか
- スマホ・PC対応:受検しやすさが高いか
- リマインド・自動集計:運用負担が軽減される仕組みか
- 産業医面談設定の支援:抽出・面談調整まで一括で対応可能か
- 集団分析レポート:部署別・属性別の分析が可能か
特に、集団分析の質や面談調整の自動化機能があるかどうかは、制度を活かすか形骸化するかを分ける重要な要素です。
3. 法令対応とセキュリティ体制
ストレスチェックサービスには法令順守と情報管理の観点が不可欠です。確認すべきポイントは次の通りです。
- 厚生労働省の指針への準拠:57項目版調査票への対応状況
- 医師面談体制の有無:産業医・医療機関との連携体制
- 個人情報保護体制:Pマーク・ISMSなどの認証取得
- データ保管とアクセス管理:クラウド環境の安全性
とくに、個人情報は要配慮情報として扱われるため、企業がデータにアクセスできる範囲や匿名性の担保なども、業者ごとに仕様を確認することが重要です。
ストレスチェック業者の主なサービス比較項目
以下は、業者を比較する際によく使われる指標です。
| 比較項目 | 確認したいポイント |
|---|---|
| 料金体系 | 初期費用・従量制・定額制・無料プランの有無 |
| 受検方式 | Web/紙/スマホ対応、インターフェースの使いやすさ |
| 実施サポート | リマインド、未受検者管理、自動集計 |
| 面談支援 | 高ストレス者抽出→面談設定の自動化・立会い支援 |
| 集団分析 | 部署・属性別分析、レポート出力機能 |
| 法令・セキュリティ | 厚労省準拠、個人情報保護体制、認証取得 |
| 導入支援 | 導入説明会、マニュアル提供、担当者向け研修 |
サービス内容の違いを押さえるポイント
ストレスチェック業者は大きく次の3つのカテゴリに分けられます。
① SaaS(クラウド)型 — 自社運用向け
- 企業内部で実施〜結果分析〜面談調整まで一括管理
- 導入コストが比較的安いが、運用ノウハウが必要
- 自社のリソースがある場合にコストメリット大
② アウトソース型 — 実務を丸ごと委託
- ストレスチェック実施〜面談調整〜集計・レポートまで委託可能
- 人的リソースを割けない企業に最適
- コストはやや高めだが担当者負担は大幅に軽減
③ 産業医連携型 — 面談・改善提案まで一貫支援
- 産業医による面談・意見書・職場改善提案までカバー
- 単なる制度対応で終わらない本質的な活用が可能
- メンタルヘルス対策を内製化したい企業向け
自社の体制や課題、予算感に応じて最適なカテゴリを選びましょう。
ストレスチェックサービスの選び方の3ステップ
以下のステップで比較検討すると失敗が少なくなります。
- 自社の目的・要件を整理する
「受検率向上か」「面談支援まで必要か」「分析レベルはどこまで欲しいか」などを明確化 - 候補サービスを比較・評価する
上記の比較項目(料金・運用性・法令対応・サポート)で複数社を並べて評価 - 試用・デモを活用して実運用感を確認する
UI操作性、サポート体制、他システムとの連携などを実際に触って確認
まとめ:ストレスチェック業者は“自社運用力”と“活用性”で選ぶ
ストレスチェックサービスを選ぶ際は、
- 導入・運用コストのバランス
- サポート体制・実務負担の軽減
- 法令対応と情報セキュリティ
の3つの視点を押さえることが重要です。
単に価格だけで比較するのではなく、実際に運用した場合の負担感、産業医面談の支援範囲、集団分析の精度なども確認しましょう。
とくに産業医連携型サービスは、社内で産業医体制を構築したい企業にとって、大きな価値を発揮します。
自社の従業員数・運用体制・健康課題にフィットしたサービスを選択し、制度対応を超えた職場改善につなげていく視点が、ストレスチェック選定の本質です。
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