産業医クラウド
産業医クラウドTOP > 産業医ナビ >職場のストレスを解消するために取り組むべきこと3つ

職場のストレスを解消するために取り組むべきこと3つ

2022.04.15産業医

職場のストレスを解消するために取り組むべきこと3つ

働く上でストレスは付いて回るものですが、職場のストレスを溜め込んでしまうと、心の病気を引き起こしてしまうことも珍しくありません。

そうならないためには、適度にストレス発散をすることが大切ですが、職場ストレスの解消法にはどういったものがあるのでしょうか。

今回は、職場ストレスの解消法や企業が対応するべきことについて説明します。

職場ストレスを解消する3つの取り組み(個人)

職場ストレスを解消する方法として考えられるものを、3つ挙げてみましょう。

・ストレスへのアプローチを変える

*生活習慣を見直す

ストレスの原因のひとつに、生活習慣が影響しているケースも考えられます。暴飲暴食や喫煙、アルコール摂取や運動不足は体調不調を引き起こし、ストレスになってしまうかもしれません。生活習慣を見直すことで少しずつ健康的になり、それに伴いストレスも軽減していく可能性があります。

*体調記録をする

ストレスを感じたことやその日起きたことについて、日記やブログを書くことも、ストレス解消の1つの方法です。書き出すことで気持ちが整理できるほか、ストレスと感じた状態を客観視することができるかもしれません。ストレスを自分の中に閉じ込めるよりも、記録をつけて自分と向き合うことで今後の対策法が思い浮かぶかもしれません。

・物や環境で解消する

職場ストレスを解消する方法として、物や環境で解消することも有効的です。

*身体を動かす

ジョギングやウォーキング、ストレッチや筋トレ、ヨガやスポーツなど身体を動かすことでストレス解消効果が期待できます。

例えば近所を少し散歩することで、身体を動かす以外にも景色を体感することができるため、気分転換になるかもしれません。ストレッチや筋トレは自宅で取り組めますし、スポーツジムやサークルに所属すれば、新たな交友関係が増えることも期待できます。

*創作や自己表現、鑑賞など

文章を書くことや絵を描くことなどの創作活動は、目の前の作業に集中することができ、気分転換に繋がります。手芸や塗り絵、パズルなどは手先を動かすことや仕上がっていくことの達成感によりストレス解消に繋がるかもしれません。
上記以外でも、自分の好きなことや得意なことを楽しむことで、ストレスを解消することができます。

*出かける

旅行やドライブは、大きな気分転換が期待できます。休暇を利用して興味のある観光地や好きな場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

・周りへの相談する

ストレスは抱え込んでしまうことでより大きくなってしまいます。ストレスは早いうちに対応し、周りへ相談をすることが大切です。

*上司や先輩に相談する

職場での悩みについて、上司や先輩などの身近な人に相談をすることで、具体的な解決に繋がるかもしれません。状況を把握してもらえるという意味でもメリットになるでしょう。上司や先輩に話せないという方は、外部の人間や産業医に相談しても良いでしょう。

*友人や家族、パートナーに相談する

職場の人に相談しにくい場合は友人や家族、パートナーに相談することでストレス軽減に繋がる可能性があります。第三者ならではのアドバイスも期待できるかもしれません。

*産業医に相談

企業の従業員は産業医との面談を通じ、ストレスや悩み相談をしながら適切な助言や指導を受けることが可能です。職場の状況を把握している産業医に相談をすることで、より具体的な指導や助言が期待できますし、産業医が上手に動いてくれることで何かしらの対応をしてもらうことができるかもしれません。

産業医は、医師として、業務により知り得た労働者の秘密の漏洩について刑事罰が定められますし、一定の業務に関しては労働安全衛生法上も秘密保持義務を負いますので、産業医に相談した内容はプライバシーが守られることとなっています。ストレスに対して、産業医を上手に有効活用してみてはいかがでしょうか。

*外部の専門家に相談する

産業医が設置されていない小規模事業所に勤務する方や、産業医に相談しにくい場合は、外部の医療機関や専門家に相談をする方法も良いでしょう。

医師やカウンセラーなどの専門家に相談することで、具体的な助言が期待できます。産業医以外の専門家に相談したい方や、医療行為を含む治療をお望みの方、検査を受けてみたい方は、外部の専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

職場でストレスを感じてしまう原因

職場でストレスを感じてしまう原因には、どのようなものが考えられるのでしょうか。

・単純に仕事量が多い

仕事量が多くなるとそれだけ負担も増え、ストレスも増えるでしょう。帰宅しても仕事のことが頭から離れず、仕事のことが頻繁に夢に出てくるケースもあります。

・職場での人間関係が上手くいかない

職場にいる時間は一日の中でも多くを占めているため、職場での人間関係が上手くいかない場合、大きなストレスになるでしょう。

特にハラスメントを受けている場合、ストレスが備蓄されメンタルヘルスの病気が引き起こされるケースも珍しくありません。

・周りから評価・理解されない

自分なりに仕事と真剣に向き合い、努力をしているにも関わらず、周りから評価や理解をされなければ、自分がやっていることを否定されたような気持ちになる方も多いでしょう。

そのような状況が続くことでストレスを感じるようになり、同時に自分の存在価値について疑問を持つかもしれません。自信喪失をし、働く意欲の低下に繋がってしまうケースも考えられます。

職場ストレス解消に向けた企業の取り組み

職場ストレスを放置してしまうと、どんどん膨れ上がってしまう可能性があります。ストレスが大きくなれば、それだけ対処が追い付かずに、病気や事故による休職や退職のほか、最悪の場合過労死や過労自殺を引き起こしてしまうリスクもあります。

そのような事態を防止するためにも様々な取り組みが必要です。これから職場ストレス解消に向けた企業の取り組み方を見ていきましょう。

・相談役を設ける

従業員の職場ストレスを解消するためには相談しやすい環境を整えることが大切です。そのためには相談役を設けることが重要になってきます。

*上司や先輩

管理監督者を相談役に設けることをラインケアといいます。上司や先輩を相談役に設けることはラインケアに該当します。

*産業医や人事労務管理スタッフ等

産業医や人事労務管理スタッフ、保健師や衛生管理者などを相談役に設ける、事業所内産業保健スタッフ等によるケアも有効です。産業医と面談をすることで専門的な意見を聞くことができ、適切で具体的な助言や指導が期待できます。人事労務管理スタッフに相談をすれば、人事異動や労働状況の改善が期待できるでしょう。

・福利厚生を整える

福利厚生の内容は職場によって様々ですが、福利厚生を充実させることで従業員の定着率を高くできる可能性があります。福利厚生には法定福利と法定外福利がありますが、それぞれ見ていきましょう。

*法定福利

健康保険や厚生年金、雇用保険や労災保険のうち企業が負担する部分といった職場に義務付けられている保険を意味します。

*法定外福利

職場が任意で実施している福利です。

  • 交通費
  • 住宅手当
  • 食堂
  • 社員寮
  • 健康診断費用
  • 余暇施設

などが、法定外福利に該当します。

法定外福利が充実していれば従業員が働きやすくなり、ストレスが溜まりにくくなるでしょう。

ストレスチェックやメンタルヘルスケアの実施なら

2015年より年に1度のストレスチェックが義務付けられ、高ストレスと判断された従業員については、当該従業員が希望する旨を申し出たときは、当該従業員に対し産業医等による面接指導を行うことが事業者に義務づけられます。

・産業医による健康経営を目指す

従業員の健康管理を経営的視点から考慮し、実践することを健康経営といいます。近年では、産業医による健康経営が注目されております。産業医の役割の1つに従業員の健康管理がありますが、産業医が適切な対応をすることで健康経営の実践が期待できるでしょう。

産業医はストレスチェックの計画や実施、事後措置まで携わり、その上でメンタルヘルスケアをしていくことが、健康経営のために大切です。

産業医の選任なら

産業医の選任方法は、独自で産業医を探す、健康診断実施機関や地元の医師会、産業医紹介サービス会社に依頼をするなどがあります。それぞれの選任方法について簡単にご紹介します。

・地域の医師会に相談する

全国47都道府県では、それぞれ地域によって医師会が存在します。医師会は地域にいる医師のことをほぼすべて把握しているため、産業医の資格を有する医師を紹介してもらうことができます。

・医療機関に相談する

産業医が所属する医療機関を知っている場合は、該当する医療機関に相談することも一つの手段です。ただし、地域によっては産業医がいないこともあるので、事前によく調べておく必要があります。

・健康診断実施機関に依頼する

健康診断を依頼している医療機関に相談することで、トータルコストを抑えるメリットもあります。もし、健康診断を依頼している機関に産業医紹介サービスがある場合は、1度訪ねてみるとよいでしょう。

・知人に紹介してもらう/自分で探す

周囲に産業医とのつながりがある人がいる場合は直接紹介してもらうことも可能でしょう。ただし、見つけた産業医が必ずしも企業と相性がいいとは限りません。企業に合った産業医を見つけるためには、産業医として働いたことがある業種なども確認しておく必要があります。

・産業医紹介サービスを利用する

産業医の探し方の中で最も効率的な方法が、産業医紹介サービスの利用です。産業医を紹介してもらうだけでなく、報酬や就労条件などの交渉や、就任後のサポートが受けられることもあります。また、複数の事業所で産業医が必要になった場合も、1度の相談ですべての事業所分の産業医を依頼することも可能です。時間や労力などのコストを抑えて産業医を見つける方法として、非常に優れていると言えるでしょう。

健康経営の実施のためには質のよい産業医を選任することが大切です。産業医紹介サービス会社を利用すれば、希望した条件にマッチした産業医を紹介してもらえるので、事業所に合ったサポートを期待できます。

質の高い産業医探しなら

近年では「名前だけの産業医」が問題視されています。「名前だけの産業医」は産業医業務をしておらず、法に触れているため、罰金などの罰則が発生しかねません。

後々のトラブルを防ぐためにも、質の高い産業医を選任することが大切です。産業医紹介サービス会社も多種多様ありますので、サービス内容などを比較するようにしましょう。適切な産業医紹介サービスを選ぶことができれば、産業医も業種や事業所に理解があり、適切な指導をしてもらうことができます。健康経営を実現するためにも、ぜひ産業医クラウドのご利用をご検討ください。

相談イメージ

悩む前に一度相談してみませんか?

「今の産業医に不満があるけど、これってどこも同じ?」
「ほかの会社の産業医って何やってるの?」
「こんな悩み有るけど、これって産業医を頼っていいの?」
など、小さなお悩みから他社の事例など、お気軽に相談ください。

産業医の新規契約をまだ検討していない方も、お気軽に悩みを 聞かせてください。産業医の紹介以外でも、お役に立てるかもしれません。

無料相談はこちら
 
 

監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー