エンジニア離職者3年連続ゼロ!
「フェアネス」な人事評価制度が変えるヘルスマネジメントの未来


エンジニア離職者3年連続ゼロ! 「フェアネス」な人事評価制度が変えるヘルスマネジメントの未来

今、世の中で普及している人事評価制度にあまり効果が見られないと感じる方も多いのではないでしょうか。チームを強くするために人事評価制度は大事な制度でありながら効果的な人事評価制度の仕組みを見出だすことができず悩んでいる方も多いと思います。

そんな中、新しい人事評価制度サービス「Unipos(ユニポス)」を提供するfringe81株式会社 Unipos事業責任者 斉藤さんに「ヘルスマネジメントから考える人事評価制度の仕組み」についてお伺いしました。

【目次】
・メンバーのコミュニケーションから発生する成果給サービス「Unipos」とは?
・ポジティブコミュニケーションの活性化がもたらす効果とは?
・成長企業が注目する理由とは?

メンバーのコミュニケーションから発生する成果給サービス「Unipos」とは?

―「Unipos」のサービスについて教えてください
「Unipos」は、従業員同士がそれぞれの仕事の成果を認め合い、少額の成果給を感謝や賞賛の言葉とともにリアルタイムに送り合えるサービスです。新しい成果給制度としてピアボーナスが注目されておりそれをカタチにしました。
※ピアボーナス:経済的な報酬を送る権限を従業員に与え、仕事の成果に対して従業員同士で報酬を送り合う仕組み

―なぜピアボーナスに目をつけそれをカタチにしようと考えたのですか?
弊社は今でこそエンジニアの離職者が3年間ひとりもいない職場環境ですが、過去には、新卒は今より離職率が高かったり、エンジニアとのコミュニケーションはうまくいかなかったりいった課題は常にありました。やはり様々な人事制度を試行錯誤して試し、失敗を繰り返しています。

そんな人事制度の試行錯誤の時に必要だと感じたのが「フェアネス」というキーワードでした。フェアネスを追求する過程の中で、生まれたのがUniposの前進となる「発見大賞」という人事制度です。

発見大賞は月に1回、全社会議で5名1組のチームとなってプレゼンをし合い、ポストイットに表彰したい従業員の名前を一人書いて、弊社代表の田中が回収するということをやっていました。ただ、このやり方だと月に1回なので日々の感謝が忘れられてしまい蓄積されなくなるという欠点がありました。そこで、リアルタイム性を持って、互いの貢献を共有し称えあうことができないかと考え、それを機能に落としたのがUniposというサービスです。

ポジティブコミュニケーションの活性化がもたらす効果とは

Uniposの画面

[キャプション:Uniposの画面]

―Uniposの特徴的な制度を教えてください
Uniposは成果給を機能にしたサービスですが、単なる金銭的なやりとりを発生させるツールではなく、コミュニケーションのオープン化を目的としています。

そこで弊社のサービスの中でなくてはならないのが「拍手」機能です。

拍手機能はUniposに投稿された内容に対して「拍手」をつけることができる機能ですが、この拍手機能をつけることによって、全く仕事で関わったことのない従業員が該当従業員の行動を知り、賞賛することができるようになります。

弊社には多種多様な職種の人間が働いており、業務内容もバラバラ。その中で普段全く関わらないとコミュニケーションをとる機会も他のチームの仕事を見る機会もありません。ユニポスでは他のチームのメンバーの行動に拍手を送ることができるため一つのコミュニケーションが発生します。

弊社ではこういったコミュニケーションがきっかけでチームを超えたプロジェクトがうまれています。また、プロジェクトの立ち上げといった大きなことだけではなく、普段ランチを一緒にいってみようかといった行動のきっかけにもなっているようです。

[キャプション:エンジニアは部署を超えた「バンチ」と呼ばれるチームを作り、月に一度対戦形式で交流しています。]

―お互いをオープンに認め合うことでコミュニケーションが広がっているということですね?それがエンジニア離職率ゼロにもつながっていると考えられますか?
そう思います。弊社ではもともとエンジニアは広いコミュニケーションができる仕事ではないため、どうしても縁の下の力持ちという形になっていました。たとえ素晴らしい仕事をしても誰も気づいてくれないという日のあたりにくい仕事です。その中でオープンに称えるということをするとエンジニアの仕事を周りが理解するようになり、称えられた本人も仕事により誇りをもてるようになっていきます。

人は誰しも承認欲求を持っています。今まではマネージャーやリーダーの目の届く範囲でわかりやすく売り上げの数字などがどうしても評価対象としてあげられていましたが、こうした「感謝」を見える化することで普段の行動に対して評価できるようになり「人に見えない仕事」が日の目を見るようになります。人に見られて認められるということでより良い仕事をしようという動機にもなり会社の組織を強くするというミッションにもつながっています。

―コミュニケーションの見える化が組織を強くするということですね。他にも何か期待できる効果はありますか?
これは弊社でもまだ実験中なのですが、コミュニケーションを分析することでその人がどういったことに興味関心があるのかということがわかるようになるのではないかと感じています。

―コミュニケーションの分析は面白いですね。
分析を進めると、例えば、従業員の興味関心のある仕事がわかったり、会話の中にとりいれたりといったことができるようになるかなと。また、普段の行動やコミュニケーションが蓄積されているので急になにか今までと違う発言をするようになったり、今までよく評価対象とされていた人がまったくそういった良い行動を起こさなくなった時に何かあったのかなと気づけたりと勤怠管理という側面にプラスしての利用もできるのではないかと考えています。

[キャプション:コミュニケーションの分析画面]

―なるほど。そういった点でたしかにヘルスマネジメントの一環になりますね。
はい。御社のサービス(Avenir産業医)の観点から考えると面談対象の方のコミュニケーションログが産業医の方の事前情報になり得るかもしれませんね。

成長企業が注目、その理由とは?

―Uniposはどういった人に使っていただきたいでしょうか。
Uniposを利用頂きたいと感じている対象組織は組織として拡大しているけれどその拡大に伴ってコミュニケーションの工夫改善が必要だと感じている企業です。

50名~100名くらいの事業所は成長中でありながらその成長に組織マネージメントが追い付かないということがあります。実際弊社もそうで、結果、離職率の高い時期もありました。

―なるほど。確かに弊社のサービス(Avenir産業医)でも50名~100名の急拡大組織は特にヘルスマネジメントに力を入れた方がいいと考えています。組織の成長に人の目が追い付かない部分を補うという点でも効果がありそうですね。
人のモチベーション向上のひとつとして大切なことは「褒める」ということだと弊社は考えております。
 
褒められたい、認められたいという承認欲求は年代、性別問わず誰しもがもっている欲求です。組織が大きくなるとマネージャーやリーダー一人で組織全体を見て褒めることはなかなか難しいという声もあるかなと。そういった時に目の届かない部分を補うひとつの手法としてUniposがあると感じています。

―ありがとうございます。最後の今後の展望を一言お願いします。
Uniposは、弊社で4年間改善を重ねて成功した社内制度を元にしているので、自信を持ってご提供しています。Uniposを様々なベンチャー経営者の方々にご利用いただき、日本のベンチャーの生産性を上げることができたら、これほど嬉しいことはありません。

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