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健康経営が株価に与える影響は?

2019.12.23産業医

最近時折耳にすることの多い「健康経営」ですが、実際取り組んでいる企業も多く、健康経営という言葉も世間に浸透してきているのではないでしょうか。

健康経営は従業員の健康を考慮した取り組みになりますが、実際健康経営に取り組むことは従業員の健康面においてメリットをもたらします。

それでは健康経営が株価に与える影響というものはあるのでしょうか。

これから健康経営の中身や株価に与える影響、健康経営の始め方などについて簡潔に述べていきたいと思いますので、健康経営に取り組む際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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健康経営とは何か?

それではまず、気になる健康経営の中身について触れてみましょう。

健康経営とは?

会社で働く社員が健康的であればそれだけ業務回転率が期待できますし、実際心身ともに健康な状態でいたほうが、仕事も快適にできるでしょう。

業務回転率が良くなることは会社の業績アップに繋がるため、社員に快適に業務をしてもらいたい気持ちは多くの企業に共通する思いになるでしょう。

健康経営とは、会社で働く社員の健康に配慮することで、経営面でも大きな期待ができるという基盤に立ち、健康管理を経営的視点から考慮しながら実践する意味合いを持ちます。

健康経営のメリット

実際健康経営には、会社の業務回転率アップの見込み以外にも、様々なメリットが考えられます。

健康経営に取り組むことで社員が健康になることが期待できますし、社員が健康であればそれだけ病院の受診率も減少し、会社が負担する医療費も減少するのではないでしょうか。

社員が健康で働くことで業務回転率がアップすると同時に、利益率も期待できますし、働きやすい環境を整えることで社員の離職率を下げる効果も期待できます。

健康経営に取り組むことで企業のイメージアップにも繋がり、金融機関から融資を受けやすくなるといったメリットも考えられます。

健康経営の内容

健康経営の取り組み内容は会社により様々になりますが、社員の健康状態や企業の状況などを把握しながら、取り組みやすい内容でスタートすることが大切になってくるでしょう。

残業時間削減の取り組みや禁煙活動、ウォーキングイベントの取り入れや健康診断受診の推進など、健康経営の取り組み内容は実に多種多様といえます。

近年では健康経営の取り組みをポイント制にして表彰する企業も多く、労働者にとっても積極的に取り組む風潮があるといっても良いでしょう。

実際健康経営に取り組んだことで成果が出ているといった結果報告もされており、健康経営の取り組みがいかに大切なのかといった理解も、少しずつ得られているのではないでしょうか。

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健康経営が株価に与える影響

健康経営は、健康管理を経営的視点から考えて戦略的に取り組み実践するため、健康経営が株価に与える影響について気になる方も多いかもしれません。

それでは健康経営が株価に与える影響について少し考えてみましょう。

影響は限定的

健康経営を短期的な視点から考慮すれば、影響はそれほどないかもしれません。

株価を上げるためには投資家が株をたくさん購入する必要があるため、会社の売り上げや利益を上げ、費用を下げることが重要になってきます。

会社が利益を上げることで株価が上昇するため、実際は健康経営よりも、業績や市場の将来性、業績や会社の評判などの方が株価を左右するといっても良いでしょう。

そういった視点から捉えると、健康経営の影響というものはざっくり見ると限定的になってしまうかもしれません。

目先の利益や株価について考えると、健康経営よりも実際の業績結果の方が影響を与えるといっても良いでしょう。

しかし健康経営は長期的に見て株価に影響する

一見株価にそれほど影響を与える印象が持たれない健康経営ですが、健康経営を長期的に取り組む視点から考慮してみると、どうでしょうか。

健康経営を取り入れることで従業員が健康になることが期待でき、1人でも多くの社員の健康維持や回復をすることが安定した業務に繋がるのではないでしょうか。

実際に健康であることで業務の回転率や効率アップが見込まれ、同時に健康であることで企業内の人間関係に良い影響を与えることが考えられます。

トータルで考えると、従業員が健康で効率よく働くことができる環境が、業績に影響を与えるといっても良いでしょう。

今後の業績アップを見込んで考えるのでしたら、健康経営に取り組むことが理想的であり、業績アップが市場の将来性に繋がり、株価に良い影響があるのではないでしょうか。

株価に良い影響が出ることや健康経営に取り組んでいることはすなわち、会社の評判が上がることにも繋がるでしょう。

会社のことを長期的に考慮すれば、健康経営は株価に影響を与えますし、戦略的視点から考えても健康経営は有効的といえるのではないでしょうか。

今から始めよう!健康経営の始め方

会社にとっても従業員にとっても良い影響を与え、社会的信頼に繋がる健康経営ですが、まずはどこからスタートすれば良いのでしょうか。

これから健康経営の始め方について、簡単に説明していきたいと思います。

担当者や担当チームを設置しよう

健康経営に取り組むと一言でいいましても、社内に担当者がいなければ取り組みようがないでしょう。

外部の人間に健康経営の依頼をするケースもあるかもしれませんが、社内に健康経営の担当者や担当チームを設置することが大切になってきます。

社内の人間だからこそ社内の環境を把握しており、だからこそ取り組むべき内容も見えてくるのではないでしょうか。

社内の人間が健康経営の担当をすることで、1人でも多くの従業員が真剣に取り組むことが期待できますし、健康経営の参加率も期待できるかもしれません。

ゴールと計画を設定しよう

健康経営に取り組む際は、ゴールと計画を設定することが大切です。

社内の環境や改善点を把握した上で、より有効的な取り組みをすることがベストですが、取り組み内容の計画やゴール設定をあらかじめしておけば、より明確的になるでしょう。

目標設定をしながら健康経営の取り組み内容を細分化して考えていけば、より具体化するかもしれません。

健康経営の計画をする際に目標数値を定めることや、従業員が参加しやすい内容にすることも大切になってきます。

実行に移してみよう

健康経営は計画やゴール設定するだけではなく、実際実行に移してみてから見えてくるものも多いでしょう。

計画倒れではなく実際実行することが健康経営に取り組むために大切ですし、実績に繋がります。

健康経営の内容は会社により取り組み内容も様々になるでしょうが、ここで敷居を高くしてしまうと達成率も低くなってしまうのではないでしょうか。

実行する際には、従業員が取り組みやすい内容にすればそれだけ参加率も上がるかもしれませんので、まずは参加しやすいシンプルな内容で実行すれば良いかもしれません。

実行することで企業内で仕事以外の連携が誕生するかもしれませんし、取り組むことで従業員の健康状態改善の効果も期待できるでしょう。

施策実施後は振り返りを行おう

施策実施後は「実施したからおしまい」ではなく、内容について振り返りをすることも大切です。

振り返ることで改善点も見えてくるでしょうし、新たな取り組みへのヒントも誕生するかもしれません。

特に長期的に取り組むことで結果が数値として分かりやすく出るため、今後に繋がる大きなヒントを得ることができるのではないでしょうか。

従業員の参加率や成果率が思わしくなかった場合、取り組み内容に工夫を凝らしてみることや計画を立て直すことも大切になってくるでしょう。

健康経営も1度取り組んで終了ではなく、より掘り下げた取り組みや新たな取り組みが大切になってきます。

実際1度取り組むことで次に繋げやすく、従業員の取り組み率のアップするのではないでしょうか。

他社事例も参考にしてみよう

健康経営に取り組むに当たり、独自で考えることよりも、他者の事例を参考にすることも大切になってきます。

実際健康経営に取り組む大手企業様も多く、数々の健康経営取り組み事例や実績が存在しております。

健康経営の事例としまして、がん検診や長時間労働防止対策、禁煙運動やカロリーオフ活動、ウォーキングやラジオ体操の実施、セルフケアやラインケアの実施など様々といえるでしょう。

近年では健康経営に参加することをポイント制としている企業も多く、手軽に楽しく取り組むことができる工夫を凝らしている企業も増加傾向にあります。

実際に健康経営銘柄や健康経営優良法人に選定された企業の取り組み内容について、自社で取り組む健康経営に繋がるヒントにしてみてはいかがでしょうか。

健康経営アドバイザーや産業医を活用してみよう

健康経営に取り組んでいる企業が増えている今日、それに伴い健康経営アドバイザーと呼ばれる資格も存在しております。

健康経営アドバイザーは、健康経営への取り組みに対しアドバイスをすることができますが、専門家だからこそできるアドバイスも多数あるでしょう。

東京商工会議所では、健康経営アドバイザーを無料で派遣するサービスも備わっておりますので、健康経営に取り組む際に活用してみてはいかがでしょうか。

健康経営に取り組む際に、従業員の健康状態に対するデータが重要になってきますが、そこで頼りになるのが自社の産業医の存在です。

従業員の健康管理を担っている産業医だからこそ、健康経営に取り組む際に有効的な助言や指導が期待できますし、産業医は健康経営に携わることが可能です。

健康経営に取り組む際に、健康診断結果やストレスチェックの結果は大切なデータとなりますが、結果をチェックし事後措置をすることが産業医の役割でもあります。

同時に産業医は普段から従業員と面談をし、職場巡視をしているため、より従業員の健康状態や企業の状況を把握している立場であるため、健康経営取り組みの際に活用することを推進します。

産業医クラウドで健康経営のために産業医を探そう

産業医クラウド

会社の将来のためにも従業員の健康のためにも、健康経営は積極的に取り組んだほうが良い影響であることはもちろん、将来的に株価に影響を与えるといっても良いでしょう。

健康経営に取り組むに当たり、産業医をフル活用したほうが断然良いですが、そのためにも企業に良質な産業医を設置することが大切になってきます。

産業医の探し方は自由ですが、産業医探しには産業医紹介会社を利用する探し方が、より効率的で中身の備わった良質な産業医が見つかるのではないでしょうか。

産業医クラウドとは

Avenirとはフランス語で「未来」を意味しますが、産業医クラウドでは「休職を予防する未来型産業医」の紹介を実施しております。

そのためにも産業医を在籍させるに当たり、代表自らが通過率20%未満の厳しい面接を実施して厳選しております。

クオリティの高い産業医が在籍している以外にも、スタッフによる「もれなくすき間なく」のフォローも充実しております。

スタッフが各企業様のお話をお伺いした上で、よりマッチングした産業医を選任していき、産業医と企業間のフォローをしていきます。

産業医が業務にスムーズに入ることができるよう、産業医に対してもフォローを実施していきます。

万が一問題が発生した場合も対応できる体制を取り、産業医交代の際には無償で対応し、書類作成や提出の代行も対応しております。

無料人事向けセミナーの実施や復職プログラム運用に伴うサポートも対応しておりますので、ご相談いただければと思います。

紹介対象地域が限られている紹介会社もありますが、産業医クラウドは日本全国1,000事業所に対応した実績があります。

産業医選任前に読みたい「産業医の選び方読本」の無料プレゼントも実施しておりますので、よろしければ一度産業医クラウドへお問い合わせいただければと思います。

まとめ

長期的な観点から考慮すれば、健康経営に取り組むことで従業員が健康でいられるメリットがあり、従業員が健康であることは企業の向上も期待できます。

そういった意味で捉えれば、健康経営が将来的に企業の株価を左右するといっても良いかもしれません。

中身が備わり結果が期待できる健康経営に取り組みたい思いは共通するポイントになるでしょうが、そのためにも質の高い産業医の存在が重要になってきます。

質の高い産業医を設置して健康経営をスタートさせたいとお考えでしたら、Avenirで産業医探しをご検討してみてはいかがでしょうか。

コミュニケーションや事務能力に疑問…
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産業医の新規契約をまだ検討していない方も、お気軽に悩みを 聞かせてください。産業医の紹介以外でも、お役に立てるかもしれません。

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監修

栗原 雅直医師
くりはら まさなお

東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科に入局。1960年東大大学院生物系研究科博士課程修了。医学博士。2年間のパリ大学留学後、東大病院医局長、1966年虎の門病院勤務。初代精神科部長。川端康成の主治医を務めた。1990年大蔵省診療所長。財務省診療所カウンセラー