総合内科専門医の取得方法


総合内科専門医とは

一般社団法人日本内科学会認定の総合内科専門医とは、日本国の医師免許証を持ち、所定の期間、一般社団法人日本内科学会が認定した施設で内科臨床研修を行い、認定内科医資格認定試験(筆記試験と病歴要約の評価)を合格した者が「認定内科医」となります。
総合内科専門医は、認定内科医の認定を受けた後、さらに内科臨床研修を行い、総合内科専門医資格認定試験(筆記試験と病歴要約の評価)を合格した医師のことを指します。総合内科専門医は認定内科医の水準を超えて、広く研修医・レジデントや他診療科医からのコンサルテーションにも応じて適切な指導や内科診療を指示できる臨床能力を有します。

総合内科専門医の最新傾向

総合内科専門医試験受験者は、年々増えています。2013年までは多くとも500人程度でしたが、2014年に著しく増え、その後、年々増加しています。2016年には7731人に達しました。直近の2017年の受験者も7000人を超えました。現在、通常の試験、及び措置試験ともに、受験回数に制限は設けられていないようですが、年々合格率も下がっており、難易度の高い試験となっています。

受験資格

日本内科学会から認定内科医の認定を受けた後、内科臨床研修を修了する必要があります。
認定内科医および総合内科専門医を取得するための臨床研修は、学会が一定の規模と教育環境を有する施設として認定した施設で行われます。
受験申込み時に連続して三年以上の会員歴を有し、受験する年度までの会費を完納しているという条件も満たしていなければなりません。

提出書類

受持入院患者20症例の一覧表、20症例の病歴要約、退院時サマリーのコピー、学会または論文として発表した臨床研究(基礎的な研究は除く)、またはfirst authorで報告した症例報告のいずれかで計2件の業績が必要となります。

認定資格の更新について

認定更新実施のため、認定を受けてから5年を経た時に、認定更新の審査を受ける必要があります。

専門医の認定方法

受験資格と提出書類を満たし、総合内科専門医資格認定試験に合格することが認定条件です。
本記事は2018年7月時点のものです。詳細は学会のホームページをご参照ください。

一般社団法人日本内科学会ホームページ
https://www.naika.or.jp/nintei/seido/

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