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産業医事務所とは|産業医の仕事や関連サービスについて

2019.06.17治療

企業に属する労働者であれば、産業医にお世話になった経験のある方も多いでしょう。産業医の仕事内容について、気になっている方もいるかもしれません。
また、産業医事務所」という言葉を聞いたことのある方もいるのではないでしょうか?
産業医事務所とはどういった事務所で、どんな仕事をしているのでしょう。
今回は産業医事務所について、また、産業医の仕事や関連サービスについて触れてみたいと思います。

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1.産業医事務所とは何か?

産業医事務所とは、文字通り産業医が所属する事務所になります。

事業所で働く社員数が50人を超えたら、14日以内に産業医を選任する必要があります。

2週間という限られた時間内に産業医を探すことは困難ですが、産業医事務所を探して依頼をすればスムーズに手続きができるでしょう。

・医師のすべてが産業医ではない

もしかしたら産業医を探す際に、「知り合いの医師に依頼をしてみよう」と考える企業もあるかもしれません。

しかし、産業医とは特定の条件を満たした医師が所有できる資格です。

そのため医師のすべてが産業医の資格を有しているわけではないので、注意が必要です。

産業医として認定された医師は、産業医認定証」を所有しています。産業医認定証を交付された医師のみが、産業医業務に携わることができます。

産業医を選任する際は、産業医と認定された医師に依頼をする必要があります。

その時に産業医事務所に依頼をするのも良いでしょう。

・事務所により事業内容は様々

産業医事務所によっては産業医業務以外にも、保健師業務や講演・セミナーなど、手広く扱っているパターンもあります。

業務内容は事務所により様々なので、事前に確認しておくことも大切かもしれません。

2.産業医の仕事内容や役割

産業医の仕事内容や役割
では産業医の仕事内容や役割とは、どのようなものになるのでしょうか。

簡単に見ていきましょう。

2.1産業医の主な仕事内容は?

まずは産業医の主な仕事内容について触れてみます。

・職場巡視
産業医は月に1回から数回、職場巡視をします。

特に有害業務や危険業務と隣り合わせの会社の場合は、この職場巡視がとても大切になってきます。

産業医はそこで何か問題があれば指摘をし、専門的観点から問題改善に向けた適切な助言をしていきます。

・ストレスチェック
産業医はストレスチェックの計画や実施に携わる必要があります。

そこで高ストレスと判断された労働者と面談を通じ、指導や助言をしていきます。

・過重労働者との面談
最近は長時間労働による問題が浮き彫りにされていますが、産業医は過重労働者と面談することが義務付けられています。

・休職者・復職希望者との面談
産業医は休職者と面談をすることも大切な役割です。

そこで、復職希望者がいれば面談の中で状況確認をし、適切な判断・指導をしていきます。

・その他希望者との面談
その他にも、産業医は面談希望者がいれば面談をします。

・健康診断結果のチェック
産業医は労働者の健康診断結果のチェックをし、異常の所見が認められた労働者には就業判定をします。就業制限や休職が必要と見なされた労働者に対して、意見書を作成します。

また健康診断結果報告書は産業医の捺印が必要なため、健康診断結果のチェックは大切な仕事になります。

・衛生委員会への出席
衛生委員会へ出席することも産業医の役割です。

産業医が欠席する場合、産業医はその際作成された議事録にしっかりと目を通す必要があります。

・衛生講話の実施
産業医は企業から希望があれば、衛生講話を実施します。

この衛生講話は、衛生委員会や社員研修などで開催され、産業医は企業のニーズに応えたテーマで適切な講話をすることが求められます。

2.2社員のメンタルヘルスが中心(役割)

産業医は50人以上の企業に設置することが義務付けられていますが、どうして産業医の存在が必要不可欠なのでしょうか。

その背景には、メンタルヘルス問題があるといっても良いでしょう。

・目に見えないからこそ恐ろしい問題
メンタルヘルスの問題は目に見えにくい分、とても恐ろしいものです。

一般的な病気と異なり、血液検査や超音波検査ではっきりとした異状が出るわけではありません。

だからこそ、慎重に扱うことが大切といえるでしょう。

産業医の寄り添った対応が大切
メンタルヘルス問題を「甘えだ」と見なしてしまうケースもあります。

しかし、メンタルヘルス問題に対して荒治療の様なことをしてしまうと、逆効果です。ここで産業医は、労働者に寄り添った対応をすることが求められます。

寄り添うことで労働者は安堵し、同時に産業医と労働者の間の信頼関係も生まれるのです。

・会社に必要な内容を報告する
産業医は労働者と面談をしながら、必要な事柄を会社側に報告します。

この際、必要な部分をしっかり報告することが大切になります。

必要事項を伺った会社側も、今後の対策を練ることが可能になるでしょう。

3.産業医事務所以外の関連サービス

産業医の事務所以外の関連サービス
産業医を設置する時に、決まった方法はありません。

産業医として認定されている医師に知り合いがいれば、直接依頼をすることも可能です。「地域の医師会」や「健康診断実施機関」に依頼をするのも良いでしょう。

しかしその探し方では限りがあるため、産業医事務所に直接依頼をする方法がスムーズといえます。

また、産業医事務所に依頼をする以外にも産業医を探す方法があります。

それは、産業医紹介サービス会社に依頼をすることです。

産業医紹介サービスとは

産業医紹介サービスとは、文字通り産業医を紹介するサービスで、多数の産業医が在籍しており、その中から企業によりふさわしい産業医を紹介します。

産業医紹介サービスの強み

産業医紹介サービス会社は、在籍している産業医の人数が多いため、より理想的な産業医を設置できる確率が増えるでしょう。

企業によってカラーは様々ですが、スタッフがそれぞれの企業にマッチした産業医を探していきます。

また、産業医を替えたいと思った場合も、スタッフに頼めばしがらみなく交代することが可能です。

産業医の紹介以外も対応

産業医紹介サービス会社は、産業医を紹介した後も各種フォローやサポートをしていきます。

産業医設置の際に必要な書類作成・提出の代行各種制度づくりのサポート産業医との関係性のフォローなども対応しています。

もっとも、その内容については産業医紹介サービスにより様々なので、気になるポイントがあれば事前に確認をしておくことも大切です。

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4.産業医を企業に設置する上での大きなメリット

産業医を企業に設置する上での大きなメリット
次に、産業医を企業に設置するメリットについて触れてみましょう。

4.1企業の働き方改革を推進する

「働き方改革」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

働き方改革とは、日本の企業の労働環境を見直すための取り組みになります。

2019年4月1日より、産業医・産業保健機能」および「長時間労働者に対する面接指導」などが強化されました。

産業医・産業保健機能の強化

過重労働やメンタル問題は大きな課題になっています。

産業医は専門的立場から、面談を通じて労働者に健康相談や指導をしていきます。

それと同時に、企業側にも適切な指導をする必要があります。

・長時間労働者に対する面接指導などの強化

近年では、過重労働や過労死、過労自殺などが問題視されています。

過重労働を巧みに隠ぺいする企業も、残念ながら存在します。

しかし、産業医を企業に設置することで、こういった不正が減ることが期待されるでしょう。

産業医は労働者の勤務状況をしっかり把握し、特に、過重労働者と面談することが必要とされます。

労働者たちの健康管理のためにも、働き方改革はとても大切なものです。

産業医は、働き方改革を企業に対して推進する役割があります。

そのためにも、労働者たちの勤務時間や職場環境をしっかり把握しておくことが大切になってきます。

4.2休職者や退職者を減らす役割

産業医には、休職者や退職者を減らす役割も求められています。

・休職者や退職者が発生するとどうなるか

労働者たちが健康に働くことは企業にとってもメリットですが、休職者や退職者が発生することは大きなリスクになります。

人員が減ることで、他の労働者たちの役割や負担が増え、それが新たに他の労働者に

ストレスを与えてしまうことも考えられるでしょう。

そして、他の労働者が休職・退職という事態に陥ると、文字通りドミノ倒しのように崩れてしまいます。

・面談を通じてストレスが軽減される

企業で働く労働者の中には、誰にも悩みを相談できずに、1人で抱えている人も少なくありません。

1人で悩みを抱え込んでしまうことは、健康のためにも良いとはいえません。

悩みは「誰かに話すと、同時に自分の中である程度整理がつけられる」といった期待もできます。

また、第三者が話を聞くことで、これまで考えもしなかった解決策が見つかるかもしれません。

誰かに受け入れてもらえることで、気持ちが楽になるでしょう。

労働者に寄り添った対応ができる産業医であれば、その分労働者のストレス軽減が期待できます。

メンタルヘルスによる問題は大きな課題になっており、アルコールやニコチンに逃避する方もいるのではないでしょうか。

また、その他にも過食や減食、睡眠不足などに陥るケースも多数あります。

それは臓器に影響が及ぶ場合もあるため、メンタルヘルス問題は二次被害を引き起こしてしまうパターンもあるといえます。

そのため精神の病には、早期対策が重要です。

産業医は専門的立場から労働者のメンタルヘルス問題にいち早く気付き、しっかり丁寧に寄り添った対応をすることが大切です。

・企業側に必要な情報が伝わる

労働者の状況を、産業医は必要に応じて企業側に報告をします。

それに伴い企業側も、労働者が働きやすい環境を実現するために動くことができるです。

4.3健康診断結果に対してのアドバイスが受けられる

産業医がいれば、健康診断結果に対してアドバイスを受けることも期待できます。

では、どういった場合に、産業医からアドバイスが受けられるのでしょうか。

・異常の所見がある場合

異常の所見が認められた労働者に対し、産業医は就業判定をします。

そこで就業制限や休職が必要とされた場合、産業医は意見書を作成する必要があります。

・健康相談

健康相談を希望する社員がいれば、産業医は応じる必要があります。

労働者の健康診断結果内容から、産業医は専門的な立場から、適切な指導やアドバイスをします。

その内容は、ニコチンやアルコールを減らす指導や自炊の推進日常生活に運動を取り入れる工夫など、労働者の生活習慣により様々です。

この時に、偏った指導内容にならないための工夫が大切になってくるでしょう。

5.優秀な産業医事務所を紹介!【産業医クラウド

労働者が快適に働くことができる環境を実現するためには、優秀な産業医を設置することが大切です。

そのためにも、優秀な産業医が数多く在籍している産業医事務所に依頼をしましょう。

産業医クラウドは優秀な産業医たちが在籍

産業医クラウドは優秀な産業医たちが在籍しています。

それはどうしてでしょうか。

Avenirは、産業医たちと面接をする際に代表が直接面接をしています。

年間数百人もの産業医たちと面接をしているからこそ、産業医を見抜く能力は確かといえるでしょう。

厳しい面談をした上で、限られた優秀な産業医たちを厳選しています。

その通過率は実に20%になります。

Avenirの産業医は20%に属する優秀な産業医たちの集まりです。

そんな優秀な産業医たちの中から、企業にぴったりな産業医を探してみませんか。

・メンタルヘルス問題に強い

Avenirの産業医たちはメンタルヘルス問題を得意としています。

近年は、労働者たちのメンタルヘルス問題が重要視されており、それに並行して産業医たちも、メンタルヘルス問題について日々学んでいます。

またメンタルヘルス問題に対応するために大切なことは、知識だけではありません。

労働者に寄り添った対応が大切になってきます。

Avenirの産業医たちは、労働者たちに寄り添った対応をしていきます。

・日本全国に対応

産業医クラウドは日本全国に対応しています。

そのため、他の紹介サービス会社に断られてしまった方も一度ご相談ください。

日本国内、どこでも優秀な産業医をご紹介致します。

6.まとめ

産業医を探す方法に括りはなく、その方法は実に様々です。

優秀な産業医を探したい場合は、産業医事務所や産業医紹介サービスに依頼をすることがベストでしょう。

優秀な産業医をスムーズに探したい場合は、私たち産業医クラウドにお問い合わせください。

優れた産業医たちの中から、それぞれの企業にぴったりマッチする産業医をお探します。

産業医の紹介以外にもアフターフォローやサポートが充実していますので、きっとご満足頂けることと思います。

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相談イメージ

悩む前に一度相談してみませんか?

「今の産業医に不満があるけど、これってどこも同じ?」
「ほかの会社の産業医って何やってるの?」
「こんな悩み有るけど、これって産業医を頼っていいの?」
など、小さなお悩みから他社の事例など、お気軽に相談ください。

産業医の新規契約をまだ検討していない方も、お気軽に悩みを 聞かせてください。産業医の紹介以外でも、お役に立てるかもしれません。

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監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー