産業医クラウド

産業医クラウドTOP > 産業医ナビ >社員がメンタルヘルス疾患!休職まえに取り決めることは?

社員がメンタルヘルス疾患!休職まえに取り決めることは?

2017.05.22休職

社員にメンタルヘルス疾患がでてしまった・・・。でもなにも規則の取り決めをしていない・・・。

そんな場合に必要な取り決めが何かについてお話します。

コミュニケーションや事務能力に疑問…
質の高い産業医に依頼したいとお考えではないでしょうか?

産業医紹介サービスを検討している企業様必見!
産業医クラウドなら独自の研修を受け、スキルチェックも通過した、厳選された産業医をご紹介します。
→「産業医クラウド」のサービス資料を見る

休職期間中の連絡について取り決めておくとよい

ポイント:一旦休職に入ってしまうと、特にメンタルヘルス不調の場合は、会社から積極的に連絡を取りづらくなるので、本人から毎月1回定時連絡をしてもらうように取り決めておきます。定期的に産業医を交えて面談をするように取り決めている会社もあります。

適切な情報提供の工夫

休職開始前の本人は、「会社を休まなければならない」ということに大変なショックを受けます。多くの人が、「大変なことになってしまった」「きちんと治るのだろうか」「会社をクビになったらどうしよう」というような不安を感じます。メンタルヘルス不調で休職する従業員が安心して休める環境を整えるためには、そうした不安を解消するさまざまな情報提供を行う必要があります。

まずは、人事担当者から会社の休職制度、特に休職できる期間とその間の賃金について記載しておきます。このしおりには、賃金・休職制度・健康管理等、必要な担当者の連絡先、さらには健康保険の傷病手当金や共済会等からの見舞い金制度についても、問い合わせ先を含めて記載しておきます。また、休職中は仕事から離れ、治療に専念するために、社用のパソコンや携帯電話などは会社に預かり、休職期間中に連絡をとる場合は、私用の電話やメール等を用いるようにします。

休職期間に入る前に本人と直接話ができればよいのですが、突然休み始めて、そのまま欠勤、休職に入る場合もあります。筆者が知る限り、このようなケースの方が多いのですが、その場合、休職できる期間や復職の際の手順等を明記した書面を送付しておくのがよいでしょう。

本人への配慮

人事担当者だけではなく、上司からも、「仕事からいったん離れて心身を休めることが大切だ」と繰り返し伝え、当面の仕事について1~2日で簡単に引き継ぐようにします。「職場のことは心配するな。とにかくゆっくり休め」と伝えるだけでずいぶん本人の気持ちの負担が減ります。もし可能でなら、休職中は休養の妨げとならないように配慮しつつ、時折連絡をとり、回復経過、主治医から受けている説明をきくとよいでしょう。

また、仕事について連絡することがあれば、必ず上司を通すようにします。本人と担当者同士で直接やり取りをしていると、やり取りの数が増えてしまい、体調の回復に支障を来すことがありますので、注意が必要です

(田代コンサルティング代表・田代英治)
引用:Q&Aで納得!労働問題解決のために読む本

休職前のルールについてのご相談

産業医に関するご相談(お気軽にご相談ください)

コミュニケーションや事務能力に疑問…
質の高い産業医に依頼したいとお考えではないでしょうか?

産業医紹介サービスを検討している企業様必見!
産業医クラウドなら独自の研修を受け、スキルチェックも通過した、厳選された産業医をご紹介します。
→「産業医クラウド」のサービス資料を見る

相談イメージ

悩む前に一度相談してみませんか?

「今の産業医に不満があるけど、これってどこも同じ?」
「ほかの会社の産業医って何やってるの?」
「こんな悩み有るけど、これって産業医を頼っていいの?」
など、小さなお悩みから他社の事例など、お気軽に相談ください。

産業医の新規契約をまだ検討していない方も、お気軽に悩みを 聞かせてください。産業医の紹介以外でも、お役に立てるかもしれません。

無料相談はこちら
 
 

監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー