「4つのケア」のセルフケア対策の進め方①~従業員に自分のストレス状態に気づいてもらう~|Avenir産業医

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「4つのケア」のセルフケア対策の進め方①
~従業員に自分のストレス状態に気づいてもらう~

第1回のコラムで、職場のメンタルヘルス対策の推進体制の基本、「4つのケア」を紹介しました(リンク)。今回は、その中の「セルフケア」を取り上げます。

「セルフケア」は、働く労働者ひとりひとりがストレスやメンタルヘルスについて正しく理解し、自分のストレス状態に気づいて、対処することができるようになることを指していました。従業員のセルフケア能力アップのために、事業者はどのような支援ができるでしょうか。

セルフケアは2段階でとらえます(図)。最初の段階は、「自分のストレス状態に気づく」ことです。ダイエットを始めるとき、皆さんはどうしますか。やみくもに運動したり、食事制限を始めるのではなく、まず、今の体重を測ることから始めますよね。今、何キロあって、あと何キロ減らしたいのかを知る、これがダイエットのスタートです。セルフケアも同じで、まず、今の自分のストレス状態に気づくことが大切です。自分のストレス状態に気づくことができて、ようやく、次の段階の「ストレス対処スキルを活用する」という段階に移ることができます。


図.セルフケアの2段階

 従業員に、自分のストレス状態に気づいてもらうために、ストレスチェックの機会を活用することができます。従業員のセルフケア能力アップのためにも、ストレスチェックの結果はわかりやすいものでなくてはいけません。結果をフィードバックする画面や紙面のレイアウトがわかりやすいもになっているか、確認してみましょう。結果に興味をもってもらうため、また、正確に理解してもらうために、最初の2~3年は、従業員に自分の結果を持参してもらったうえで、結果の見方を解説する説明会を開催するのも良い手です。
 次回は、2段階目の「ストレス対処スキル」について、取り上げます。