産業医クラウド

産業医クラウドTOP > 産業医ナビ >ヘルスリテラシーと健康経営の重要性。リテラシー向上のためにできることとは

ヘルスリテラシーと健康経営の重要性。リテラシー向上のためにできることとは

2020.03.03産業医

健康のためといわれて、皆さまはまずどのようなことを思い浮かべるでしょうか?

おそらく各々が、様々なことを思い浮かべると思いますし、自身の健康管理に必要な取り組みは、まさに千差万別と思います。

健康に関する情報量を多数お持ちの方でしたら、より多くのことを思い浮かべると思いますが、ヘルスリテラシーの高い方でしたら、その中でも自身に効果的な方法を厳選し、実践できることでしょう。

健康経営実践に伴い、ヘルスリテラシーの向上も重要とされますが、それはなぜでしょうか?

これからヘルスリテラシーと健康経営について述べながら、ヘルスリテラシーの向上のためにできることを見ていこうと思います。

厳選された産業医が、 職場のメンタルヘルス対策を推進。産業医クラウド

コミュニケーションや事務能力に疑問…
質の高い産業医に依頼したいとお考えではないでしょうか?

産業医紹介サービスを検討している企業様必見!
産業医クラウドなら独自の研修を受け、スキルチェックも通過した、厳選された産業医をご紹介します。
→「産業医クラウド」のサービス資料を見る

ヘルスリテラシーと健康経営

ヘルスリテラシーと健康経営
ヘルスリテラシーと健康経営、文字にすると少し専門的で難しく感じる言葉ですが、これからヘルスリテラシーと健康経営の意味を簡単に見ていきましょう。

ヘルスリテラシーとは

皆様は、ヘルスリテラシーという言葉を耳にしたことはありませんか?
情報リテラシーという言葉は時折耳にする機会がありますが、リテラシーとは、情報や知識の活用能力という意味を持ちます。

ヘルスリテラシーとは、ありとあらゆる健康に関する情報を得て理解をし、活用するための行動を判断するための能力のことを指します。

健康に関する有益な情報は世の中に多数溢れておりますが、当然一人ひとりに合った方法は異なり、やみくもに手を出すよりも、本当に必要な情報を見極め、厳選して実践することに意義があります。

いってしまうとヘルスリテラシーとは、ただ健康に良い行動をするのではなく、自身にとって健康に良い行動を選んで実践する行いとなるため、自身の健康管理能力のことになります。

ヘルスリテラシーが高ければそれだけ、自身の健康維持や向上が見込まれることになりますので、自己管理をするという意味では、ヘルスリテラシーを向上することが重要になってくるでしょう。

健康に良いとされている行動は、自身の可能な範囲で取ることはどなたでもできますし、健康のための行動は、医学的なものから民間療法的なものまで存在します。

どれが信頼できるかどうかは人それぞれでしょうが、数ある健康情報の中から、自分により効果的な方法を選ぶことができるのでしたら、それだけヘルスリテラシーも備わっているかもしれません。

あなたはご自身の身体や健康状況について、どれだけ理解していらっしゃいますか?

健康経営とは

健康経営という言葉はもはや耳慣れた言葉になったかもしれませんし、健康経営に取り組む企業も年々増加傾向にあります。

健康経営とは、企業が従業員の健康に気を遣うことで、企業全体の業務回転率が上がり、利益率が上がるといった概念に立ち、健康管理を戦略的に実践するための取り組み内容のことになります。

ただし健康経営も、ただやみくもに実践するよりも、企業にとって取り組むべき課題を厳選し、そこを改善するために有効な取り組みをすることが求められます。
そういった視点から検討すれば、ヘルスリテラシーと健康経営は似た部分があるかもしれません。

コミュニケーションや事務能力に疑問…
質の高い産業医に依頼したいとお考えではないでしょうか?

産業医紹介サービスを検討している企業様必見!
産業医クラウドなら独自の研修を受け、スキルチェックも通過した、厳選された産業医をご紹介します。
→「産業医クラウド」のサービス資料を見る

個人のヘルスリテラシーが健康経営につながる理由

個人のヘルスリテラシーが健康経営につながる理由

個人で健康維持や回復のために、様々な行動をしている方も多いでしょうが、個人のヘルスリテラシーは健康経営にもつながっていきます。

それはどうしてでしょうか?

健康経営のため取り組みに対し、関心を持ち理解を深めるため

健康経営はいわば、健康維持や回復に向けた取り組みでもあり、個人のヘルスリテラシーは自身の健康維持や回復に向けた行動ともいえます。

ヘルスリテラシーが向上すればそれだけ健康維持や回復が見込まれますが、そうなることで企業が取り組む健康経営の取り組みに対しても感心を持つことができるのではないでしょうか。

健康経営の取り組みの中に、自身の健康維持や回復にも有効な取り組みがあれば積極的に実践するでしょうし、1人でも多くの従業員が健康経営に参加することで、成果も期待できます。

個人のヘルスリテラシーの関心が高くなればそれだけ、企業で実践する健康経営の取り組みに対しても、関心を持ち理解を深める効果が期待できるかもしれません。

健康のために個人が自主的行動を取りやすくなるため

健康経営とただいわれてしまうと、具体的に何を意味するのかピンとこない従業員も多いかもしれませんが、取り組み内容を説明し周知をし、実際に目標や計画を立て実践することで、健康経営の中身について理解を深める従業員も多いでしょう。

そこから健康経営に興味・関心を持ち、次は己の健康維持・回復につながる取り組みに興味を持つケースもあるかもしれません。

健康経営の取り組みの中には、個人のヘルスリテラシーの向上といったものもありますが、ヘルスリテラシーが向上することで、個人が健康維持・回復に向けた自主的行動が取りやすくなります。

健康経営は従業員の健康維持や回復に向けた取り組みとなるため、企業が健康経営に取り組む際は、従業員一人ひとりのヘルスリテラシーの向上が求められてきます。

個人のヘルスリテラシー向上のために企業ができること

健康経営のためには、個人のヘルスリテラシー向上も大切であり、むしろ個人のヘルスリテラシーが向上することで、企業全体の健康維持や回復も期待できるでしょう。

そのために企業ができることとして、どういった項目が挙げられるのでしょうか?

現状のヘルスリテラシーを把握する

ヘルスリテラシーを推進していくためにも、まずは現状のヘルスリテラシーを把握しておく必要があります。

個人のヘルスリテラシーを向上するためにも、現状を把握しておき、そこからどう対策をしていけば良いのか考えていくことが大切です。

自分のことは自分が一番身近である分、分かりにくくもありますから、ヘルスリテラシーも理解しているようで意外とそうでもないかもしれません。

そのためにもこれから企業が、従業員たちのヘルスリテラシー向上のためのお手伝いをすることが大切になってきます。

従業員の健康のためにも、ヘルスリテラシー向上を目標の1つとして掲げてみませんか?

健康診断などで健康と向き合う機会をつくる

普段忙しく勤務している従業員の中には、どうしても健康維持や回復に有効的な行動に対し、手薄になってしまっている方も多いかもしれません。

健康診断結果では、「規則正しい生活を」「睡眠は取りましょう」というコメントがつきますが、頭では分かっているけれど、どうすれば良いのか分からない方も多いでしょう。

健康診断やストレスチェックは、自身の健康に向き合う良いきっかけでもあり、実際に医師や産業医、保健師などを介して助言・指導してもらうことで、実際行動に向けた取り組みもできるでしょう。

ヘルスリテラシーの向上も個人で取り組むには限界がありますので、身近な存在の人や専門家の助言をもらうこともポイントになってきます。

健康に関する情報の提供を行う

ヘルスリテラシー向上とはいえ、従業員が健康に関する情報を把握していない・調べる機会がなければ、無意味に終わってしまうことも危惧されます。

そのためにも企業側が、従業員へ健康に関する情報の提供を行うことが求められます。

例えば社内報や掲示物、社員研修の場で健康に関する情報の提供をしていけば、興味を持ち実行する従業員も多いかもしれません。

社内報や掲示物に、健康に良い食事や簡単レシピ、良質な睡眠の情報や簡単なストレッチや運動などについて掲載しても良いかもしれませんね。

社員研修や衛生委員会の場で、産業医や産業保健師による衛生講和を実施しても良いかもしれませんし、専門家が健康情報の提供を行うことで、適切な情報が分かりやすく伝わるでしょう。

産業医など健康に関する相談先を用意する

個人のヘルスリテラシー向上をしていくためには、専門家の力が欠かせません。
そのためにも産業医や医師、産業保健師といった、健康に関する相談先を用意しておくことが望ましいといえます。

健康に関する相談先が明確化されていれば、どこに相談するべきか把握できているため、ヘルスリテラシー向上に関する相談もしやすくなるかもしれません。

産業医選任義務のある企業では、当然産業医が設置されていると思いますが、ヘルスリテラシー向上には産業医を活用することが良いでしょう。

産業医は、個人面談や健康診断結果チェック、ストレスチェックなどを通じ、従業員の健康状態について把握しているため、一人ひとりの従業員に対し、どのような行動が良いのか具体的に助言できるかもしれません。

産業医を探すなら産業医クラウド

個人のヘルスリテラシー向上のためにも、健康経営の実践のためにも、産業医の存在は必要不可欠となり、従業員の健康管理を担う産業医だからこそ、活用する場面も増えるでしょう。

ただし産業医も人それぞれですから、外れの産業医を設置してしまうと、後々大きな後悔をすることになるでしょう。

後悔しないためにも、産業医選任時に優秀な産業医を選任・設置をする必要がありますが、そのために有効的な産業医の探し方が、産業医探しのプロを介した探し方になってきます。

産業医を探すなら産業医クラウド

まとめ

自分を守るのは最終的に自分自身といいますが、そのためにもヘルスリテラシーの向上を図ることは重要なポイントになってきます。

ただし当然ですが、人は1人では生きられず、誰かの支えがあって生きておりますから、ヘルスリテラシーの向上のためにも周囲の協力が必要不可欠になってきます。

本やネットなどで個人的に健康情報を調べることも有益ですが、職場の上司や同僚、産業医や健康相談部門による助言も、時には必要になってくるでしょう。

その中でも企業の産業医は、高い専門知識を有しており、従業員の健康管理という大切な役割を担っている存在ですので、ヘルスリテラシーの向上をする際に活用できる存在といえます。

従業員のヘルスリテラシー向上のためにも、これからの健康経営への取り組みのためにも、まずは優秀な産業医の設置からご検討されてみてはいかがでしょうか?

厳選された産業医が、 職場のメンタルヘルス対策を推進。産業医クラウド

コミュニケーションや事務能力に疑問…
質の高い産業医に依頼したいとお考えではないでしょうか?

産業医紹介サービスを検討している企業様必見!
産業医クラウドなら独自の研修を受け、スキルチェックも通過した、厳選された産業医をご紹介します。
→「産業医クラウド」のサービス資料を見る

相談イメージ

悩む前に一度相談してみませんか?

「今の産業医に不満があるけど、これってどこも同じ?」
「ほかの会社の産業医って何やってるの?」
「こんな悩み有るけど、これって産業医を頼っていいの?」
など、小さなお悩みから他社の事例など、お気軽に相談ください。

産業医の新規契約をまだ検討していない方も、お気軽に悩みを 聞かせてください。産業医の紹介以外でも、お役に立てるかもしれません。

無料相談はこちら
 
 

監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー