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産業医に健康相談するメリットとは?相談しやすい産業医を選任するには産業医クラウドの活用がおすすめ

2022.04.15産業医

皆様は、産業医に健康相談をされた経験はありますか?

そういった経験がないという方にとってはイメージしづらいかもしれませんが、実は産業医に健康相談をすることには、さまざまなメリットが存在します。

今回は、産業医について説明しながら、産業医に健康相談をするメリットや、健康相談しやすい産業医を選任するポイントをご紹介します。

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産業医に健康相談をするメリット

産業医に健康相談をするメリット
産業医に健康相談をすることで、業務環境の改善や従業員の心理的支えにつながる、健康に対する意識が向上するなど、さまざまなメリットにつながります。

産業医による健康相談が従業員や会社に与えるポジティブな影響について、詳しく解説します。

産業医とは?医師との違い、仕事内容をわかりやすく解説

業務環境の改善につながる

産業医に健康相談をすることで、業務環境の見直しにつながることがあります。
たとえば、複数人の従業員が同じ原因で健康を害している場合、すぐに改善すべき点がわかります。

快適な労働環境にすることで従業員の健康状態が改善するだけでなく、従業員の定着や新規雇用者を募集する際のアピールにもなるでしょう。

相談者の心理的支えになる

産業医も医師であり、正当な理由なく業務により知り得た秘密の漏洩は刑法により刑事罰の対象となります。

また、労働安全衛生法でも、健康診断、ストレスチェック、面接指導の実施の事務に従事した者に対し、実施に関して知り得た秘密の漏洩が禁じられ、違反者は罰則の対象となります。

そのため、相談しにくい内容であっても産業医には相談ができるということを周知させることで、従業員にとって安心できる存在として精神面の支えにもなるでしょう。

オンラインでの相談も可能

最近ではリモートワークなども増加しており、従業員の働き方や出社のタイミングによっては相談ができないと不安が生まれるかもしれません。

しかし、産業医はオンラインの相談も可能です。

以前は、直接対面の相談が原則とされていましたが、現在は一定の留意事項に従うことで、情報通信機器を用いて遠隔で産業医の職務を実施することも可能とされています。

また、衛生委員会も一定の留意事項に従うことで情報通信機器を用いて開催することができるようになっています。
そのため、在宅勤務中の従業員につき遠隔で健康相談をすることで、出社していない従業員の健康リスクを守るようなことも可能になっています。

従業員の健康に対する意識の改善

産業医は、従業員の健康問題だけの指導ではありません。

生活習慣などについても改善指導をするため、従業員が相談する機会を設けることで健康への意識を高める効果があります。
業務内容によっては抱える問題にも違いはありますが、産業医を通しての指導であれば個人に適した改善を促すことができます。

健康意識が高まれば、従業員が心身に抱える問題が大きくなる前に防ぐことができ、健康状態を保てるようになるでしょう。
健康を維持することで、業務効率や業務へのモチベーションが上がることも期待できます。

休職中の従業員のサポートにもなる

産業医への相談の対象者には、休職中の従業員も含まれます。
休職中の従業員にも健康のアドバイスができるため、早期回復のためのサポートにつながるでしょう。

また、復職をする際も復職の時期や必要なことを産業医に相談できます。
従業員個人の判断では難しいことも、産業医であれば専門家の観点から適切なアドバイスをしてもらえます。

産業医面談の目的

産業医面談の目的は従業員の健康状態の確認、病気やメンタル疾患リスクを減らすことです。

産業医面談では、産業医が面談を通じて従業員に対し、健康指導や栄養指導をしていきます。
また身体以外に従業員の精神状態にも気が付く必要があります。

産業医の面談を積極的に行って、従業員のメンタルヘルスケアを行えば、休職や退職を防げるケースがあります。

産業医への健康相談内容

産業医の相談で多い内容は?

産業医への相談で多いものは健康診断などによる体調の相談です。
産業医は健康診断後の保健指導を行うなどするため、面談時に健康への不安を相談する労働者が多くいます。

しかし、最近は体のことだけでなく、メンタルヘルスのサポートも重視されています。産業医は、長時間労働者への面談、ストレスチェックの結果が高ストレスで面談を希望した労働者への面談を行うことがあります。

また、心身の状態によって休職・復職に関する相談を受けることもあります。
休職中でも労働者は産業医への相談ができるため、復職の時期や復職後の勤務時間などを相談することが可能です。

相談によって得られる産業医のサポート

産業医から受けられるサポートは、相談者の上司や人事と連携をして本人の業務調整を行うこと、必要に応じて治療を行うための休職から復職までの支援です。

相談者は一人ひとり状態や事情が異なるため、一律での対応は望ましくありません。

そのため、産業医への相談を通じて必要な支援を行います。
復職の最終的な可否判断は企業が行いますが、業務上必要となる対応や産業医の意見をまとめて企業側に働きかけるため、相談者側が一方的に不利になることはありません。

産業医への相談で気を付けたいこと

産業医ができることには、通常の医師のような診断や治療が含まれません。
あくまでも、健康相談などの従業員の健康の保持増進を図るための措置に関する業務が産業医の仕事です。

産業医への相談内容の守秘義務について

産業医へ相談する際に、相談内容が第三者に広まることを恐れる労働者がいます。

しかし産業医にも通常の医師同様、刑法134条が適用されるため、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときは、6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金に処するとされます。

また、労働安全衛生法105条でも、第65条の2第1項及び第66条第1項から第4項までの規定による健康診断、第66条の8第1項、第66条の8の2第1項及び第66条の8の4第1項の規定による面接指導、第66条の10第1項の規定による検査又は同条第3項の規定による面接指導の実施の事務に従事した者は、その実施に関して知り得た労働者の秘密を漏らしてはならないとされ、同法第119条1号により、違反者は6か月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処するとされます。

健康相談しやすい産業医を選任するには?

産業医を選任する際のポイントをご紹介します。

コミュニケーション能力のある産業医を選ぶ

健康相談は、従業員の健康回復のためにも非常に大切な業務です。
健康相談で的確な状況判断や指導ができてこそ、より優れた産業医といえます。

コミュニケーション能力のある産業医であれば、従業員との信頼関係を構築しやすいため、より的確な判断や指導をすることができるでしょう。
健康相談しやすい産業医を選任するには、従業員に寄り添った対応ができる産業医を見極めることが大切です。

スキルが確かな産業医を選ぶ

スキルが確かな産業医を選ぶことも、健康相談しやすい産業医を選任するうえでの重要なポイントになります。経験が豊富で確かな実績がある産業医であれば、それだけスキルも期待できます。

従業員が健康相談しやすい環境づくりや、適切な健康管理のためにも、スキルが確かな産業医を選任することが大切です。産業医を選任する際は、「メンタル問題に強い」「女性特有の病気に理解がある」「化学の知識に長けている」「英語力がある」など、産業医に求めるスキルを事前に明確にしておきましょう。

産業医クラウドの利用

コミュニケーション能力があり、スキルが確かな産業医は、質の高い産業医といえます。

しかし、独自で質の高い産業医を探すのは至難の業です。
質の高い産業医を効率的に探すなら、産業医紹介サービスを利用するのがよいでしょう。

特に、産業医紹介サービスの「産業医クラウド」では、通過率が20%という厳しい面接を実施しているため、より質の高い産業医を効率よく選任・設置することが可能です。また、1,800件もの企業への導入実績を持っており、北海道から沖縄まで、日本全国に対応しています。

産業医クラウドでは、産業医のコミュニケーション能力を選考時に確認し、産業医の人格やスキルチェックも適切に行われています。そのため、労働法に基づいた基本業務の習熟度や、応用業務の理解度と実行力、人事との積極的な協調姿勢を見極めることが可能です。

さらに、定期的な研修により、産業医のスキルアップも行われています。

産業医クラウドでは、質の高い産業医たちを厳選しています。健康相談しやすい産業医を選任される際には、産業医クラウドをご活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

健康相談や指導では、早期対応が重要になります。
そのため、従業員にとって相談しやすい産業医を選任・設置することが大切です。

産業医に健康相談をするメリットは多数ありますが、何より社内に健康相談のできる専門家がいるだけで、従業員の安心感も高まるでしょう。

突然発生するウイルスや季節的な病気、目に見えないストレスやメンタル問題に対応していくためにも、健康相談しやすい産業医の選任をご検討してみてはいかがでしょうか?

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監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー