産業医の派遣とは?紹介会社・サービスをお探しなら産業医クラウド

産業医の派遣とは?主な仕組み

「産業医の派遣」という表現は一般的に使われますが、医師法では医師の派遣は原則禁止であり、実務上は企業と産業医が直接業務委託契約を結ぶ仕組みで支援が行われます。

企業は労働安全衛生法に基づき、一定規模以上の事業場では産業医を選任する義務があり、産業医はストレスチェック後の面談、長時間労働者の面接指導、職場巡視、衛生委員会での意見陳述など多様な役割を担います。これらは、従業員の健康管理体制を強化するための『企業の健康管理プログラム』の中心となる重要な業務です。

一方、企業が独力で産業医を探すのは困難で、紹介サービスを利用する背景には「自社課題に合う医師を選ぶことが成功の鍵になる」という事情があります。

契約前に、面談件数・巡視頻度・必要業務の優先度などを整理しておくと、ミスマッチを防ぎ運用がスムーズに進みます。

特にストレスチェック対応が必要な企業では、メンタルヘルスの実務経験が十分な産業医を確保することが重要となります。

産業医を派遣してもらう方法

企業が産業医を確保する方法は複数あり、それぞれメリット・注意点・適した企業規模が異なります。

自社の課題や目的(ストレスチェックの体制強化、メンタル不調者対応、休復職支援など)を明確にしたうえで、最適な産業医を選ぶことが不可欠となります。

産業医紹介会社を利用する

産業医紹介会社は、最もマッチング精度が高く、短期間で適切な産業医を確保できる方法です。初めて産業医を選任する企業や、メンタル対応の強化が急務の企業に最適です。

紹介会社は各産業医の経験や専門分野、企業支援の事例を把握しており、求める業務内容(面談・巡視・衛生委員会)やメンタルヘルス課題に応じて候補者を絞り込んでくれます。

事前に「年間の面談件数」「巡視頻度」「求める専門性」「ストレスチェックの運用状況」などを整理し、具体的な要件として伝えることが成功のポイントです。

契約条件や費用体系も会社により異なるため、複数社を比較することが重要です。

医療機関に紹介してもらう

健康診断を依頼している医療機関や地域のクリニックから紹介を受ける方法もあります。
診療経験を持つ医師が候補となるため、メンタルヘルス対応力が高い点がメリットです。特に休復職支援や高ストレス者面談では、臨床経験が質の高い助言につながります。
依頼時には「企業の健康課題」「訪問してほしい頻度」「委員会で果たしてほしい役割」などを具体的に伝えましょう。

ただし、医療機関は企業支援を専門としていないケースも多いため、産業医としての実務経験の有無や、企業支援の事例を必ず確認しましょう。

医師会に紹介してもらう

地域の医師会には産業医としての資格を持つ医師が多数登録されており、比較的低コストで紹介が受けられる点が特徴です。

ただし、医師会は企業ごとの課題に合わせた細かなマッチングは行わないため、企業側の事前準備が成功を左右します。「対応してほしい業務内容」「面談件数」「巡視頻度」「ストレスチェックで困っている点」など、求める条件を整理して明確に伝えることが不可欠です。

紹介後の面談では、企業支援の経験やメンタルヘルス対応の事例を確認し、すり合わせを行いましょう。コストを抑えたい企業に適した方法ですが、業務適合性の確認が重要となります。

地域産業保健センターを活用する

従業員50名未満の事業場であれば、地域産業保健センターを無料で利用できます。長時間労働者の面接指導やメンタル相談など、一定の健康管理業務を補完でき、体制づくりの初期段階で活用する企業が多い方法です。小規模企業が段階的に体制整備を進める際に有効です。

センターは職場巡視や衛生委員会参加など、産業医の法定業務を代行する仕組みではないため、「センターが対応できる内容」と「企業側が別途選任すべき嘱託産業医の業務」を整理し、併用することが成功のポイントとなります。

自社の人脈を頼る

経営者・顧問・医療関係者などから紹介を受ける方法は、信頼性が高く、候補者の人柄を事前に把握しやすいメリットがあります。

しかし、産業医業務に不慣れな医師が紹介されるケースも多く、実務と期待がズレるリスクがあります。面談前に「年間の面談件数」「巡視で重視してほしい点」「ストレスチェック面談の経験」「企業支援の事例」などの確認項目を準備し、すり合わせを徹底することが必要です。

また、人脈紹介は契約内容が曖昧になりやすいため、業務範囲・時間外対応・追加費用などを必ず文書化し、正式な委託契約として整理することがトラブル防止につながります。

産業医の紹介会社をお探しなら産業医クラウド

産業医の紹介を検討する際に重要なのは、単に医師を紹介されるだけでなく、自社の課題に最適な産業医と確実にマッチングできるかという点です。

特にストレスチェック後の面談、長時間労働者対応、メンタル不調者の休復職支援など、産業医の質が企業の安全衛生体制の“成功”を左右します。

産業医クラウドは、面接通過率20%という厳格な基準で産業医を選抜しており、企業の目的・業務内容・課題に合わせて最適な医師を提案します。この「質の担保」が他社サービスとの大きな違いです。

さらに、産業医紹介だけではなく、ストレスチェック、オンラインカウンセリング、産業医面談支援などを含むELPISシリーズによる伴走型プログラムを提供している点も特徴です。
これにより、企業は“産業医選任 → メンタルヘルス施策の運用 → 状況改善”までを一気通貫で任せることができ、人事担当者の負担を大幅に軽減します。

導入企業数は3,000社以上にのぼり、さまざまな事例をもとに企業規模に合わせた支援が可能です。大企業には大企業の状況に合わせたご提案、中小企業には中小企業に合わせた内容、ベンチャー/スタートアップのような変化の激しい組織には、それに合った内容をご提案しています。

「初めての選任で失敗したくない」「ストレスチェック後の面談対応を強化したい」「休職再発防止の仕組みを整えたい」という企業にとって、産業医クラウドは最も実務的で安心できる選択肢です。
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産業医を派遣してもらう際の注意点

産業医の導入は、ストレスチェック対応やメンタル不調者支援など、企業の健康管理体制を強化するうえで非常に重要です。

しかし、医師法により「医師の派遣」は原則禁止されており、誤った契約形態を結ぶと企業側も法令違反のリスクを負います。

正しいプロセスは、産業医と企業が業務委託契約(委任契約)を結び、指揮命令関係を伴わない形で業務を依頼することです。

また、産業医業務は範囲が広いため、契約書で業務内容・頻度・費用・守秘義務などを明確にする必要があります。

産業医との契約形態を確認する

産業医を導入する際に最も重要なのは、契約形態が医師法に適合しているかを確認することです。日本では医師の「派遣契約」が原則として禁止されているため、企業が結ぶべき契約は労働力の提供ではなく、産業医業務を委任する「業務委託契約」となります。

ここを誤ると、「企業が産業医を直接指揮命令している」とみなされ、医師法違反につながる恐れがあります。

契約書では、①指揮命令関係が発生しないこと、②業務目的と内容が明確であること、③守秘義務・個人情報保護の範囲が記載されていることを必ず確認しましょう。

初めて契約する場合は、労務担当や外部専門家に確認してもらうことでリスクを回避できます。

契約内容を明確にする

産業医との業務委託契約では、業務内容を曖昧なままにしないことが最も重要です。

ストレスチェック面談、長時間労働者面接、職場巡視、衛生委員会への参加など、産業医が担う業務は多岐にわたります。期待する業務が実施されなかったり、追加料金が発生したりするトラブルの多くは、契約内容の不明確さが原因です。

契約書には、①実施する業務範囲、②頻度・スケジュール、③追加業務発生時の費用、④相談対応の方法と時間帯、⑤報告書の形式・提出期限を具体的に記載しましょう。また、機密情報を扱うため、個人情報保護と守秘義務の取り扱いも必須項目です。

事前に内容を精緻に決めておくことで、産業医との協働がスムーズになり、健康管理体制の成功につながります。

派遣の産業医に依頼できる業務内容

産業医に依頼できる業務は、面談対応だけでなく、企業の健康管理体制を包括的に支える多岐にわたる専門業務で構成されています。

産業医は医師としての専門知識と、労働安全衛生法に基づく業務遂行義務を持ち、企業が自力では気づきにくい健康リスクを見える化します。

特にストレスチェック制度の義務化や長時間労働問題が大きく取り上げられる中、産業医の関与は従業員の健康保持だけでなく、離職防止・生産性向上など企業経営にも大きな効果をもたらします。

面談

産業医による面談は、従業員の心身状態を医学的に評価し、就業上の配慮の必要性を判断するうえで最も重要な業務です。

高ストレス者の面接指導や健康診断後の事後措置では、症状・働き方・ストレス要因・生活習慣など多方面からヒアリングを行います。その結果にもとづき、「業務量の調整」「勤務時間の変更」「医療機関受診の推奨」など、企業が取るべき具体的な措置が示されます。

また面談内容は高度な個人情報であるため、企業側は情報共有の範囲や記録の扱いを事前に取り決めておく必要があります。

適切な面談体制が整っている企業ほど、メンタルヘルス不調の早期発見や休職者の減少といった成功事例が多く見られます。

ストレスチェック

ストレスチェック制度における産業医の役割は、単に高ストレス者への面接指導にとどまりません。

産業医は結果データを分析し、部署ごとのストレス傾向や組織課題を抽出することができます。これは職場改善プログラムの基盤となる重要な工程であり、企業単独でやることは難しいものです。

さらに、面談で得られた情報とストレスチェックの結果を統合することで、個人・組織双方の課題がより鮮明になります。

衛生委員会で改善案を提示したり、人員配置の調整や業務負担の是正につなげたりと、企業の働きやすさ向上に直結する成功事例も多数あり、ストレスチェックの義務対応から戦略的な健康施策へと高めるために、産業医の関与は欠かせません。

職場巡視

職場巡視は、産業医が実際の職場環境を見て健康リスクを特定する重要な業務です。

職場内の照明・換気・動線・作業姿勢などの物理的条件に加え、作業負担やコミュニケーション状況など心理的ストレスにつながりやすい要因も確認します。

これにより、職場の潜在的な課題を早期に発見でき、事故や健康障害の未然防止につながります。

巡視後には、改善すべき点を具体的に企業へ助言し、その内容は衛生委員会で議題となります。

例えば、休憩スペースの見直し、照明の改善、業務配置変更など、すぐに改善できる提案も多く、継続的な巡視をしていくことが企業の健康管理体制の成熟を支えてくれます。

衛生委員会への参加

衛生委員会は、企業の安全衛生対策を審議する法定機関であり、産業医はその中心的役割を担います。

委員会では、健康診断結果、ストレスチェック結果、職場巡視の報告、長時間労働対策などをもとに、従業員の健康障害を防ぐための改善策を議論します。産業医が参加することで、施策が医学的根拠に基づき、実効性の高いものになります。

また、年間の健康管理計画の策定やメンタルヘルス教育の実施など、企業の衛生プログラムを強化する取り組みも提案できます。

専属産業医と嘱託産業医の主な違い

専属産業医と嘱託産業医は、どちらも従業員の健康管理を担う重要な役割を持ちますが、配置義務・関与度・企業にもたらす効果には明確な違いがあります。

専属産業医は従業員1,000人以上の事業場で選任が義務付けられ、原則として企業に常駐して日常的な健康相談、メンタルヘルス対策、復職支援、職場環境改善など広範囲の業務を継続的に担当します。企業の実態を深く理解したうえで中長期的な健康管理プログラムを設計できるため、課題の早期発見や施策の成功につながりやすい点が大きな特徴です。

一方、嘱託産業医は従業員50〜999人規模の事業場で選任される非常勤の産業医で、訪問頻度は月1〜2回が一般的です。

限られた時間のなかで法定業務(健康診断後の措置、長時間労働者の面談、職場巡視、衛生委員会への参加など)を確実に実施し、必要に応じてメンタルヘルス対応にも関与します。
コストを抑えながら最低限の健康管理体制を整えられる点がメリットですが、企業側が事前に課題整理や資料準備を行わないと、時間内に十分な効果を引き出しにくいという注意点もあります。

専属産業医と嘱託産業医のどちらを選任するかは、自社の目的と必要な関与度がポイントとなります。

健康経営を本格的に進めたい、復職者が多い、複数拠点を抱えるといった企業では、専属産業医が適しています。一方、法定業務を確実に遂行しながらコストを抑えたい中小規模の事業場では、嘱託産業医が適切です。

自社の状況に応じた選任が、健康管理体制の成功につながります。

産業医派遣の費用相場

産業医を派遣してもらう際の費用は、専属産業医と嘱託産業医のどちらを選ぶかによって大きく異なります。

専属は常勤として企業の健康管理体制を全面的に支援するため高額になり、一方で嘱託は月1回の訪問を中心とした“法令対応型”のため導入しやすい価格帯です。

自社で産業医を選任する目的が、健康経営の推進なのか、ストレスチェックや長時間労働面談など最低限の法的対応なのかによって最適な選択は変わります。

専属産業医の場合

専属産業医の費用相場は、月100万〜150万円(年1,200万〜1,800万円程度)が一般的です。

専属産業医は常勤として企業に深く関わり、日常的な健康相談、メンタル不調者のフォロー、職場環境改善、産業保健プログラムの設計、衛生委員会での助言など、多岐にわたる業務を担当します。

産業医が経営層と連携することで、離職率の低下やメンタル不調の早期発見といった成果につながる成功例も多く見られます。

一方で、費用が高額であるため、導入前に産業医へ求める役割や稼働時間、成果指標を明確にしておくことで投資対効果の高い健康管理体制を構築できます。

嘱託産業医の場合

嘱託産業医の費用相場は、月5万〜15万円前後が目安で、最も一般的な導入形態です。

月1回の訪問を中心に、健康診断後の就業判定、長時間労働者面談、ストレスチェック実施・高ストレス者面談、職場巡視、衛生委員会への参加など、法令で求められる業務をカバーします。

中小企業にとって導入しやすく、必要に応じて訪問回数の追加やオンライン面談を組み合わせることで柔軟に対応できます。

ただし、業務範囲が曖昧なまま契約すると「当日何をするのか」が不明確になりやすいため、事前にアクションリストを作成し、企業の目的に合った契約内容にしておくことがポイントです。

産業医の派遣サービスを利用するメリット・デメリット

産業医派遣サービスは「産業医が見つからない」「ストレスチェック後の面談が追いつかない」といった企業の課題を短期間で解決できる方法です。

しかし、外部の産業医を活用する以上、導入時の注意点を理解しないまま進めると期待した成果が得られない場合もあります。

メリット

産業医派遣サービスの主なメリットは以下の通りです。

  • 専門性の高い産業医を短期間で確保できる
  • 法定業務(面談・巡視・衛生委員会)を漏れなく実施できる
  • メンタルヘルス対策の質が向上し、労務リスクを低減できる
  • 人事の業務負荷を大幅に削減できる

特に強いメリットは「企業のニーズに合う医師を選定できること」です。

メンタル不調者対応に強い産業医、復職支援の事例が豊富な産業医など、得意分野を踏まえて紹介されるため、健康管理プログラムの成功率が高まります。

また、紹介会社が契約・スケジュール調整・実施内容の管理まで担うため、人事が0から産業医を探す必要がなくなり、導入の負担が激減します。

さらに、定期的な関与により、長時間労働や組織課題の早期発見につながり、結果として企業全体の生産性向上にも寄与します。

デメリット

産業医派遣サービスを利用する際のデメリットは以下の通りです。

  • 訪問時間が限られ、深い関与が難しい場合がある
  • 企業文化の理解には時間がかかる
  • 追加業務が別料金となり、費用が想定より増える可能性がある

派遣型は常駐ではないため、月1〜2回の訪問では十分な支援体制を構築できないケースもあります。特にメンタル不調者が多い職場では、限られた時間で対応しきれず改善が進まないことがあります。

また契約初期は職場特性や組織文化を把握する時間が必要となり、改善施策の効果が見えるまでタイムラグが発生します。

さらに研修、制度改善の伴走支援、スーパーバイズなど法定業務外の内容は追加費用となることが多く、契約前に業務内容と料金体系を明確にしておくことが重要です。

産業医の派遣サービスの選び方

産業医派遣サービスを選ぶ際の最重要ポイントは、「自社の課題に合う産業医を確実に確保できるか」「業者が提供するサポート内容が実務負荷の軽減につながるか」の2点です。

産業医選定を誤ると、面談の質が安定しない、改善提案が形骸化するなど、導入効果が得られないケースが多くあります。以下の基準を押さえて選べば、産業保健活動の目的達成に近づけます。

選定時に必ず確認すべきポイント

自社の課題に適した産業医を紹介できるか

企業ごとに必要とする専門性は異なるため、紹介会社がどこまで自社の課題に合った医師を選べるかは最重要項目です。

メンタル不調者が多い企業ではカウンセリング経験が豊富な医師、復職支援が課題の企業では、制度運用の支援実績がある医師が必要です。

紹介会社の医師データベースの規模、専門領域、過去の事例数を確認し、「自社の目的に合う医師を提示できるか」を必ずチェックすることが成功率を左右します。

契約範囲・追加費用・対応プログラムが明確か

派遣サービスでは、法定業務以外の研修・制度改善支援・管理職教育が追加料金として発生する場合があります。

契約前に、月額料金に含まれる内容、別料金となる項目、追加費用が発生する条件を明確にしておかないと、予算が膨らむリスクがあります。

また、契約書の表現が曖昧な場合は、業務実施時にトラブルが発生しやすいため、内容を具体的に確認することが欠かせません。

人事・労務の事務負担をどこまで軽減できるか

ストレスチェック後の面談調整、衛生委員会資料の作成、産業医との連絡調整などの業務が発生すると、企業の人事・労務の負荷も高くなります。

派遣サービスによっては、これらの手続きや書類準備を代行してくれるため、導入効果が大きく変わります。

「スケジュール調整の代行の有無」「オンライン対応の可否」「人事向けのサポート窓口」が充実しているかを確認することで、企業側の運用の手間を最小限にすることができます。

産業医とのコミュニケーション品質

産業医については、専門性だけでなく、従業員との対話姿勢や説明の丁寧さも極めて重要です。

導入前に事前面談ができるか、フィードバックの質はどうか、企業文化との相性はどうかを確認すると失敗が減ります。

特にメンタルヘルス対応では、話を引き出す力や不調者への共感的対応が求められるため、コミュニケーション力の評価は欠かせません。

長期的な伴走支援があるか

産業保健活動は単発で完結するものではありません。

ストレスチェック結果の分析、改善施策の計画と実行、安全衛生委員会での助言など、継続的な支援がある業者ほど組織改善が成功しやすくなります。

「改善提案の頻度」「振り返りミーティングの有無」「運用サポート体制」が整っているかを確認し、長期的に伴走できるパートナーを選ぶことが重要です。

産業医の派遣に関するよくある質問

産業医の派遣サービスは、ストレスチェックや面談の需要増に伴い、多くの企業が利用しています。

しかし、実務に入ると「派遣を断られた」「選任義務の対象人数がわからない」「医師派遣の法的扱いが気になる」など、具体的な疑問が生じます。

ここでは、人事担当者が特に迷いやすい3つのポイントについて、判断基準や注意点を踏まえて分かりやすく解説します。

これらを押さえておくことで、産業医選任の対応がスムーズになり、企業としてのリスク管理も強化できます。

産業医の派遣を断られてしまった場合はどうすれば良いですか?

産業医派遣を断られるケースは珍しくありません。

理由として多いのは「専門分野の不一致」「業務量や訪問頻度の条件が合わない」「医師のスケジュール不足」などです。

まずは断られた理由を正確に確認し、条件の調整が可能か紹介会社に相談しましょう。

特に、メンタルヘルス対応が必要な場合は、その領域に強い医師を再提案してもらえることがあります。もし紹介会社側の医師不足であれば、複数社へ同時に問い合わせることで解決できる可能性が高まります。

また、希望条件(面談の頻度、オンライン併用の可否、得意領域)を最初に明確化しておくと、医師選定の成功率が向上します。

従業員50名以上で産業医を選任する場合において派遣社員は含まれますか?

結論として、派遣社員は産業医選任義務の人数に含まれます。

労働安全衛生法では「事業場で常時働く人」が基準となり、雇用形態は問いません。そのため、派遣社員・パート・契約社員なども集計対象に含まれます。

見落とされがちですが、繁忙期や新規業務開始により派遣スタッフが増えると、突然50名を超えるケースもあります。

人数管理を怠ると、選任義務違反として指導対象となる可能性があります。月次で在籍人数を集計し、派遣元企業とも共有する仕組みを作ることが重要です。人数が増えることで、衛生委員会の設置義務やストレスチェック実施対象も変わるため、定期的な確認が企業リスクの低減につながります。

医師の派遣が禁止されているのはなぜですか?

医師の「労働者派遣」は、労働者派遣法により原則禁止されています。理由は、医師が医療行為や専門判断を企業の指揮命令下で行うと、中立性や専門性が損なわれるためです。

ただし、産業医業務は「委託契約」であれば合法であり、企業と医師は対等な立場で業務範囲を取り決めます。そのため、産業医派遣サービスを利用する際は「委託契約を前提としたサービスか」を必ず確認しましょう。

具体的には、契約書に指揮命令関係が存在しないこと、守秘義務、面談の進め方、訪問頻度などが明記されているかチェックする必要があります。

適切な契約形態を守ることは、法令遵守だけでなく、従業員の安全配慮における企業責任を果たす上でも欠かせません。

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