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認定産業医を選任したほうが良い理由

2019.05.08産業医

産業医は事業所にとって大切な存在で、産業医がいるからこそ事業所内の問題が早期発見されることにより、悪化しなくて済んだケースも数多くあることでしょう。

労働環境があまり思わしくない事業所では、より優秀な産業医を選任することで事業所に新しい風を吹かせて全体的な空気の流れを良くしたい、という思いも強いかもしれません。

ではより優秀な産業医を選任するには、どうすれば良いのでしょうか。

認定産業医と呼ばれる産業医を選任すれば、より優秀な産業医と巡り合える可能性が高くなるかもしれません。

認定産業医という言葉は聞きなれない方も多いでしょうが、果たしてどのような産業医になるのでしょうか。

今回は認定産業医について少し触れてみたいと思います。

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産業医の種類

産業医と一言でいっても、色々種類があります。

ここでは産業医の種類について簡単に見ていきたいと思います。

専属産業医

専属産業医
専属産業医とは言葉からも分かるように、その事業所に専属勤務する産業医のことをいいます。

事業所で勤務する従業員とほぼ同様の勤務をすることで、ほとんど事業所の社員のような立ち位置でもあるかもしれません。

専属産業医は、社員や派遣勤務、パートやバイトなど勤務体系を問わず1,000人以上の従業員が勤務する事業所、もしくは有害業務に携わる従業員が500人を超える事業所に選任することが義務付けられています。

そのため、その責任はより大きなものになるでしょう。

また3,000人を超える従業員を抱える事業所には、専属産業医を2名以上選任することが義務付けられています。

また専属産業医は事業所に専属しているため、週に5日勤務している印象もありますが、そうなると報酬額もより高くなるため、実際は週に3.5日~4日の勤務をしている専属産業医が多いといわれています。

いずれにしても事業所にいる時間が長く、事業所の状況も分かりやすい立場になり、より具体的な指導をしやすい状況であるといえるでしょう。

また従業員たちと接する機会も多いため、より従業員たちの健康維持が期待できる存在でもあります。

嘱託産業医

嘱託産業医とは、普段は医師として勤務する傍ら、月に1回から数回程度事業所に訪問する産業医のことをいいます。

頻繁に訪問するわけではありませんが、その中でも産業医としての役割をしっかり果たしています。

嘱託産業医は50人以上1,000人未満の事業所に選任する必要がありますが、50人以下の事業所の場合も助成金制度を受けて選任することができるので、小規模事業所でも従業員の健康維持のためにも嘱託産業医を選任することが推進されています。

小規模事業所にも産業医を設置して必要な処置を受けるための助成金制度がいくつかあるので、小規模事業所も産業医を設置してストレスチェックや保健指導を行うように検討することが大切です。

嘱託産業医は定期的に事業所を訪問しながら巡視や必要に応じた面談を行い、ストレスチェックや健康診断結果による指導やアドバイス、休職者との面談や衛生委員会への参加など、限られた時間の中でも与えられた業務をしっかりこなすことが重要となってきます。

認定産業医

まず産業医になるには、以下の条件のいずれかを満たした医師でなければなりません。

(1)従業員の健康管理などをするために必要な医学知識についての研修であり、厚生労働省の指定する法人が行う研修を修了した医師

(2)産業医の養成などを行う目的の医学の正規過程を設置している、産業医科大学かその他の大学であり、その大学が定める研修を履修した医師

(3)労働衛生コンサルタント試験に合格した医師で、その区分が保健衛生である場合

(4)学校教育法による大学で、労働衛生に関する科目を担当する教授や准教授、もしくは講師の職にあるか、かつてあった医師

認定産業医とは、日本医師会の研修を修了した産業医のことを認定産業医というので、上記の(1)の項目に該当する医師が認定産業医になります。

いずれにしても産業医は与えられた必要業務をしっかり責任を持って行い、従業員たちの健康管理と事業所の環境の良好化に向けた必要な指導を行うことが大切です。

認定産業医を選任するべき理由

認定産業医は日本医師会の研修を修了した産業医になることは先ほど述べましたが、この研修は産業医活動をするために必要な基本的な知識や技術を習得することを目標とした研修になります。

認定産業医の称号を得るためには、1時間の研修を1単位とした50単位以上の基礎研修を修了することが義務付けられています。

認定産業医になるために基礎研修を受ける必要がありますが、基礎研修の内容は、以下の3つの内容となります。

前期研修

前期研修は、14単位以上の研修を受けることになっています。

総論や健康管理、メンタルヘルス対策に健康保持増進、作業環境管理に作業管理、有害業務管理や産業医活動の実際についての研修を受けます。

専門医としての知識を身に着けるための入り口にふさわしい研修が揃っているといえるでしょう。

実地研修

この研修は10単位以上修了させることが目標となっていて、こちらは主に職場巡視などといった実地研修になります。

また作業環境測定実習などの実務的研修も行います。

後期研修

後期研修は26単位以上の研修を修了させるようになっています。

後期研修は、地域の特性を考慮した実務的でやや専門的で、そして総括的な研修になっていることが特徴なので、まさに後期研修にふさわしい研修といえるでしょう。

またこの認定産業医資格には5年間の有効期限があるので、その間に特定の研修を20単位以上修了をしなければ、産業医としての更新ができないシステムになっています。

この更新は義務付けられているわけではありませんが、認定産業医の資格を持ち続けたい医師や認定産業医として勤務を続けたい医師は当然更新する方向で考え、定められた研修を受けるでしょう。

更新するための障害研修の内容は、以下の3つになっています。

更新研修

1単位以上受けるようになっています。

こちらは労働衛生鑑定法規と関係通達の改正点などについての研修になっています。

医療的なものは常に改正されているので、大切な研修といえるでしょう。

実地研修

こちらも1単位以上の修了が必要です。

こちらは主に職場巡視などの実地研修となり、また作業環境測定実習などの実務的研修になるので、基礎研修の実地研修と似た感じになります。

専門研修

こちらも1単位以上修了することが必要となり、地域特性を考慮した実務的で専門的、かつ総合的な研修となるので、基礎研修の後期研修よりもより専門的な内容になっているといえるでしょう。

ちなみに認定産業医の更新を受けない医師は、認定産業医の称号を喪失します。

では次に、認定産業医を選任したほうが良い理由について、ざっくり挙げてみようと思います。

・専門的な研修を修了している

認定産業医は、産業医の資格を満たす条件の中でもより専門的な研修を修了しているので、その知識を活かしたより頼れる立場の産業医になるかもしれません。

・更新のために研修を受けている

先述の通り、認定産業医の更新をするためには必要な研修を修了する必要があるので、認定産業医は定期的に研修を受けることで知識を身に着けているといえるでしょう。

産業医という立場に甘んずることなく日々勉強しているので、産業医を選任する際には認定産業医を選任したほうがより良いかもしれません。

・責任感がある

認定産業医はその資格を持ち続けるために、日々勉強しています。

それはすなわち認定産業医という仕事をバイト感覚ではなく、責任を持ってしているといえるかもしれません。

バイト感覚の産業医に当たってしまわないためにも、認定産業医の資格を有する産業医を探す方面で考えれば良いかもしれません。

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認定産業医を選任するには?

認定産業医を選任するには?
認定産業医を選任するには、従業員の健康管理などをするために必要な医学知識についての研修であり、厚生労働省の指定する法人が行う研修を修了した医師を選ぶ必要があります。

では特定産業医を選任する方法は、どういったものになるのか見てみましょう。

独自で探す

地域の医師会に頼む、健康診断実施機関に相談をする、独自のコネ探すなど、企業側で地道にコツコツ探す方法がまず思い浮かぶかもしれません。

しかし、産業医の資格を有する医師の割合はそれほど多くはありません。

また同時にただでさえ医師不足が問題になっている状態の中、そこから認定産業医を探すことは、場合によっては至難の業になってしまう可能性があります。

そして企業独自で認定産業医を選任した場合、必要書類の作成や提出も行う必要もあるので、普段忙しく勤務する事業所でそこまでやるのはかなり負担になるでしょう。

認定産業医を選任する前にダウンしてしまっては元も子もないので、気を付ける必要があります。

産業医紹介サービスに依頼をする

人材紹介サービス会社はたくさんありますが、産業医紹介サービス会社が存在することはご存知でしたか。

産業医紹介サービスに依頼をすれば、理想的な産業医を紹介してもらうことが可能になります。

そのため、認定産業医を選任したいと考えていればそこをしっかり伝えることで、認定産業医を選任することができるでしょう。

産業医紹介サービスに依頼をすれば、かなり手間がかかる認定産業医の選任を代行してくれることに加えて、様々な希望も聞いてくれる可能性が高いので、じっくりお話をしながらよりベストな認定産業医を選任することが可能になります。

産業医クラウドなら認定産業医も多数在籍!

産業医紹介サービス会社もいくつかありますが、産業医クラウドは認定産業医も数多く在籍しています。

そして何より産業医クラウドは、本当に優秀な産業医ばかりが在籍しています。

選ばれた産業医だけが在籍

産業医クラウドは、ただ産業医の資格を有する医師を在籍させているのではありません。

産業医1人1人としっかり面接をし、その中で知識やコミュニケーション能力、責任感など産業医として大切なものが備わっているかしっかり見極めを行っています。

いってしまうとAvenirに在籍する産業医たちは、数多い産業医の中でも選びぬかれた優秀な産業医たちです。

その選ばれた産業医の中で認定産業医を探すことで、より理想的な認定産業医を選任することができるでしょう。

優秀な産業医を見抜くポイントを、実は分かっているようで今一つ分かっていない人も多いですが、Avenirの代表は毎年何百人もの産業医と面接しているため、優秀な産業医を見抜くポイントを知っています。

その代表が直接面接をして、その厳しい「狭き門」でもある面接を通過した産業医たちが在籍しているわけです。

だからこそAvenirは自然にそして必然的に、本当に優秀な産業医ばかりが在籍している、という素晴らしいシステムになっているわけです。

メンタル問題に強い

Avenirの産業医たちはメンタル問題に強いことも特徴的といえるでしょう。

近年はメンタルの問題が重大で、同時にデリケートな課題でもあるので、いい加減な対応をしてしまうと、場合によっては命を落としてしまうケースもあります。

そうならないためにも、メンタル問題をしっかり理解した上で、1人1人に合った方法で接しながら適切な指導をすることが大切です。

メンタル問題を抱える従業員に対する接し方を、本当の意味で心得ている認定産業医を選任することが重要なポイントとなります。

Avenirの産業医は従業員たちに寄り添う姿勢を持っているので、メンタル問題も丁寧に慎重に、同時に専門的立場から具体的に扱うことが可能といえるでしょう。

高いコミュニケーション能力

Avenirの産業医たちは高いコミュニケーション能力を有することも特徴の1つです。

どれだけ知識があってもコミュニケーション能力がある程度高くなければ、従業員たちの悩み相談に乗ることや指導をすることスムーズにいかず、同時に事業所との連携も上手に取れないかもしれません。

専門知識をより生かすためにもコミュニケーション能力が必要になりますが、Avenirはコミュニケーション能力もしっかり備わっている産業医ばかりが在籍しています。

産業医向けの勉強会も開催

産業医クラウドでは産業医に向けた勉強会も開催しているため、特定産業医の資格を有する産業医たちは更新に必要な研修を受けるのみならず、勉強会に参加することで実に幅広い知識を身に着けています。

Avenirの産業医たちは常に学びながら、現代社会特定の問題に臨機応変に対応できる能力を日々身に着けています。

認定産業医以外の希望も

認定産業医を探す以外にも、事業所それぞれ希望するポイントはあると思います。

Avenirのスタッフがその希望をじっくり伺いながら、よりマッチングした認定作業委を探して選任します。

また産業医のチェンジも無償で対応しています。

まとめ

今回紹介した認定産業医という言葉は、本当に聞きなれない言葉だったと思います。

認定産業医は定められた研修を修了し、かつ更新のために必要な研修を受けているので、日々最新の医学知識や最新情報を得ているといえるでしょう。

認定産業医の中でもより事業所の希望に沿った優れた認定産業医を選任することで、事業所全体の空気の流れも良い風向きに変わるかもしれません。

事業所に新しい風を吹き込むためにも、Avenirで素晴らしい認定産業医を選任する方向で考えてみてはいかがでしょうか。

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監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー